革靴に染みついた不快なクサいニオイ。
革靴の不快なクサいニオイの落とし方はさまざまあります。
自宅で簡単に靴の嫌なニオイをとる方法として10円玉を革靴の中に入れてニオイを取るという方法があります。
10円玉を使った方法は革靴のニオイを取る方法として色んなサイトで紹介されています。
「10円玉を入れるだけで本当にニオイがとれる効果があるのか?」
「何故10円玉を入れりと革靴に消臭効果があるのか?」
革靴の不快なクサいニオイをとる方法として紹介される10円玉は何故消臭効果があるのか?
本当に革靴の不快なクサいニオイがとれるか?
10円玉を自分の革靴の中に入れて実験しましたので、実験結果についてご紹介します。
1.そもそも革靴がクサくなる原因
革靴がクサくなる原因は靴の中に雑菌が繁殖することによって革靴がクサくなります。
男性、女性、革靴に限らずブーツもスニーカーもパンプスも靴の中の雑菌が繁殖するとクサくなります。
なかでも革靴はスニーカーに比べて風通しも悪く湿気がこもりやすい靴です。
雑菌は高温多湿の環境を好み、梅雨時期、夏場は特にニオイやすいです。
湿気を含んだ状態の革靴を連続履きしているとニオイがどんどんとクサくなり、ニオイも落ちにくくなります。
革靴を履いた後は次の日は履かず、しっかりと乾燥させなければなりません。
◇雑菌は何故発生する?
雑菌は足から出る汗や皮脂、角質をエサに繁殖していきます。
足に汗をかきやすい人、角質がたまっている人、靴下が清潔でない人、毎日同じ靴を履く人は雑菌が繁殖しやすいです。
足を清潔に保つ、汗をかいたら靴下を履き替える、革靴を履いたらしっかり乾燥させるなどといった日々のケアが大切です。
サイズの合わない靴も足に汗をかきやすいので雑菌を抑えるためには靴のサイズ選びも重要です。
【革靴を履いた後は何故足が臭くなるの?】原因と6つの対策・予防方法・ニオイを落とす方法をご紹介。
2.革靴に10円玉を入れるとニオイが落ちるのか?
革靴のクサいニオイをとる一つの方法として革靴の中に10円玉を入れる方法があります。
10円玉はおおよそ95%胴で出来ており、胴には抗菌作用があると言われています。
胴は日本だけでなく、海外の硬貨でも使用されています。
硬貨は多くの人の手に触れるため病原菌が蔓延しないように抗菌作用のある銅が使われているということも言われています。
抗菌作用のある10円玉を履き終わった革靴の中に入れ、一日寝かすことでニオイが取れているか実験をしてみました。
◇実験対象・・筆者愛用ローファー
実験対象のローファーは筆者が2年間、4月から9月頃までの期間限定で4日に一度のペースで履いているローファー。
ローファーを履く際は素足でなく、常に洗濯したての素足のように見えるフットカバー、カバーソックスでローファーを履いていました。
◇実験前のローファーのニオイ状況
筆者愛用のローファーは笑ってしまうほどのクサい不快なニオイが染みついてしまっています。
朝から晩までこのローファーを履き続けた日には足のクサさが凄いことになっています。
お風呂で足の指の間、爪の横、足の指の付け根まで念入りに足を洗わないと落ちないニオイレベル。
お風呂で足を洗うのを手を抜いた日にお風呂後に座って足を組むと不快なクサいニオイがにおってきてしまうほどの破壊力のニオイを持つローファーです。
◇ローファーの実験方法
両足に10円玉を入れると比較対象が無くなるので片足のみに10円玉を入れます。
両足ともメガトン級の破壊力を持ったクサいローファーです。
実験方法は履き終わった後のローファーの片足に10円玉を入れて一日ベランダで放置するという方法をとります。
日光に当ててしまうと革が傷むので日光が当たらない風通しの良い場所に置きます。
◇片足に10円玉を入れて実験開始
まずは革靴に10円玉1枚を入れて実験開始。
一日目は不快なクサいニオイが取れているか楽しみで、仕事が終わって急いで帰りすぐにニオイを嗅ぎました。
その結果は・・
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前日と同様の変わらない不快なクサいニオイでした。
◇10円玉の枚数を増やして最実験
10円玉が1枚だと効果が薄いと思い、続いて6枚で実験。
(手元に10円玉が6枚しか無かったため)
10円玉を6枚入れて、前日と同様に一日放置。
革靴のニオイを確認してみると、、、
ニオイがマシになっていました。
10円玉の消臭効果が凄いと思い、何も入れていないもう片方とどれくらいのニオイの差があるのか?
もう片方も嗅いでみました。
もう片方のローファーも同じようにニオイがマシになっていました。
「???」
もしかすると2日間も陰干しをしているためニオイがマシになったと思われます。
◇さらに10円玉を増やして再実験
6枚でも効果は感じられなかったので、続いて10円玉を20枚入れて実験。
その結果、前日に比べるとニオイがマシになっていました。
もう片方の10円玉を入れていない革靴も嗅いでみると同じようにニオイがマシになっていました。
両足を嗅ぎ比べをしてみると若干ですが、10円玉を入れた方がマシなのかなーと感じるほどのニオイの変化でした。
◇革靴に10円玉を入れてみた実験結果
革靴の中に10円玉を入れることで染みついた頑固なクサいニオイが取れるか?
結果は劇的な消臭効果はありませんでした。
革靴の中に10円玉を入れるなら1枚では効果が無く、入れるなら出来る限り多くの10円玉を入れると若干の消臭効果が得られる程度と感じました。(あくまでも筆者の感想です。)
元々の靴がクサ過ぎたのか、革靴に不快なクサいニオイが染みつく前なら効果が変わったかもしれません。
実験を通して10円玉の効果よりも3日間ベランダで陰干しをするとニオイがかなりマシになったので、陰干しの効果を改めて実感をしました。
クサい革靴のニオイを軽減させるなら陰干しをしばらくするとクサいニオイを軽減させることができます。
頑固な染みついたクサいニオイをもっと落としたいならお金はかかりますが、革靴のクリーニングに出すのが手っ取り早いかもしれません。
スニーカーなどの洗える靴は洗った方が高い効果を得ることができると思います。
【加齢臭はどこから臭う?どんな臭い?】職場で臭いと思われないための対策・改善点をご紹介。
まとめ
10円玉を入れることで本当にニオイが落ちるかどうかをご紹介させて頂きました。
実験してみた結果、私自身の個人的な感想では10円玉で消臭効果の高さは感じられず、若干の消臭効果が感じられたということでした。(あくまでも個人的な感想です)
個人的に10円玉よりも陰干しの効果の高さ、大事さを実感しました。
染みついたクサいニオイは一日では軽減された感じはなかったですが、3日間ほど放置するとニオイが軽減されましたので革靴のクサいニオイをマシにしたい人は陰干しを試されてみても良いと思います。
今回ご紹介した内容はあくまでも個人的な見解です。
10円玉で消臭効果を得たという人もいるので気になる人は一度実践してみてください。
◇革靴の不快なクサいニオイを発生させない日頃のケア
革靴の不快なクサいニオイを発生させないためには日頃からのケアが大切です。
上記でもご紹介したように革靴に限らず、靴は連続着用をしない。
クサいニオイを発生させる雑菌は汗、皮脂、角質を好むので日頃から足、靴下を清潔に保たなければなりません。
夏場にクサいニオイが染み付いた革靴を一日履いていると足のニオイはなかなか落ちません。
足専用のブテナロックなどおすすめです。
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筆者は革靴は履き終えた後、靴の消臭スプレーを振っています。
靴の消臭スプレーは革靴以外にも遣うことができ、10円玉を入れるよりも高い効果を実感できたので愛用しています。
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消臭スプレーを振ったあとはシューツリーに入れて日光に当たらない場所で陰干しをしています。
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革靴は履き終えたあとに日頃のケアをしていなければ、クサくなってしまいます。
日頃のケアが大切です。
今回ご紹介した内容が皆様の革靴の不快なクサいニオイの軽減の役に立てば幸いです。