スーツにドレスシャツ、ネクタイ、靴をどれだけカッコ良く着こなしても靴下の合わせ方を失敗すると全てのコーディネートが台無しになります。
スーツや靴を新しく買ったけど、靴下のコーディネートがわからない、そもそもスーツの靴下の基本ルールがわからない方がいると思います。
スーツに合わせる靴下の長さや色、合わせ方の基本ルールをご紹介します。
靴下の種類と長さって?
靴下にも沢山種類があります。
男性が使う靴下の種類をご紹介します。
・ロングホーズ
(膝下まである長さ)ハイソックスのことです。
・スリークォーターズ
(ロングホーズの4分の3程度の長さ)ミニハイソックスとも言われています。
・クルーソックス
(ふくらはぎに掛かるくらいの長さ)
・ロークルー
(足首を覆う程度でふくらはぎより下の長さ)
・アンクレット
(くるぶし丈の長さ)
・スニーカーソックス
(足の指先からかかとの4分の3を覆う長さ)
パンツの裾の長さは?スーツに合わせる靴下の長さはどれくらいが良い?
スーツ着用の際はパンツの裾からスネや素肌が見えるのはマナー違反になります。
素肌が見えていたら、本人が良くても周囲からすれば見苦しいです。
パンツの裾は素肌が見えない長さにしてください。
パンツの裾の長さはノークッションかハーフクッションがおすすめです。
・ノークッション
靴の上に余りがなく、スラックスの上から裾にかけてシワにならず一直線になっている長さです。
・ハーフクッション
靴の上に若干のクッションができる長さです。
スーツのパンツ・スラックスは裾上げ後、再修理は可能?股下はどのくらい長く修理できるの?
◇素肌を見せないようにするスーツに使える靴下
ロングホーズ(ハイソックス)
スリークォーターズ(ロングホースの4分の3程度の長さ)
クルーソックス(ふくらはぎに掛かるくらいの長さ)
上記の3つがスーツに使えます。
ロークルやアンクレット、スニーカーソックスの長さはスーツに合わせて履いている人がいますが一般的ではありません。
スニーカーやジャケパンスタイルのようなカジュアルなスタイルをされる際にはロークルやアンクレット、スニーカーソックスも良いです。
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スーツで一番使える長さはロングホーズ(ハイソックス)
スーツで一番使えるのはロングホーズ(ハイソックス)です。
ロングホーズの利点をご紹介します。
・ロングホーズ(ハイソックス)の利点
長さから素肌が見えない
歩いてても靴下がずり落ちにくい
パンツに直接汗がつかないので、パンツの傷みを防ぐ
座った際に足を組んでも素肌が見えない
スリークォーターズやクルーソックスなどは履いていると徐々にずり落ちてくる、パンツの裾が短いと足を組んだ際に素肌が見える、汗がパンツに直接付着し、パンツの傷みの原因になる等デメリットがあります。
そのためスーツに合わせる靴下はロングホーズの長さが一番安心感があります。
持っておいた方が良いスーツの靴下の色は何色?
持っておいた方が良い靴下の色は「黒」、「紺」、「グレー」の「無地」です。
何故この三色が良いのか?
柄物はダメなの?
白はダメなの?
と思われる方がいると思います。
順にご紹介していきます。
何故この三色が良いのか?
靴下はコーディネート全体のまとまりを作ってくれて、スーツと靴を際立たせてくれるアイテムです。
派手な色だと全体のコーディネートのまとまりが取れず、靴下に注目が集まってしまいます。
黒、紺、グレーの靴下は全体に馴染みやすく、スーツのカラーにも多いのでおすすめです。
柄物はダメなの?
柄物の靴下を選ぶなら控えめな落ち着いた柄物をおすすめします。
派手な柄物の靴下だと先程もご紹介したようにコーディネートのバランスが悪くなり、スーツと靴印象を薄くしてしまいます。
無地のスーツなら控えめな柄物の靴下、柄物のスーツなら無地の靴下をおすすめします。
白の靴下はダメなの?
スーツに白の靴下を履くことはマナー違反とされています。
理由としては歴史的背景があり、欧州圏でスーツの足元は統一感を持たせるため、黒、紺の靴下がマナーとして定着しました。
欧州圏がアメリカ大陸に進出した際、奴隷には素材のままの色、白・ベージュの靴下を配給し、スーツ着用の征服者は黒、紺の靴下が決まりごとでした。
日本にも欧州圏、アメリカ大陸のマナーが伝わり、スーツの靴下は黒と紺がマナーとなりました。
このような理由からスーツ着用の際に白の靴下はマナー違反になります。
スーツ着用の際の靴下の合わせ方とは?
靴下の合わせ方は履いている靴、もしくはスーツに合わせるのが一般的です。
靴に合わせると足元に重厚感が出て、きっちりとした印象になります。スーツに合わせるとパンツと靴下の一体感が出て、全体がまとまります。
またスーツや単品パンツに合わせる場合、スーツと靴下の中間色を入れる方法もあります。
黒のスーツに茶色の靴の場合、ダークブラウンの靴下など。
柄物のスーツは先程もご紹介したように控えめな柄物がおすすめです。
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ビジネスシーンでやってはいけない靴下の合わせ方って?
ビジネスシーンでは履いてはいけない靴下があります。
ビジネスシーンや冠婚葬祭でオシャレにしたい気持ちもわかりますが、赤や派手な色柄の靴下はマナー違反です。
ブランドロゴの入った靴下やスニーカーソックスなどはカジュアル感が出るので、ビジネスシーンでは不向きです。
ビジネスや冠婚葬祭では洋服が主役ではありませんので注意が必要です。
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就職活動、結婚式、お葬式での靴下の合わせ方って?
ビジネスシーン以外でスーツを着る就職活動、結婚式、お葬式での靴下の合わせ方をご紹介します。
・就職活動
就職活動では黒のスーツ、濃紺のスーツに黒の靴を合わせるのが一般的です。
靴下は黒色の無地を合わせると全体にまとまりがあり、落ち着いた良い印象になります。
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・結婚式
結婚式では黒のスーツが一般的です。
黒の靴下で良いですが、目立つ柄でなければ柄物も良いです。
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・お葬式
お葬式ではフォーマルスーツが一般的です。
お葬式ではフォーマルの黒の無地のスーツに黒の靴が基本ですので、お葬式では黒の無地の靴下を履くようにしてください。
スーツに合わせる靴下まとめ
スーツを着用の際は素肌が見えてはいけない
スーツに合わせる靴下の長さはロングホーズ(ハイソックス)がおすすめ
スーツに合わせる靴下の色は黒、紺、グレー
派手な色柄の靴下はビジネスシーンには不向き
パンツの裾はハーフクッションかノークッション
靴下の合わせ方は靴かスーツのパンツの色に合わせるのが基本
いかがでしたでしょうか?
靴下の種類、長さ、色、合わせ方をご紹介しました。
靴下はコーディネートを左右する大事なアイテムです。
スーツに靴下を合わせる際はご紹介した内容を参考にして頂き、くれぐれもマナー違反をしないようにしてください。
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