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スーツのコーデで悩む人も多い「靴下」。
グレーのスーツには「何色の靴下が合うのか?」
ネイビーのスーツには?
茶色の革靴を買ったが「靴下は何色を選べばいいのか?」
スーツに合わせる靴下の長さは?普段履きのスニーカーソックスでもいいのか?
スーツの靴下選びでは、基本がわからずコーディネートに苦労する人も多い。
スーツスタイルでは、ドレスシャツ・ワイシャツ・ネクタイ・革靴をどれだけかっこよくコーディネートしても、靴下の選び方を失敗すると「全てのコーデが台無し」「ダサくなる」なる可能性もあります。
靴下選びで苦労する人に、ビジネスファッションを販売して15年以上の筆者が、スーツの靴下選びの基本についてご紹介します。
スーツの靴下選びの基本を知ると、コーデが失敗せず、スーツスタイルをカッコよく見せることができます。靴下選びの基本はスーツ以外のジャケパンスタイルでも役立ちます。
仕事でのスーツの靴下選びの基本に加えて、スーツを着る就職活動、結婚式、お葬式での靴下選びの基本もあわせてご紹介。
スーツの「靴下選びの基本」色柄は?
■スーツの靴下選びの基本の色
「黒」、「紺」、「グレー」の三色
■スーツの靴下選びの基本の柄
柄は「無地」
スーツの「靴下選びの基本」紺・黒・グレーが基本の理由
紺・黒・グレーはスーツの色にも多い色。
統一感を出しやすく、コーディネートにも馴染みやすい傾向。
スーツの靴下はコーディネート全体のまとまりを作り、スーツと靴を際立たせてくれる色でなければなりません。
派手な色の靴下を選ぶとスーツ全体のコーディネートのまとまりが取れず、靴下に注目が集まる。靴下が浮いてしまうことがあります。
スーツの「靴下選びの基本」白の靴下はマナー違反
スーツの靴下選びの基本では、スーツに白の靴下を履くことはマナー違反とされています。
理由としては歴史的背景があり、欧州圏でスーツの足元は統一感を持たせるため、黒、紺の靴下がマナーとして定着しました。
欧州圏がアメリカ大陸に進出した際、奴隷には素材のままの色、白・ベージュの靴下を配給し、スーツ着用の征服者は黒、紺の靴下が決まりごとでした。
日本にも欧州圏、アメリカ大陸のマナーが伝わり、スーツの靴下は黒と紺がマナーとなりました。
このような理由からスーツ着用の際に白の靴下はマナー違反になります。
スーツの「靴下選びの基本」柄物の靴下はNG?
スーツの靴下選びの基本として柄物の靴下を選ぶのは避けるのが賢明。
派手な柄物の靴下だと先程もご紹介したようにコーディネートのバランスが悪くなり、スーツと靴印象を薄くしてしまいます。
靴下が悪目立ちしてしまうこともあります。
スーツの靴下選びの基本では「無地」。柄が入るにしても控えめな落ち着いた柄物を選ぶようにしましょう。
スーツの「靴下選びの基本」知ると役立つ!簡単なルール
スーツの靴下選びの基本として、コーディネートのルールを知ると、靴下選びで失敗する可能性が低くなります。
スーツの靴下選びのコーディネートの基本は2点。
①. 履いている靴と一緒の色の靴下を履く
②.スーツのパンツの色に合わせた靴下を履く
「靴」か「パンツ」に合わせるということを知っていれば、スーツの靴下選びのコーデで失敗する可能性が低くなります。
靴下は靴に合わせる?スーツのパンツに合わせる?
▪︎靴に合わせると足元に重厚感が出て、きっちりとした印象になります。
▪︎スーツに合わせるとパンツと靴下の一体感が出て、全体がまとまります。
靴に合わせる、スーツのパンツのどちらにも合わせてもいいです。
個人的にはスーツのパンツに靴下の色を合わせるのが自然な雰囲気が出て、好きです。自分の好みに合わせてコーディネートされたらいいでしょう。
スーツのパンツに合わせる場合、色の濃さを変えるとオシャレ感アップ
靴下のコーディネートでは、スーツのパンツの靴下の色を濃くする、薄くすると、統一感を出しながらオシャレ感を演出することができます。
もちろん、同じような色でコーディネートするのも◎。
例えば、濃いネイビーのスーツの場合、薄めのネイビーの靴下を取り入れる等。
仕事・冠婚葬祭ではNG!気をつけるスーツの靴下選び
仕事・冠婚葬祭では履いてはいけない靴下があります。
仕事や冠婚葬祭でオシャレにしたい気持ちもわかりますが、派手な色柄の靴下はマナー違反でNG。
ブランドロゴの入った靴下やスニーカーソックスなどはカジュアル感が出るので、仕事では不向きです。
オシャレをしたいかもしれませんが、避けられるのが賢明です。
スーツの靴下選びの基本!就職活動・結婚式・お葬式での選び方
・就職活動
就職活動では黒のスーツ、濃紺のスーツに黒の靴を合わせるのが一般的です。
靴下は黒色の無地を合わせると全体にまとまりがあり、落ち着いた良い印象になります。
・結婚式
結婚式では黒のフォーマルスーツが一般的。
フォーマルスーツでの靴下選びでは黒の靴下が無難。
ご友人の結婚式やカジュアルな結婚式で、フォーマルスーツを着ないのであれば、柄物や華やかな靴下を選ぶのもあり。
・お葬式
お葬式ではフォーマルスーツが一般的です。
お葬式ではフォーマルの黒の無地のスーツに黒の靴が基本ですので、お葬式では黒の無地の靴下を履くようにしてください。
スーツの「靴下選びの基本」靴下の長さの基本
靴下といっても靴下の長さには沢山の種類があります。
スーツの靴下選びでは靴下の長さも大事です。
男性が使う靴下の種類をご紹介します。
・ロングホーズ
(膝下まである長さ)ハイソックスのことです。
・スリークォーターズ
(ロングホーズの4分の3程度の長さ)ミニハイソックスとも言われています。
・クルーソックス
(ふくらはぎに掛かるくらいの長さ)
・ロークルー
(足首を覆う程度でふくらはぎより下の長さ)
・アンクレット
(くるぶし丈の長さ)
・スニーカーソックス
(足の指先からかかとの4分の3を覆う長さ)
スーツの「靴下選びの基本」選びたい長さ
仕事のビジネスシーン、スーツを着る上では素肌を見せないようするのが基本ルール。
■スーツの靴下選びの基本の長さ
ロングホーズ(ハイソックス)
スリークォーターズ(ロングホースの4分の3程度の長さ)
クルーソックス(ふくらはぎに掛かるくらいの長さ)
ロークルやアンクレット、スニーカーソックスの長さの靴下をスーツに合わせて履いている人がいますが一般的ではありません。
スーツに合わせるならロングホーズ、スリークォーターズ、クルーソックスを選ぶようにしましょう。
参考
スニーカーやジャケパンスタイルのようなカジュアルなスタイルをされる際にはロークルやアンクレット、スニーカーソックスも良いです。
スーツの「靴下選びの基本」おすすめはロングホーズ(ハイソックス)
スーツの靴下選びで一番使えるのはロングホーズ(ハイソックス)です。
ロングホーズのメリットをご紹介します。
・ロングホーズ(ハイソックス)のメリット
長さから素肌が見えない
歩いてても靴下がずり落ちにくい
パンツに直接汗がつかないので、パンツの傷みを防ぐ
座った際に足を組んでも素肌が見えない
スリークォーターズやクルーソックスなどは履いていると徐々にずり落ちてくる。
パンツの裾が短いと足を組んだ際に素肌が見える。
汗がパンツに直接付着し、パンツの傷みの原因になる等デメリットがあります。
そのためスーツで選びたい靴下はロングホーズの長さがおすすめであり一番安心感があります。
スーツはパンツの裾の長さも大事
スーツ着用の際はパンツの裾からスネや素肌が見えるのはマナー違反、NGになります。
素肌が見えていたら、本人が良くても周囲からすれば見苦しく、カッコ悪いです。
スーツのパンツの裾は素肌が見えない長さするのもルールのひとつ。
素肌を見せないようにするために、スーツのパンツの長さを長くしすぎるのもNG。スーツスタイルが野暮ったく見えてしまいます。
パンツの裾の長さはノークッション・ハーフクッションがおすすめ
・ノークッション
靴の上に余りがなく、スラックスの上から裾にかけてシワにならず一直線になっている長さです。
・ハーフクッション
靴の上に若干のクッションができる長さです。
スーツの「靴下選びの基本」まとめ
▪︎スーツを着用の際は素肌が見えてはいけない
▪︎スーツに合わせる靴下の長さはロングホーズ(ハイソックス)がおすすめ
▪︎スーツに合わせる靴下の色は黒、紺、グレー
▪︎派手な色柄の靴下はビジネスシーンには不向き
▪︎パンツの裾はハーフクッションかノークッション
▪︎靴下の合わせ方は靴かスーツのパンツの色に合わせるのが基本
いかがでしたでしょうか?
スーツスタイルで選びたい靴下選びの基本となる、色、コーディネートの合わせ、長さをご紹介しました。
スーツでは靴下だからといって侮ってはいけません。靴下はコーディネートを左右する大事なアイテムです。
スーツに靴下を合わせる際はご紹介した内容を参考にして頂き、くれぐれもマナー違反をしないようにしてください。