スーツは誰にでも似合います。
しかし「なんだかスーツが似合わない」
「どんなスーツが自分に似合うのか?」
わからず悩んでいる男性は多いです。
スーツは「体型」・「肌の色」によって似合うスーツが変わります。
そのため人気ブランドや流行りの形のスーツが全員に似合うわけではありません。
仮に「自分に似合わないとわかっているけど着たいから着ている」という人は良いと思います。
しかし似合わないスーツを「何となく着てる」というのはもったいないです。
スーツは仕事での印象を左右する大事な道具です。
自分に似合うスーツを着ればオシャレ、スタイリッシュに見え、「男としての品格」が上がります。
自信もつきます。
スーツが似合わなくてお困りの人に向けて体型ごとの似合うスーツをご紹介します。
1.似合うスーツを選ぶポイント
似合うスーツを選ぶには「自分の体型」・「肌の色」を理解し、自分の体型の悩みを上手に隠すことが似合うスーツを見つける第一歩です。
「スーツの形」・「色柄」・「サイズ感」は身長・肩・お尻・足の長さの体型によって選ぶスーツが変わります。
体型だけでなくパーソナルカラーによっても似合う色・似合わない色があるので、選ぶスーツが変わってきます。
◇似合うスーツの形・色を着ると凛々しくなる
人は似合う色を着ると艶が出て若々しく「健康的」な印象になります。
反対に似合わない色を着ると覇気がなく「不健康」な印象になります。
スーツは形・サイズ・色柄、種類が沢山あります。
自分の体型・肌の色を理解していないと似合うスーツを見つけるのに時間がかかってしまいます。
まずは自分の体を理解し「適正サイズ」・「似合う色柄」を見つけるのがポイントです。
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2-1.ガッチリ体型
体型がガッチリしている人は自分の体型に比べて大きいサイズを着る傾向があります。
ガッチリ体型の男性が大きいサイズを着ると更に大きく見え「威圧感」が出てしまいます。
野暮ったくも見えます。
反対に少しでも細く見せようとサイズが小さめ・細身を着る男性もいます。
細身のラインのスーツはスーツ姿をスタイリッシュに見せてくれます。
しかし体のラインがわかるほどのピチピチの細身サイズスーツを着てしまうと、ガッチリ体型を隠しきれず余計に体型が目立ってしまいます。
無理して小さいサイズを着ている、安っぽいスーツとも思われます。
ガッチリ体型だからといって大きいサイズ・細身過ぎるサイズでなく体に合った適切なサイズを選ぶことがポイントです。
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2-2.身長が低くガッチリとした体型
身長が低く体格がガッチリしている男性はどんなスーツを選べば良いのか。
似合うスーツのポイントは3つあります。
◇身長が低くガッチリ体型の男性が似合うスーツのポイント
①.スーツのシルエット・色柄によって身長を高く見せる
②.スーツのシルエット・色柄によって引き締まった印象に見せる
③.周囲の視線を高い位置に向けさせる
■スーツの色柄
スーツの色柄ではトーンの薄いカラー・チェック柄だとガッチリ体型が膨張して見えてしまいます。
膨張色のスーツは無地でも体型を隠しきれません。
濃い色・ストライプ柄のスーツは視覚効果によって、体型が引き締まり全体的に縦長に見えるので身長が低い男性に有効です。
■スーツの形
スーツのジャケットはラペルが広いもの・ゴージラインが高め(上襟とラペルの間の切り替え部分)を選ぶと視線が上に集まりやすいです。
スラックスでは周囲の視線が下にいきにくくするため自然な細さ、裾の仕上がりはシングルがおすすめです。
■コーディネートのワンポイント
身長の低い人が色の明るい靴・デザインが派手な靴を履くと足元に視線がいき、身長の低さが目立ってしまいます。
そのため足元はシンプルにするのがおすすめです。
◆身長が低く体格がガッチリしている人のまとめ
■スーツの色は濃い色
■スーツの柄はストライプ柄
■ラペルが太め、ゴージラインが高め
■パンツは自然な細さ
■裾の仕上がりはシングル
身長が低くガッチリとした体格の方に似合うスーツの買い方・選び方をご紹介
2-3.身長が高くガッチリとした体型
身長が高くガッチリしている男性はどんなスーツが似合うのか?
似合うスーツのポイントは3つあります。
◇身長が高くガッチリしている男性が似合うスーツのポイント
①.身長の高さを生かす
②.体格は引き締まった印象に見せる
③.威圧感を与えない
■スーツの色柄
ガッチリしている体型の人が膨張色やチェック柄を着ると更に大きく見えてしまいます。
スーツの色柄では濃い色の無地や目立たないストライプ柄を着ると体格が引き締まって見えます。
はっきりしているストライプは似合いますが、ガッチリした体型の男性はただでさえ体型で威圧感があるのに、さらに威圧感が出てしまいます。
■スーツの形
スーツの形ではウエストラインが適度にシェイプしていると身長の高さもあるため体のシルエットが綺麗に見えます。
スラックスでは裾に向かって細くなっているテーパードの形がシルエットを更に綺麗に見せます。
◆身長が高くガッチリしている人まとめ
■スーツの色は濃い色
■無地、目立たないストライプ柄
■ウエストラインがシェイプ
■テーパードパンツ
身長が高くてガッチリしている人に似合うスーツの買い方・選び方をご紹介
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3-1.細身体型
細身体型の男性は細すぎるサイズを着てしまう傾向があります。
細身過ぎるサイズは第三者から「華奢」・「貧相」に見えてしまいます。
反対に少しでも体格を大きく見せようと大きいサイズを着てしまうとサイズが合っていないのが丸わかりになります。
細身体型だからといって細すぎるサイズ・大きいサイズを選ばず、体に合う適切なサイズを選ぶことが大事です。
【体型が細い】・【身長が低い】男性にはパターンオーダースーツがオススメ。
3-2.身長が低く細身体型
身長が低く細身の男性はどんなスーツを選べば良いのか?
似合うスーツのポイントは3つあります。
◇身長が低く細身体型の男性に似合うスーツのポイント
①.身長を色柄・スーツのシルエットによって高く見せる
②.体を大きく見せる
③.出来るだけ周囲の視線を高い位置に向けさせる
■スーツの色柄
スーツの色柄ではブルー・グレーの明るめのトーン、チェック柄・無地を選ぶと視覚効果で身長・体格を大きく見せることができます。
スーツの形では顔・胸に視線を向けさせなければなりません。
足元に視線がいくと身長が低いのが目立ってしまいます。
■スーツの形
ラペルが広め・ゴージライン(上襟とラペルの切り替え部分)が高いものを選ぶと視線が上に集まりやすくなります。
形では肩周りがしっかりとしていてウエストラインは絞っているスーツ、着丈が極端に短くない形は視線を上に集めやすいです。
スラックスでは周囲の視線が下にいきにくくするため、自然な細さで裾の仕上がりはシングルがおすすめです。
身長が低く細身の人でスラックスを細くし過ぎる人がいますが、身長の低さ・華奢なのが目立ってしまうので注意が必要です。
◆身長が低く細身の人まとめ
■スーツの色は薄い色のトーン
■無地・チェック柄
■ラペルが広め、ゴージライン高め
■肩周りがしっかりとしているスーツ
■パンツは自然な細さ
■裾の仕上がりはシングル
3-3.身長が高く細身体型
身長が高く細身体型の男性にはどんなスーツを選べば良いのか?
似合うスーツのポイントは2つあります。
◇身長が高く細身体型の男性が似合うスーツのポイント
①.身長の高さを生かす
②.体格を大きく見せる
■スーツの色柄
スーツの色柄では膨張色や柄の視覚効果によって体格をガッチリと見せることが大事です。
ストライプ柄を選ばられるならストライプの幅が広いスーツがおすすめです。
身長が高く細身体型の人は肩パットが入っているスーツを候補にされても良いです。
体格を大きく見せるにはベスト付きスーツ(3Pスーツ)もおすすめです。
スラックスでは適度にテーパードしているものが足のラインを綺麗に見せます。
裾の仕上げは折り返しのあるダブルにするとシルエットが綺麗に見えます。
◆身長が高く細身体型の人まとめ
■膨張色を選ぶ
■幅が広いストライプ、チェック柄
■ベスト付きスーツ
■テーパードパンツ
■裾の仕上がりはダブル
4.ぽっちゃり体型・お腹が出ている人に似合うスーツ
ぽっちゃりの体型・お腹が出ている男性はどんなスーツを選べば良いのか?
似合うスーツのポイントは2点あります。
◇ぽっちゃり体型・お腹が出ている男性に似合うスーツのポイント
①.スマートに見せる
②.お腹が見えないようにする
■スーツの色柄
スーツの色柄ではチャコールグレー・濃紺の濃い色は体型が引き締まって見えます。
ストライプ柄は体全体を縦長に見せる視覚効果があるので、細く見せることができます。
薄い色やチェック柄は体全体が膨張して見え、余計に体が大きく見えるのでおすすめしません。
■スーツの形
スーツの形では2つボタンのスーツ、ダブルスーツの6×4がスタイリッシュで体型を細く見せます。
スラックスでは股上が少し浅めのノータック・膝から裾に向かって細いスラックスが足のラインを綺麗に演出します。
裾の仕上がりはシングルがスッキリとして見えます。
◆ぽっちゃり体型・お腹が出ている体型まとめ
■濃い色を選ぶ
■ストライプ柄の縦長を演出する柄は
■ノータックのスラックス
■裾の仕上がりはシングル
「ぽっちゃり体型」・「お腹が出ている人」に似合うスーツの買い方、選び方のご紹介
5.いかり肩・なで肩の人に似合うスーツの形
いかり肩・なで肩とはどんな体型なのか?
スーツは体型によって似合うスーツが変わるのと同様に肩によっても似合うスーツが変わります。
◇いかり肩の男性が選びたいスーツ
いかり肩の人はたくましい印象になります。
もともといかり肩でたくましい印象の男性が肩パット入りのスーツを着てしまうと、体格の良さが強調され相手に威圧的な印象を与えます。
いかり肩で悩んでいる方はノーパットスーツを検討されたらどうでしょうか。
ノーパッドスーツを着用すると肩周りがスッキリし優しい印象に加え着心地が楽です。
ノーパットスーツはイタリアブランドに多い形です。
いかり肩の人はイタリアのブランドスーツを試されたらいかがでしょうか。
◇なで肩の男性が選びたいスーツ
なで肩の人は肩周りがスッキリとしているため、ノーパッドスーツだと着用ジワや襟が抜けることがあります。
印象面では「弱々しく」・「頼りなく」見えます。
なで肩で悩んでいる人は肩パットありのスーツを検討されるのがおすすめです。
肩パットが入ったスーツは肩周りがしっかり見え、男らしい印象になります。
肩パットありのスーツはイギリス・日本ブランドに多いので一度検討されてはどうでしょうか?
6.足が長く見えるスーツの着こなし
日本人は短足の人が多い傾向です。
足が短く見えるとスーツ姿が野暮ったく見えてしまいます。
視覚効果をうまく使うことによって足を長く見せる方法があるのをご存知でしょうか。
スーツを選ぶ際に3つポイントを意識するだけで足を長く見せることができます。
◇足を長く見せるスーツ姿のポイント
①.スーツの着丈の長さ
②.スラックスの股上
③.スラックスの裾の長さ
■スーツの着丈
ジャケットの着丈が長ければ足が短く見え、全体的に野暮ったく見えてしまいます。
反対にジャケットの着丈が短いと安っぽく見えてしまいます。
スーツの着丈の目安はお尻の付け根、もしくは付け根より少し上くらいが良いです。
■スラックスの股上
股上が深ければお尻周り・太もも周りが楽なため履くことができます。
しかし股下の距離が短くなり足が短く見える傾向があります。
※股上とはスラックスの股の分かれ目部分のことを指します。
※股下は股の分かれ目より下の部分のことを指します。
■スラックスの股下
スラックスの裾が長い・靴の上でたぶついてると足が短く見えます。
裾の長さはノークッションかハーフクッションが良いです。
ノークッションはスラックスの上から裾にかけてシワにならず一直線になっている長さです。
ハーフクッションは靴の上に若干クッションができる長さです。
裾の仕上がりはシングルにすると足がスッキリとして見えます。
「短足」でも足が長く見える!?スーツの選び方・着こなし方をご紹介
7-1.自分に似合うスーツの色の選び方
人は髪の色・肌の色・目の色・唇の色によって似合う色が違います。
生まれ持った色素に似合う色を見つけるには「パーソナルカラー診断」を受けられるのが良いです。
◇パーソナルカラー診断とは?
■スプリングタイプ
■サマータイプ
■オータムタイプ
■ウインタータイプ
4タイプから診断するものです。
スーツ-着こなしは大丈夫?絶対にモテないスーツの着こなし方。8つの多い事例。
7-2.パーソナルカラー簡単な診断方法
パーソナルカラーを判断するのに基準があります。
■肌
「イエローベース」の肌、イエベといわれる肌のタイプ↓↓↓
「スプリングタイプ」・「オータムタイプ」
「ブルーベース」の肌、ブルベといわれる肌のタイプ↓↓↓
「サマータイプ」・「ウインタータイプ」
■瞳の色
薄いのが「スプリングタイプ」・「サマータイプ」
濃いのが「オータムタイプ」・「ウインタータイプ」
■唇
スプリングタイプ・・ピンク、赤
サマータイプ・・ピンク、紫がかったピンク
オータムタイプ・・柔らかい黄赤、オレンジが混じった赤
ウインタータイプ・・色が薄い
■髪の色
ビジネスマンでは髪の色は黒の方がほとんどだとのため必要ないかもしれませんが、念のためご紹介します。
スプリングタイプ・・明るい茶、こげ茶
サマータイプ・・柔らかい茶、くすんだ茶色
オータムタイプ・・こげ茶、茶に近い黒髪
ウインタータイプ・・くすみがなくはっきりとした黒髪
パーソナルカラーを判断する基準を簡単にご紹介しました。
該当する項目が多いのタイプがあなたのパーソナルカラーになります。
診断を確実にするには専門家に判断してもらうのが一番良いです。
パーソナルカラーに興味を持たれた方は専門家に診断してもらったらどうでしょうか。
スーツ量販店(青山・AOKI)。どこで買うのが正解?特徴をご紹介。
7-3.パーソナルカラーごとの印象
パーソナルカラーによって人からの印象が変わります。
どのタイプが「どんな印象なのか?」をご紹介しまし。
■スプリングタイプ
黄みがかった血色の良い肌、瞳は明るい茶色の人が分類されます。
□印象
明るく爽やかなイメージ。
見た目が若々しいので実年齢より若く見える
少年を感じさせる一面もあります。
華やかで爽快な明るい色が似合うタイプです。
■サマータイプ
繊細なピンクの肌、瞳の色はくすみのある茶系・黒の人が分類されます。
□印象
知的で上品なイメージ
堅苦しくなく柔らかい印象
柔らかなパステルカラーが似合うタイプです。
※原色のような明るい色ではなく白を混ぜた中間色
■オータムタイプ
血色がなく黄みがかった肌、瞳の色が深みのある濃いこげ茶色の人が分類されます。
□印象
高級感があって落ち着いているイメージ
包容力がある大人な印象
ツヤが少なく落ち着いた色合いが似合うタイプです。
■ウインタータイプ
血色がなく青みを感じさせる肌、瞳の色が黒・濃い茶色の人が分類されます。
□印象
クールでかっこいいイメージ
個性的な印象
鮮やかな色や黒が似合うタイプです。
百貨店に多いスーツブランド10ブランドまとめ(五大陸、ダーバン、ブルックス、マッキントッシュ、リング、ティモシー 、リチャードジェームスetc)
いかがでしたでしょうか。
スーツが似合わない・スーツを着てもしっくり来ない人に向けて、似合うスーツの見つけ方をご紹介しました。
スーツは人によって似合う色・形が違います。
似合うスーツを着ると見た目の印象・仕事での印象が変わります。
デキるビジネスマンは似合うスーツを着ているともいわれています。
似合うスーツを見つけるために自分の体のことを理解することが重要です。
今回ご紹介した内容を参考に似合わないスーツを脱却して頂けたら幸いです。
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