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【スーツ生地にポリエステルを入れる理由】メリット・見た目・着心地・評判をご紹介

スーツ生地 ポリエステル

スーツ生地・ジャケット生地の素材はさまざまです。

スーツ・ジャケット生地には「ウール100%生地」。

「ウール50%・ポリエステル50%」といった混紡(こんぼう)素材の生地。

ポリウレタンなどの素材を使ったスーツなどもあります。

上質なスーツを選ぶ基本として生地選びではウール100%を使った生地が良いとされています。

では「何故ウール生地にポリエステルを入れるのか?」

「ポリエステルを混ぜるとどのようなメリットがあるのか?」

「ポリエステルを混ぜた生地のスーツとウール100%の生地のスーツでは見映え、着心地が違うのか?」

「ウール100%の生地のスーツとウールとポリエステルの混紡生地のスーツとどちらを選べば良いのか?」

疑問や悩んでいるビジネスマンにポリエステルを入れるメリット、ウール100%生地を使ったスーツとの見た目、着心地の違いについてご紹介します。

 

1.何故スーツ生地にポリエステルを混ぜるのか?メリットとは?

ポリエステル

どんな素材にもメリットだけでなくデメリットがあります。

素材を混ぜることでウール、ポリエステル両方のメリットを活かし、お互いのデメリットを補っています。

◇ウール100%生地のメリット・デメリット

ウール100%生地のスーツは手触りが柔らかく見た目に上品な艶があり、夏は涼しく冬は暖かいというメリットがあります。

しかし虫食いに弱く、合成繊維に比べると耐久性が低い、コストが高いというデメリットがあります。

◇ポリエステルのメリット・デメリット

ポリエステルは耐久性があり、軽く、防シワ、速乾性、虫食いに強くコストを抑えやすいメリットがあります。

しかし静電気を帯びやすい、毛玉になりやすいといったデメリットがあります。

ウール・ポリエステルのどちらにもメリット、デメリットがあります。

◇ウールにポリエステルを入れるメリット

ウールとポリエステルを混ぜた混紡生地のスーツは天然繊維であるウールの柔らかさ、艶などのメリットを活かし、ポリエステルの耐久性、虫食い予防、コストを抑えるメリットを活かしています。

スーツ生地にポリエステルを混ぜる理由としてはウールの良さを活かしデメリットを補うためポリエステルが混ぜられています。

 

【ポリエステル生地の特徴とは?】衣類・寝具で使われるメリット・デメリットをご紹介。

 

2.ウール100%のスーツとポリエステル混のスーツでは見映え、着心地に違いはあるのか?

ライトグレースーツ

ウール100%の生地を使ったスーツとポリエステル混のスーツを比較すると見映えや着心地に違いがあります。

生地のグレードにもよりますが、混紡率によるとポリエステル混のスーツよりウール100%のスーツの方が見た目が上品、着やすい着心地のスーツが多いです。

一概には言えませんが、ポリエステル混のスーツは耐久性や虫食い、防シワなどのメリットがありますが、天然繊維のウール100%と比べて見た目がチープ、着心地が良くないことが多いです。

ウール100%の生地のスーツは天然繊維ならではの素材の良さによって見た目、手触りの良さが高級感、上品さを演出してくれ、夏は涼しく冬は暖かくしてくれます。

スーツ生地やジャケット生地には多くの生地ブランドがあり、ほとんどがウール100%で展開されています。

◇生地にこだわっているスーツは仕立てにもこだわっている

生地だけでなくウール100%の生地のスーツは仕立て・作りにもこだわっているスーツが多いです。

こだわった仕立てのスーツは身体に沿う立体的な作りになっているので、見た目に高級感があります。

着心地の面でも重さを感じにくく動きやすさがあります。

スーツに使われる表地と裏地の間に入る芯地などの副資材もポリエステル入りの生地よりもウール100%の方が相性が良いです。

ポリエステル入りのスーツ、ジャケットは主に低価格、格安のお店で販売されていることが多いです。

コスト削減のため仕立ても簡素化されており、ウール100%に比べて仕立てが良くないことが多いです。

仕立てが良くないスーツ、ジャケットは平面的な作りのためスーツが身体に沿わず見た目がチープで動きにくく着心地が良くありません。

ウール100%のスーツとポリエステル混のスーツは生地と仕立ての違いによって見た目、着心地に違いがあります。

 

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3.ウール100%のスーツとポリエステル混のスーツどちらを選ぶべき?

ウール100%のスーツとポリエステル混のスーツはどちらにもメリット・デメリットがあるので使い方によって選ばられたら良いです。

ウール100%のスーツはご紹介したように見た目に高級感、上質さを演出してくれるメリットがあります。

仕事やパーティーといったシーンで高級感や品格、スマートさを演出したいならウール100%のスーツがおすすめです。

ポリエステル混のスーツはウール100%のスーツに比べて耐久性が高い。

シワになりにくい。値段が格安というメリットがあります。

仕事でスーツで作業をする、外回りの営業といったスーツが傷みやすい人にはポリエステル混のスーツがおすすめです。

◇ポリエステル混のスーツは持っておくべき?

ポリエステル混のスーツは持っておくべきです。

毎日スーツを着て働く人はスーツを最低でもシーズン3着ほどスーツを持つことをおすすめします。

スーツ1着を連続着用しているとスーツが傷みやすくボロボロになりやすく持ちが良くありません。

お金に余裕のある人は全てウール100%の上質なスーツで揃えられるのが良いです。

しかし難しいという人も多いです。

おすすめのスーツの選び方としては耐久性の高いポリエステル混のスーツを1着〜2着。

上質なスーツを1着〜2着揃えられると良いです。

少なくとも1着は上質なスーツをワードロープに入れておくことがおすすめです。

上質なスーツでは幅広いシーンで使える紺無地のスーツを1着選んでいると便利です。

 

【仕事・ビジネスマンが必ず持っておきたい1着は紺無地スーツ】。おすすめの理由をご紹介。

 

4.ポリエステル入りのスーツの評判

スーツ/ガッチリ体型

ポリエステル入りのスーツの評判は

「スーツをどのように使うのか?」

「どのように見せたいか?」

「どれくらいの価格で求めているか?」

によって変わります。

ポリエステル入りのスーツは耐久性が高く、低価格なスーツが多いのでハードワークでスーツが傷みやすい、頻繁に買い替えが必要、少しでも安いスーツを求めるビジネスマンからは評判が良いです。

反対に見た目に上質さ、高級感、着心地の良さを求めるビジネスマンからは評判が悪いというよりもポリエステル入りのスーツを求められていません。

ポリエステル入りのスーツはスーツに求める内容によって評判が変わります。

ポリエステル入りのスーツは量販店やイオンで販売されています。

 

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5.まとめ

スーツ生地にポリエステルを入れる理由はウールなどのメリットを活かしながらデメリットを補うために入れられています。

どんな素材にもメリット・デメリットがあります。

ポリエステルを入れることで耐久性、虫食い予防、コストを抑えるメリットを得ることができます。

ウール100%の仕立てにこだわったスーツとポリエステル入りの仕立てが良くないスーツではウール100%の仕立てが良いスーツの方が見た目、着心地が良いです。

しかしポリエステル混生地のスーツならでは良さもあります。

ポリエステル混のスーツはスーツが傷みやすい、格安、低価格を求めるハードワークをするビジネスマンに向いており評判が良いです。

スーツは必ずしもウール100%が良い、ポリエステル入りが良いというわけではありません。

スーツは求める理由や演出したい雰囲気によって選び方が変わります。

スーツ選びは自分の求める品質や内容によって選ぶようにしてください。

今回ご紹介した内容が皆様のスーツ選びの参考になれば幸いです。

 



 

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