大切な息子・娘。
息子・娘の結婚式が決まると「両家の顔合わせ」があります。
顔合わせでは「場所の格式や雰囲気」・「両家の服装の格」を合わせなければなりません。
両家話し合いのもと、場所はホテル・レストラン。
服装はスーツと決まったが、「どんなスーツを着て行けばいいのか?」
スーツの選び方がわからないと頭を抱える父親も多くいます。
父親のなかには
「スーツなら何でも良いのでは?」
「冠婚葬祭で着る「フォーマルスーツ」を着て行けばいいのでは?」
と思っている方がいます。
しかし両家の顔合わせではスーツなら何でも良いわけではありません。
スーツを間違えてしまうと相手に失礼にあたり、大切な息子、娘に恥をかかせてしまいます。
一度、心象を悪くしてしまうと悪い心象を拭うのには時間がかかります。
人は見た目ではないといいますが、「人は第一印象で印象を決めてしまう」傾向です。
親としては失敗できない場面です。
ホテル・レストランでの「顔合わせ」で父親が着て行くべきスーツ、コーディネート方法についてご紹介します。
顔合わせで着るスーツの色は?
父親がホテル・レストランの顔合わせで着ていくべきスーツの色は「ダークスーツ」、「ネイビースーツ」です。
スーツは色が濃くなるほどフォーマルの度合いが高まります。
顔合わせはかしこまった場面のため、フォーマル度合いが高いダーク系のスーツが良いとされます。
ダークスーツは「ブラック」、「チャコールグレー(黒に近いグレー)」のことを指します。
◇ダークスーツ・ネイビースーツの印象
ダークスーツのような暗めのトーンのスーツは「威厳」が出て「全体が引き締まった」印象になります。
◾️ネイビースーツの印象
ネイビースーツは「濃紺」や「トーンが暗めのネイビースーツ」が望ましいです。
ネイビースーツはダークスーツに比べて「顔映りが明るく」、「華やかな」印象になります。
「明るい紺」や「ブルー」は顔合わせにふさわしくないので避けるようにしてください。
スーツの柄は?
顔合わせのスーツの柄は「無地」、「シャドーストライプ」のような柄が目立ちにくい柄のスーツが望ましいです。
ブラックスーツは黒の濃さによって「重々しい雰囲気」になることがあるので、黒の濃さによって「シャドーストライプ」を選ばられても良いです。
「太いストライプ」・「大きいチェック」等の派手な色柄のスーツは顔合わせにはふさわしくないので避けるようにしてください。
スーツの形とは?
スーツの形の種類は大きく「ダブルスーツ」・「シングルスーツ」があります。
スーツの形はビジネスで主流の「シングルスーツ」が一般的です。
スーツの上着・ジャケットの形は「2つボタンのノッチラペル」、
パンツ・ズボンは「ノータック」・「ワンタック」が一般的です。
綺麗なシルエット、体型をシャープに美しく演出するなら、「適度な細身」の「ノータック」スーツがおすすめです。
スーツを選ぶ際の注意点
父親の「風格」を出すためには色・柄・形だけでなく、「スーツの仕立て」も重要です。
良いスーツは着用すると体にフィットし「立体感」が生まれ、見た目に「高級感」・「品格」が出ます。
「ダークスーツ」や「ネイビースーツ」等の濃い色のトーンのスーツは仕立てが悪いと高級感、品格が出にくい傾向にあります。
スーツは顔合わせでしか使わないということで、仕立ての悪いスーツで間に合わせる男性がいます。
あまりにも安っぽい、チープなスーツは相手に失礼にあたることがあります。
スーツは色・柄・形だけでなく「スーツの仕立て」にも注意が必要です。
両家顔合わせで着るシャツの色柄は?
顔合わせはかしこまった場なのでスーツに合わせるシャツの色柄は「白の無地」が一番適しています。
「ドビーストライプ」・「地模様」でも目立たない柄であれば構いませんが、一番無難で安心感があるのが「白の無地」です。
「カラーストライプ」・「チェック」等の派手な色柄は顔合わせには不適切なので避けるようにしてください。
シャツの襟型を選ぶなら「セミワイド」・「ワイド」
シャツは襟の形が「レギュラー」・「セミワイド」・「ワイド」・「ボタンダウン」といくつか種類があります。
なかでも「セミワイド」・「ワイド」の襟型は近年のスーツに合わすのに適しています。
襟型が「セミワイド」のシャツは首元がスッキリとし、大半の人が似合いやすい襟の形です。
襟型が「ワイド」のシャツも首元が綺麗に見えるのに加え、特に体型がガッチリしている方に似合う傾向があります。
顔合わせではNG。着てはいけないシャツは?
◇ボタンダウン
「ボタンダウン」はカジュアルな位置づけになっているシャツです。
スーツスタイル、ネクタイをするフォーマルなシーンでの顔合わせには不向きです。
◇襟裏や袖裏に柄が入っているシャツ
襟裏・袖裏に柄が入っているものやシャツのボタンやボタンホールに色が入っているものがあります。
色柄のあるシャツはカジュアルな印象になることが顔合わせには不向きなので避けるようにしてください。
両家顔合わせで締めるネクタイの色柄は?
顔合わせには「ダークスーツ」・「ネイビーのスーツ」、「白無地のシャツ」がおすすめとご紹介しました。
ネクタイの色柄で「紺」、「赤」、「ピンク」、「グリーン」、「茶色」など豊富にあります。
ネクタイの色柄はどれがおすすめなのか?
◇両家顔合わせでおすすめのネクタイ
ダーバン系、ネイビーのスーツ、白無地のシャツのコーディネートにはネクタイの色柄は合わせやすいものが多いです。
なかでも「紺」・「ネイビー」・「ブルー」のネクタイは「顔映りが明るく」、「若々しい」印象になります。
柄では「無地」・「小紋柄」・「レジメンタル」などのベーシックな柄が使いやすいです。
「紺系」のネクタイはビジネスでも一番人気がある色なので持っておくと重宝します。
「紺系」、「ブルー系」以外でも華やかさのある「ピンク」のネクタイもおすすめです。
ネクタイもスーツ・シャツと同様に派手な色柄のネクタイは顔合わせには不向きなので避けるようにしてください。
ノーネクタイでも良いのか?
ネクタイは堅苦しくて嫌という男性も多いです。
しかしスーツで顔合わせをおこなう場合はネクタイを締めることをおすすめします。
両家のお互いが同意の上、ノーネクタイなら問題ありません。
しかし相手がネクタイを締めているのに自分がノーネクタイだと失礼にあたります。
ノーネクタイという取り決めがないなら、ネクタイを締めて行って失敗することはないので、顔合わせにはネクタイを締めていくのが一般的です。
両家顔合わせで使う靴は「内羽根のストレートチップ」?
顔合わせで履く革靴は「ストレートチップ」がおすすめです。
ストレートチップはつま先部分に革の切り替えがある靴です。
見た目がシンプルなため、冠婚葬祭などフォーマルな場に適しています。
父親ならお待ちの男性も多いのではないでしょうか。
ストレートチップでも「内羽式」・「外羽根式」と種類があります。
◇内羽根の革靴とは?
内羽式は外羽根に比べて上品な雰囲気のためフォーマルな場に向いています。
靴紐を通すハトメ(靴紐を通す穴)が足の甲と一体となっています。
◇外羽根の革靴とは?
外羽根の由来は軍靴で内羽根に比べて履きやすく、カジュアルな印象になります。
靴紐を通すハトメが足の甲と一体となっていません。
顔合わせには「ストレートチップ」、「内羽根」、「黒」が適しています。
両家顔合わせで履く靴下は?
スーツ・シャツ・ネクタイ・靴が決まっていても靴下のコーディネートを失敗すれば、台無しになってしまいます。
スーツを着用する上で着こなしマナーとして、足元の素肌が見えないのが基本ルールです。
◇顔合わせで履きたいおすすめの靴下の長さとは?
顔合わせには素肌が見えない靴下の長さを選ぶべきです。
靴下の長さでも種類があります
■「ロングホーズ(ハイソックス)」
■「スリークォーターズ(ロングホーズの4分の3程度の長さ)」
■クルーソックス(ふくらはぎに掛かるくらいの長さ)
上記の3種類がおすすめです。
◇靴下の色選び・コーディネート方法とは?
靴下の合わせ方は「靴に合わせるか」、「パンツに合わせる」かが基本的な合わせ方になります。
スーツの色は「ダークスーツ」・「ネイビースーツ」、靴は「黒」のため靴下の色は「黒」か「紺」になります。
冠婚葬祭などのキチンとした場面は「黒」が適しているので、顔合わせも「黒」が適しています。
「白の靴下」・「スニーカーソックス」・「柄物の靴下」は顔合わせに不向きなので避けるようにしてください。
スーツに合わせる「靴下」・「ソックス」って何色がいいの?どう合わせるの?ルールのご紹介。
両家顔合わせで締めるベルトは?
ベルトは「靴の色」に合わせるのが基本ルールです。
顔合わせの革靴は「黒の内羽根のストレートチップ」をおすすめしたため、ベルトの色は「黒」が適しています。
ベルトでは黒色であれば何でもいいというわけではありません。
カジュアルな印象を演出するメッシュベルト、リングベルト。
主張が強いスタッズベルト、チェーンベルト、派手なバックルなどはスーツスタイル、顔合わせにはふさわしくないので避けられるのが賢明です。
最も無難でシンプルな「プレーンベルト」の素材は本革がおすすめです。
両家顔合わせのスーツはどこで買うべき?
息子、娘の顔合わせがあるのでスーツを買いに行こう。
でもどこに買いにいけば良いのかわからない男性も多いです。
格安のスーツを求められるならスーツ量販店
品質、ファッション感度に優れたスーツを求められる百貨店・セレクトショップ
オーダースーツ専門店
スーツにこだわりたい、身体によりフィットしたスーツを求められるなら「オーダースーツ専門店」がおすすめです。
◇格安のスーツを求められるなら
■青山・AOKI・はるやまといったスーツ量販店
【スーツ量販店】青山・AOKI・はるやま、どこで買うのが正解?特徴をご紹介。
■ユニクロなどのファストファッション
【ユニクロ】のスーツってどうなの?価格・特徴・オーダースーツ、仕事で使えるおすすめの人・おすすめでない人についてご紹介
■イオン
【イオン(トップバリュ)】格安のスーツは仕事・結婚式・就職活動で使えるのか?人気・評判・特徴・年齢層をご紹介
◇品質・スタイリッシュ・ファッション性もあるスーツを求めるなら
■百貨店
【百貨店に多いスーツブランド10ブランドまとめ】五大陸、ダーバン、ブルックス、マッキントッシュ、リング、ティモシー 、リチャードジェームスetc
■セレクトショップ
【バーニーズニューヨーク/BARNEYS NEWYORK】オリジナルスーツの特徴・値段・評判をご紹介。
【BEAMSF-ビームスエフ】スーツの人気・評判とは?特徴・価格、年齢層まとめ
百貨店・セレクトショップではパターンオーダースーツも展開がされています。
◇スーツにこだわる、身体にフィットしたスーツを求められるなら
■オーダースーツ専門店
【麻布テーラー】オーダースーツ専門店の特徴・値段・期間・評判をご紹介。
【グローバルスタイル】20代~40代の男性に人気のオーダースーツの特徴・値段・納期・評判をご紹介
【ユニバーサルランゲージメジャーズ-UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE’S】スーツの特徴・価格・人気・評判とは?
◆オンワード樫山が展開するオーダースーツ専門店<KASHIYAMA>もおすすめ
<KASHIYAMA>とはオンワード樫山が展開するオーダー専門店。
バリエーション豊富の生地からオーダーすることができます。
オーダーと聞くと「高いのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
スーツではおおよそ¥33,000円からオーダーが可能。
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価格、納期の面から再購入率が60%と高いリピート率で人気オーダー専門店です。
いかがでしたでしょうか?
「ホテル」・「レストラン」での顔合わせで父親が着ていくべきスーツをまとめさせていただきました。
顔合わせは息子・娘のため親としては失敗できない重要な場面です。
高い出費かもしれませんが、ビジネスにも使える物ばかりなので、この機会に一式取り揃えられても良いと思います。
今回ご紹介した内容が皆様の参考になれば幸いです。