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【スーツ・ジャケットの袖は修理できる?】基準の長さは?価格・期間とは?

スーツ・ジャケット/袖の修理

 

スーツ・ジャケットの印象を左右する大事な袖の長さ。

スーツ・ジャケットの袖の長さが気になるので修理をしたいと希望する人がいます。

 

「スーツやジャケットの袖の長さは修理が可能なのか?」

「そもそもスーツ・ジャケットの袖の長さの基準はどれくらいなのか?」

 

スーツ・ジャケットの修理についてわからない人は多いと思います。

スーツ・ジャケットの袖の長さの修理、袖の長さの目安についてご紹介します。

 

スーツ・ジャケットの袖の長さが合ってないとどんな印象?

グレースーツ

 

スーツやジャケットの袖の長さはスーツの見た目の印象を左右します。

 

袖の長さが合っていないとブランドスーツ、上質なスーツを着ていても大変カッコ悪いです。

スーツ・ジャケットの袖が長いと「野暮ったい」、「だらしない」印象になります。

 

袖が短いと小さいスーツを「自分の体型を理解せずに無理して着ている」、「チープな安っぽいスーツ・ジャケット」の印象になります。

スーツ・ジャケットの袖は自分が思って以上に印象を左右します。

 

綺麗にスーツ・ジャケットを着こなすために袖は修理できるのか?袖の長さの基準についてご紹介します。

 

スーツ・ジャケットの袖の長さは修理できる?

スーツ

 

スーツ・ジャケットの袖は長くも短くも修理することができます。

スーツ・ジャケットの袖は長さを調整できるように設計されています。

 

袖が長いなら短く、袖が短ければ長くすることができます。

 

スーツ・ジャケットの袖を長くする場合、作りによって修理ができない場合もあります。

袖を長く修理できても長くするには限度があります。

 

スーツ・ジャケットによりますが、長く修理できても1センチ〜2センチほどになります。

極端に袖を4センチや5センチほど長くすることはできません。

 

スーツ・ジャケットの袖の長さの基準とは?

 

スーツ・ジャケットの袖の長さの基準はどれくらいなのか?

袖の長さの基準を測る方法をいくつかあるのでご紹介します。

 

◇スーツ・ジャケットの袖の長さ基準とは?

■袖の長さの基準①

ジャケットを着て手を下ろした状態で、袖先から親指の先までの長さを測ってください。

長さが10センチ〜13センチほどが基準と言われています。

身長が170センチほどの男性でしたら袖口から親指の先が10センチから11センチほど。

身長が180センチほどの男性であれば袖口から親指の先が12センチから13センチほどを基準にされたらいいです。

 

■袖の長さの基準②

ジャケットを着て手を下ろした状態で手の甲を外側に曲げます。

手の甲と袖口がちょうど当たるくらいが目安とも言われています。

 

■袖の長さの基準③

ジャケットを着てドレスシャツの袖先が1センチ〜2センチ程度見えるのが目安。

しかしドレスシャツの長さにも左右されるので注意が必要です。

 

スーツ・ジャケットの袖の長さを修理する方法

 

スーツ・ジャケットの袖の長さを修理する方法は袖口から修理、肩先から修理する2パターンあります。

これはスーツの袖の仕様やスーツ、ジャケットの素材によって変わります。

肩先で袖の長さを修理する方法は袖口で修理するより手間もかかり修理代金も高くなります。

 

◇袖口から長さを修理できる場合

袖口から修理できる仕様の場合は「機械切羽」、「切羽飾り」、「飾りなし」の場合です。

 

※切羽とはボタンホールに見せかけた穴かがりのこと

 

袖が機械切羽、飾りなしであっても素材によっては元々付いているボタンや飾り切羽をはずすと跡が残る場合があります。

跡が残る場合は肩先からの修理になることがあります。

コットン(綿)素材、ポリエステル、シルク(絹)などの素材は跡が残りやすく、ツメる幅によっては肩先からの修理になります。

 

◇肩先からの修理の場合

肩先からの修理の場合は「本切羽本開き」の場合や元々付いてるボタン、飾りをはずすと跡が残る場合です。

 

※本切羽とは袖口が開くこと

※本開きとはボタンホールが穴が開いてること

 

アンフィニッシュのジャケットの袖を本切羽本開き仕様にしてしまうと後から袖口からの修理ができません。

肩口から修理できるところもありますが、断る修理屋さんもあります。

肩口からの修理は技術も入り、着心地も変わってしまうことがあります。

本切羽本開きの場合の袖の修理は技術力がある修理屋さん以外はおすすめしません。

 

スーツまとめ-袖は本切羽本開きが高級品?おしゃれ?ボタンの数は?徹底解明。

 

スーツを買うなら本切羽本開きが良いのか?

 

少し話が逸れますが、

本切羽本開きは袖の修理もできにくいのに「何故するのか?」と疑問に持つ方もいます。

 

本切羽本開きは医者が診療の際に腕まくりをしやすくするために誕生したと言われています。

 

本切羽本開きにすることで袖におしゃれ感や高級感を演出できます。

 

しかし本切羽本開きをしていれば高級や本格派というわけではありません。

 

一昔前までは本切羽本開きはオーダーメイドが主流でしたが、近年では安い量販店の既製品でも高級感を演出するために販売されています。

 

先程もご紹介しましたが本切羽本開きにしてしまうと袖の修理ができません。

 

既製品のスーツで袖口にボタンが付いていないアンフィニッシュのスーツは購入の際に付けてもらえ、本切羽本開きにすることもできます。

既製品のスーツでも修理で本切羽本開きにすることができます。

本切羽本開きにするかは本人の好みやこだわりによるところが大きいです。

 

スーツ・ジャケットの袖の長さを修理する代金・お直し代金はいくらくらい?

 

袖の長さの修理はスーツ・ジャケットの袖仕様が「あきみせ」、「額縁仕立て」、「切羽飾り」、「袖の調整する長さ」、「技術力」によって修理代金・直し代金は変わってきます。

 

◇スーツ・ジャケットの袖の仕様

■あきみせ・・ジャケットの袖が開かないのに開くように見せているデザイン↓↓↓

 

■額縁仕立て・・ジャケットの袖が額縁の角のように仕立てられている↓↓↓

 

「あきみせ」、「額縁仕立て」、「切羽飾り」があるスーツを修理、お直しする場合の金額の平均は3500円〜5000円ほどです。

また短くする袖の長さによってプラス料金がとられることがあります。

※価格は前後しますのであくまでも参考程度にしてください。

 

スーツ・ジャケットの袖の長さを修理する期間はどれくらい?

 

袖の長さを修理する期間・お直し期間はお店や時期によって異なります。

 

平均して一週間から10日程度のところが多いです。

 

1月、7月のセール時期、3月の入学式、就職活動の繁忙期は混み合うため10日以上修理期間、お直し期間がかかることがあります。

着用日が決まっている男性は前もって修理・お直ししてるほうが安全です。

 

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スーツ・ジャケットの袖の長さの修理はどこでできるの?

スーツ・ジャケットの袖の長さの修理はスーツを購入したお店に持って行けば修理をしてくれます。

ネットや遠方で買って購入場所に行けない場合はお近くのリフォームショップでも袖の長さを修理してくれます。

 

一部ですがネットでスーツ・ジャケットの袖の長さの修理を対応してくれるお店もあります。

購入したお店の雰囲気が良ければ、購入したお店に持って行くのが一番安心です。

 

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スーツ・ジャケットの袖の長さは修理できるのか?

袖の長さの基準、袖の長さを修理する価格、期間についてまとめさせていただきました。

 

スーツ・ジャケットをスタイリッシュ、清潔に着こなすなら袖の長さは重要です。

今着ているスーツ・ジャケットの袖が長いのであれば修理することをおすすめします。

またスーツ・ジャケットの袖の長さを修理するのはコストと手間がかかります。

購入の際、試着で袖の長さが気になるなら後々手間がかからないように修理しておくのが懸命です。

 

今回ご紹介した内容が皆さまのスーツ・ジャケットの着こなしのお役に立てれば幸いです。

 

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HIRO

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