ビジネスカジュアルを導入する企業・会社が増えたことで以前に比べてネクタイを締める人が少なくなりました。
しかしビジネスカジュアルが導入されてもクールビズ時期以外はネクタイの着用を求められるビジネスマンは多くいます。
ネクタイは印象を左右し、女性もよく見ているポイントの一つです。
ビジネスカジュアルで周囲より「おしゃれに見せたい」と思う男性はジャケット・シャツ・スラックスだけでなく「ネクタイ」にもこだわることが重要です。
ビジネスカジュアルでワンランク上に見せるネクタイの一つとして「ニットタイ」があります。
ニットタイは仕事で使えるのか?人気・魅力・マナーについてご紹介します。
1.ニットタイとは?
ニットタイは20世紀前半に登場した編み地になっているネクタイのことです。
セレクトショップや百貨店のネクタイ売場、ネクタイ専門店でも多く取り扱われているので見かけられたことがある人は多いのではないでしょうか。
ニットタイを締めると柔らかい、優しい、おしゃれな雰囲気になるので、ビジネスカジュアルに人気のネクタイです。
Vゾーンをニットタイに変えるだけで雰囲気がガラッと変わります。
今までと同じスーツ・ジャケットでも見え方が変わります。
ニットタイはジャケパンスタイルだけでなく、スーツ・ノージャケットスタイルにも幅広く使える汎用性の高いアイテムです。
【オフィスカジュアルとビジネスカジュアルの違いとは?】NGの着こなしと人気のあるアイテムをご紹介。
2.ニットタイは仕事で使えるのか?
「ニットタイはカジュアルな要素が強いので仕事で使っても良いのか?」
と疑問を持つ人がいます。
ニットタイはビジネスカジュアル・オフィスカジュアルで使うことができます。
しかし服装に厳しいお客様やお取引先様、目上の人との商談、業界によってはNGになることがあります。
ビジネスカジュアルの基本として、相手を不快にしないことが第一条件です。
自分の業界・会社、お客様・お取引先様のことを考えて着用するようにしてください。
【ビジネスカジュアルで絶対に持っておきたい】紺のジャケット。理由をご紹介。
3.ニットタイの素材
ニットタイは秋冬用のネクタイと思われてる人がいますが、素材を使い分けることによって一年中使うことができます。
ニットタイに使われる素材には種類があり、素材によって使えるシーズン・時期が異なります。
素材選びを間違えてしまうとオシャレなニットタイもかっこ悪く見えるので注意が必要です。
◇ニットタイ素材
春夏・・コットン
清潔感と爽やかさを演出できます。
秋冬・・ウール
温かみがあり優しい雰囲気を演出できます。
オールシーズン・・シルク
高級感を演出することができます。(春夏に濃い色を使うと雰囲気が重たくなるので注意が必要)
季節によって素材・色・柄を使い分けるようにしてください。
低価格のポリエステル素材のニットタイなどもありますが、チープで安っぽい印象になることがあるので避けられた方が賢明です。
【ビジネスカジュアル】クールビズ・ウォームビズで使える・使いやすいワイシャツ・ドレスシャツは?
4.ニットタイが使える年齢は?
ニットタイは若い人だけで30代・40代・50代などの年齢が高くなれば使えないのではないか?
と思って着用を避ける人がいます。
ニットタイは着用シーンや素材を間違わなければ、
「年齢に関係になく着用することができます。」
年齢が高い人でもビジネスカジュアルスタイルやスーツスタイルに合わせています。
そのためニットタイの着用で年齢を気にする必要はありません。
年齢が高くなるほど若々しくてオシャレ感を演出しやすいネクタイです。
ニットタイは女性からも「可愛い」と評判が良いので、周囲と差をつけるには持っておきたいネクタイです。
【周りと差をつけるビジカジコーデ。】チェック・ウインドーペン・グレンチェック・千鳥を活用。
5.ニットタイの色柄は?
ニットタイには色柄がたくさんあります。
色では「ネイビー」・「グレー」・「ボルドー」・「ブラウン」・「グリーン」など様々な種類がありますが、派手すぎない色がおすすめです。
柄では「無地」・「ドット」・「ボーダー」などがありますが、ビジネスカジュアルで使うなら「無地」がおすすめです。
無地のニットタイは無地・ストライプ・チェックのスーツに幅広く合わせることができます。
「ドット」・「ボーダー」など柄物のニットタイもオシャレで良いですが、カジュアルな印象が強くなることがあります。
柄物を選ぶ際はなるべく小さめの柄がおすすめです。
【ビジネスカジュアルではどんなスラックス・パンツが正解?】クールビズ・ウォームビズに人気のスラックスとは?
6.ニットタイのコーディネートで気をつけたいポイント・マナー
①.ラペル幅(襟)
ニットタイに限らず、ネクタイをスーツ・ジャケットに合わせる際、スーツ・ジャケットのラペル幅(襟の幅)と合わせるのか基本です。
多くのニットタイは横幅が7センチ〜9センチほどの物が多いです、
ラペル幅(襟の幅)の広いスーツ・ジャケットとは合わせにくいので注意が必要です。
②.着崩さない
ニットタイは元々カジュアルな印象を演出するネクタイです。
派手なジャケット・派手なシャツ・派手なパンツとの組み合わせは軽薄なイメージになることがあります。
着崩し過ぎないことを意識するようにしてください。
③.結婚式での参列ではNG
ニットタイはカジュアルな印象が強いネクタイのため、結婚式での参列はNGです。
稀に勘違いをして周囲よりおしゃれに見せたい、差をつけたい、目立ちたいという理由でニットタイをする人がいます。
結婚式は自分自身がオシャレに見せる場、目立つ場ではありません。
おしゃれどころかマナー違反になるので避けるようにしてください。
ニットタイは結婚式の参列ではNGですが、二次会やパーティーでは使うことができます。
二次会・パーティーなどのカジュアルなシーンでのニットタイはオシャレ感・周囲と差をつけることができます。
【結婚式にしていくネクタイの色柄は?】親族・友人・主賓・上司、ゲストごとのご紹介。
7.ニットタイの保管方法
ネクタイの保管方法としてシワにならないように吊るして保管している人がいます。
ニットタイは編み地になっているため、吊るして保管するとニットやセーターのように伸びてしまいます。
ニットタイを保管する際は丸めて棚に保管するようにしてください。
20代から50代まで使える【人気ネクタイブランド】とは!?プレゼント・ギフトにも最適なブランドをご紹介。
ビジネスカジュアルでワンランク上に見せるニットタイの人気・魅力についてご紹介しました。
ニットタイは締めるだけでスーツ・ジャケット・ノージャケット姿の印象がガラッと変わるため、若い人から高い年齢層に人気・魅力あるネクタイです。
ビジネスカジュアルで人よりオシャレ感を演出したい、柔らかい優しい雰囲気を演出したい人には向いています。
周囲のビジネスカジュアルと差をつけるなら一度ニットタイを検討されてみてはどうでしょうか。
今回ご紹介した内容が皆様の参考になれば幸いです。
【タイピンはおじさんっぽい?】スーツ・ジャケットを格上げするタイバー・ネクタイピンの魅力・メリット・マナー・使い方をご紹介。