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【リネン・麻生地・素材とは?】ジャケット、シャツは仕事で使えるのか?ファッション・生活に役立つ特徴・メリット・デメリットをご紹介。


暑くなってくるとジャケットやシャツといった衣類、布団カバーやシーツの寝具で使われるリネン・麻素材。

私達が普段何げなく使っているリネン・麻素材とはいったいどういった特徴があるのか?

仕事で使うジャケットの素材ならウールやポリエステル、シャツならコットン、ポリエステルが多いなか、リネン・麻素材を使ったジャケット・シャツは仕事で使うことができるのか?

身近にあるけど知らないリネン・麻素材についてご紹介します。

 

目次

1-1.リネン・麻素材とは?

1-2.リネンとラミーの違い

2.リネン・麻素材の特徴(メリット)

3.リネン・麻素材の特徴(デメリット)

4.リネン・麻素材のジャケット、シャツは仕事で使えるのか?

5.リネン・麻素材のジャケット、シャツはどこで買うのが良い?

6.まとめ

 

1-1.リネン・麻素材とは?

リネンはフラックスという亜麻科の植物から作られる天然の植物の繊維。

リネンの発祥は紀元前8000年頃と言われており、「人類最古の繊維」とも言われ長年使われてきた便利な繊維です。

人類最古の繊維と言われるリネンですが、リネンと麻は違うのか?と疑問を持たれる人も多いです。

リネンは麻の一種、麻素材とは植物から作られる繊維の総称のことです。

麻の種類にはリネン、ラミー、ジュート、ヘンプなどの種類があり、麻はこれらを総称して麻素材と言います。

リネンは数ある麻素材の一種のため麻素材といえばリネンということにはなりません。

種類がある麻素材ですがジャケットやシャツに麻素材と表記されていたらどの麻素材を使っているのか?と疑問に思う人もいると思います。

日本の家庭用品質表示法ではリネンとラミーの2種類が麻表示を許可されています。

ジャケットやシャツに麻素材と表記されているのであればリネンかラミーが使われているということになります。

 

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1-2.リネンとラミーの違い

リネンとラミーはどちらも麻素材ですが、産地、素材の風合いが異なります。

リネンは古くからヨーロッパで用いられてきた素材でラミーは日本を含むアジア圏で用いられてきた素材です。

同じ麻素材であってもリネンは繊維が細く短く、ラミーの繊維は太く長いです。そのため手触りや艶などの風合いが違います。

リネンはラミーに比べると柔らかい風合いがあります。ラミーは独特のコシがあるためしっかりとした手触り、シルクに似た光沢感があります。

 

2.リネン・麻素材の特徴(メリット)

リネン・麻素材は春夏に代表される天然繊維です。

リネン・麻素材はメリットの多い特徴を多く持っているため古来から親しまれています。

 

◇リネン・麻素材の特徴(メリット)

①.天然繊維の中では最も涼しい

②.耐久性に優れ長持ちしやすい

③.汚れにくい・ニオイにくい

④.変化を楽しむことができる

⑤.秋冬でも使える

 

①.天然繊維の中では最も涼しいと言われる

リネン・麻素材はコットンやウール、シルクなどの天然繊維の中でも熱伝導性に優れているので体温をすばやく放熱してくれます。

リネン・麻素材は熱伝導性の点から天然繊維で作った衣類のなかでも最も涼しいと言われています。

※熱伝導・・熱の伝わり方を表したもの

リネン・麻素材が春夏に重宝されるのは熱伝導性だけでなく、吸水性、発散性にも優れているためです。

リネン・麻素材の吸水性はコットン(綿)のおおよそ4倍ほどと言われています。

汗ばむ季節や湿気の多い季節でもすばやく汗を吸水し発散してくれるのでベタつかず快適に着れる特徴を持っているのでリネン・麻素材は春夏に重宝されています。

 

②.耐久性に優れ長持ちしやすい

リネン・麻素材は繊維に強いコシがあるためリネン・麻素材を使った製品は丈夫で長持ちしやすいです。

同じ天然素材であるコットンとリネン・麻素材で同じ程度の厚みで耐久性を比べるとリネン・麻素材はコットンのおおよそ2倍ほどの耐久性があると言われています。

リネン・麻素材は耐久性だけでなく摩擦にも優れる耐摩耗性も優れています。

天然繊維のなかでも丈夫さ、耐久性に優れている点もリネン・麻素材が古来より親しまれている特徴の一つです。

 

③.汚れにくい・ニオイにくい

春夏のシーンでは汗をかきやすく汚れがジャケットやシャツに付着しやすいです。

天然素材のコットンはリネン・麻素材に比べて汚れが繊維の中に浸透しやすいので汚れ、ニオイがつきやすいです。

リネン・麻素材は細菌の発育や増殖を阻止する性質も持っています。リネン・麻素材の繊維の中にはペクチンといわれる膠質が含まれておりペクチンは汚れをはじいてくれます。

汚れはニオイの原因にもなるため繊維のなかに汚れが染みこみにくいのはニオイの予防にもなります。

リネン・麻素材は上記のような特徴から抗菌、防臭の効果があり、涼しいだけの素材ではありません。

汚れにくいニオイにくい春夏のジャケットやシャツに向いている素材です。

 

④.変化を楽しむことができる

リネン・麻素材を使ったジャケットやシャツは上質感、優しい肌触りがあります。

リネン・麻素材は使い始めも良いのですが、長く使えば使うほど風合いが増し肌に馴染んでいきます。使い込むことによって楽しめる風合いの変化もリネン・麻素材の特徴の一つです。

 

⑤.秋冬でも使える

リネン・麻素材は春夏に代表される素材なので秋冬のシーズンでは使えない素材と思っている人が多いです。

しかし秋冬でもリネン・麻素材は使うことができます。

リネン・麻素材は繊維の中にある空洞や汗・水分の関係によって夏は熱を逃し涼しく、冬は空気をため暖かくしてくれます。

夏場では身体から多くの水分が蒸発されています。リネン・麻素材の繊維のなかの空洞に水分が溜まりますが、リネン・麻素材の高い発散性によって水分を外に逃してくれるのでベタつかず夏場でも快適な着心地です。

冬場ではリネン・麻素材の繊維のなかの空洞に空気を保つことで断熱材の役割を果たし保温効果につながります。空気をためこむ断熱材の役割によってリネンは秋冬でも快適に着ることができます。

リネン・麻素材は春夏を代表する素材ですが秋冬でも使うことができます。

 

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3.リネン・麻素材の特徴(デメリット)

リネン・麻素材はメリットの多い特徴を多く持っていますが、デメリットもあります。

 

◇リネン・麻素材の特徴(デメリット)

①.縮みやすい

②.シワ

③.ネップ(節)

④.紫外線に弱い

⑤.色落ちしやすい

 

①.縮みやすい

リネン・麻素材は洗濯やクリーニングによって縮みやすいデメリットがあります。

縮んでしまう割合はリネン・麻素材の密度によって変わってきますが、モノによっては5%〜10%ほど縮んでしまうことがあります。

 

②.シワ

リネン・麻素材は生地にハリがあるので着用の仕方や洗濯によってシワになりやすいです。

リネン・麻素材の繊維の強いコシは丈夫さ、耐久性があって良いのですが、きついシワによって繊維が折れてしまうことがあります。

繊維が折れてしまうとアイロンやプレスで伸ばしても白い跡などが残ることがあります。

 

③.ネップ(節)

リネン・麻素材は素材の特性上ネップ(節)が出やすいです。

ネップ(節)とは生地の表面に出てくる糸の塊、ぽっこりとしたスジのことです。

天然素材は性質上、均一に整った糸を紡ぐことは難しく、なかでもリネン・麻素材はネップが出やすいです。

天然素材であるリネン・麻素材のネップを無くすことは難しく、自然な風合いとして理解するしかありません。

 

④.紫外線に弱い

リネン・麻素材は紫外線に長時間当たると変色することがあります。

ハンガーにかけて長時間、日に当てていると肩の部分が変色してしまうことや色ムラができることがあります。

一度変色や色ムラが出来てしまうと元に戻す修理は難しいです。

洗濯で干す際は出来る限り、日に当たらない場所や日陰で干すことが変色の予防となります。

 

⑤.色落ちしやすい

リネン・麻素材は汚れがつきにくい良さがありますが、繊維に色が入りにくいため色落ちしやすいです。

色が濃いものほど色落ちがしやすく、アルカリ性の洗剤は色落ちが激しいのでリネン・麻素材を洗濯する際は中性洗剤が良いとされます。

 

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4.リネン・麻素材のジャケット、シャツは仕事で使えるのか?

リネン・麻素材のジャケット・シャツは普段着、カジュアルのように見えて「仕事で使うのは難しいのでは?」と心配されるビジネスマンも多いです。

リネン・麻素材のジャケット・シャツは昔から春夏を代表する素材としてビジネスシーンで多く使われています。

近年ではビジネスカジュアルやオフィスカジュアルの導入によりビジネススタイルであってもカジュアル化が進んでいるので、ジャケットやシャツにリネン・麻素材が使われていても仕事で使うことができます。

もちろんビジネスで使えるといっても奇抜なカラーやデザインはビジネスシーンに適していないので不向きです。

ビジネスシーンに向いている紺、グレーのジャケットや白のシャツなどは仕事で使うことができます。

 

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5.リネン・麻素材のジャケット、シャツはどこで買うのが良い?

春夏のビジネスシーンに涼しいリネン・麻素材のジャケット、シャツを買うなら百貨店のブランド、セレクトショップをおすすめします。

百貨店のブランドショップでは上質な素材を使った仕立ての良いジャケットやシャツが多く展開されています。

 

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セレクトショップではトレンドやデザインを取り入れたオシャレでカッコいいジャケット、シャツが展開されています。

 

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ジャケット・シャツを選ぶ際に価格で選ぶ人がいますが、価格で購入するのはおすすめしません。

リネン・麻素材で素材・仕立てにこだわったジャケット、シャツは着心地が良く長持ちもしやすいため長く着ることができます。

リネン・麻素材のジャケット、シャツを選ぶなら価格にこだわるのでなく素材、仕立てにこだわることをおすすめします。

 

6.まとめ

リネン・麻素材は秋冬でも使われますが、春夏を代表する素材として古来より親しまれている素材です。

縮みやシワとデメリットもありますが、涼しい、丈夫、汚れにくいニオイにくいと沢山のメリットを持った素材です。

リネン・麻素材はメリットの多さからビジネス、カジュアルの衣類、寝具とさまざまなシーンで使われています。

リネン・麻素材のジャケット・シャツはカジュアルに見えるということで仕事で使うことを心配されるビジネスマンがいますが、仕事で使うことができます。

ビジネスマンの仕事着を販売するスーツブランド、ビジネスブランド、量販店でもリネン・麻素材を使った春夏のジャケットやシャツを多く販売しています。

ビジネスシーン、仕事に不向きならばリネン・麻素材の商品は販売はされません。

リネン・麻素材は仕事、普段着とオン・オフとどちらのシーンでも使われる素材です。

リネン・麻素材の特徴を知りたかった人や仕事で使えるのかを心配されていた人に今回ご紹介した内容が参考になれば幸いです。

 

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