歳を重ねるごとに出てくる加齢臭。
加齢臭は自分で気付かなくても周囲の人を「不快」にさせてしまいます。
男性・女性ともに他人の臭いには敏感な人が多いため、臭いと思われてしまうと喋るのはもちろん、関わるのを避けられてしまいます。
人を不快にさせる加齢臭は
「体のどこから臭うのか?」
「どんな臭いなのか?」
「加齢臭対策・改善点はどうすれば良いのか?」
と加齢臭について悩み・疑問を持っているビジネスもいると思います。
加齢臭はどこから臭うのか?どんな臭いなのか?加齢臭対策ついてご紹介します。
1.加齢臭とは?
加齢臭は中年以降の男女の体臭の俗称のことを指します。
加齢臭は男性だと40代以降、女性だと閉経後に増加する「ノネナール」という物質が加齢臭の原因と言われています。
「ノネナール」が生まれるメカニズムは体内のコレステロールや中性脂肪が酸化され過酸化脂質ができます。
この過酸化脂質が皮脂を酸化させることで、色々なニオイ物質を作り出し、ニオイ物質のなかに加齢臭の原因である「ノネナール成分」も含んでいます。
加齢臭は老化現象の一種になるため年齢を重ねると出てきてしまいます。
しかし加齢臭といっても臭いは人それぞれ違います。
ノネナールが出てくるのは歳を重ねると全員一緒ですが、人それぞれが持つ体臭と混じり合うことで人によって異なった加齢臭を生み出します。
2.加齢臭はどんな臭いがするのか?
加齢臭は一般的にロウソク・チーズ・古本のような脂臭くて・青臭いニオイと言われています。
人によって食生活、生活習慣、体臭によってニオイの強さが変わります。
どちらにしろ心地良いニオイとは程遠いニオイです。
加齢臭の臭いが強い人は出来る限りケアをしておかないと「スメルハラスメント」、通称「スメハラ」と言われかねないのでニオイの予防は大切です。
【汗臭い人】は職場で嫌われる!?何故汗臭くなるのか?原因と予防・対策をご紹介。
3.加齢臭は身体のどこから臭うのか?
加齢臭の発生場所は主に「上半身」です。
上半身の「頭」・「顔」・「耳のまわり」・「首の後ろ」・「胸元」・「脇」・「背中」から加齢臭が発生します。
加齢臭は皮脂量に影響するため、皮脂が多い場所が強く臭います。
そのため「頭」・「顔」・「脇の下」は皮脂の量が多いため、特にニオイを強く発生させると言われています。
当然皮脂の量が増える夏場はニオイも強くなりますので、夏場はニオイのケアは重要です。
冬場では脇に汗をかきやすいのでニオイが強くなることがあります。
男性・女性と性別を問わず発生する加齢臭。
どちらも一緒なのかということですが、一般的に加齢臭は男性の方が強いと言われています。
男性の方が皮脂の量が多く、女性は女性ホルモンの影響で加齢臭が目立ちにくい傾向があります。
加齢臭をケアするには皮脂量の多い「頭」・「顔」・「脇の下」を重点的にケアする必要があります。
ワイシャツの【黄ばみ】・【黒ずみ】は何故できる?原因・予防・落とし方のご紹介。
4.加齢臭をチェックするには?
加齢臭や体臭は自分ではなかなか気付けないものです。
自分では大丈夫と思っていても知らずに加齢臭を周囲に撒き散らしていることもあります。
どんなにオシャレに着飾っていても、性格が良くても加齢臭がきついと周囲の評判は最悪です。
加齢臭のチェックの仕方をご紹介します。
①.自分の枕を確認する
頭部は皮脂の量が多いため加齢臭を多く発する場所です。
枕は首にも触れるためニオイを確認しやすいです。
数回使った枕カバーを臭うと加齢臭を確認することができます。
②.着ていた服を確認する
一日着ていたワイシャツの脇やインナーウェアを2、3日置いてから臭うと加齢臭を確認することができます。
しかし一度着た洋服を置いておくのは不衛生であり、加齢臭の臭いがとれにくくなります。
③.身近な周囲の人に確認する
信頼できる身近な周囲の人に自分自身に加齢臭があるか確認する方法です。
加齢臭があると言われたらショックかもしれませんが、他人に聞くのがどれほどの臭いなのかわかりやすく手っ取り早いです。
加齢臭がすると言われても怒らずに受け入れ改善に努めましょう。
④.タオル
数回使ったタオル・汗を拭いたタオルで確認する方法です。
使ったタオルを数日置くのは嫌かもしれませんが、数日置いておくてニオイを嗅ぐと加齢臭がわかりやすくなります。
服に付いてしまったシミ。簡単なシミ抜き方法・応急処置方法・シミ抜きの基本・シミの種類をご紹介。
5.加齢臭の対策・改善
加齢臭は年齢を重ねるごとに強くなっていくため対策・改善に努めなければなりません。
面倒と感じられるかもしれませんが臭いのケアは仕事をする上でのマナーです。
周囲に迷惑をかけない、自分自身が「スメハラ」にならないためにも対策・改善を心掛ける必要があります。
①.加齢臭専用のシャンプー・ボディソープを使う
頭皮は加齢臭の原因である「ノネナール」が発生しやすい場所。
通常のシャンプーで汗や汚れは落とせるかもしれませんが、加齢臭を防ぐには加齢臭専用のシャンプーやボディソープを使った方が効果的です。
現在、加齢臭対策のシャンプー・ボディソープは多く販売されています。
加齢臭対策・改善するに加齢臭専用のシャンプー・ボディソープを使うのが良いとされます。
②.加齢臭の出る部位に触れる衣服はこまめに交換
加齢臭は首、脇、胸元、背中から発生されます。
加齢臭が出る部位に触れた衣服はこまめに交換することが加齢臭の対策・改善に繋がります。
人によっては「少ししか着ていない」・「あまり汚れていない」ということで、同じワイシャツやインナーシャツを使う人がいます。
加齢臭は時間が経つとニオイがわかりやすいので、連続着用は避ける必要があります。
③.食事に気をつける
刺激が強い食事・動物性タンパク質・脂質が多い食事は加齢臭を増長させる傾向があります。
上記のような食事は美味しいですが、加齢臭を抑えるには控える必要があります。
アルコールも加齢臭を増長させ、口臭の原意をでもあるので、加齢臭や口臭が気になる人はアルコールを控えるのが賢明です。
④.睡眠不足を避ける
睡眠不足も加齢臭の原因となります。
睡眠不足によって身体に疲労を溜め込むと体内からアンモニアが発生、便秘など身体に異常を起こしてしまいます。
加齢臭を抑えるには充分な睡眠が必要不可欠です。
⑤.朝シャワーを浴びる
睡眠をとると知らないうちに寝汗をかいてしまっています。
朝シャワーを浴びると寝汗や皮脂量を減少させることができます。
朝のシャワーは石鹸を使わずとも寝汗を洗い流すことができ、皮脂量を減らすことができるので、加齢臭を抑えるには最適な方法の一つです。
⑥.運動・汗をかくようにする
普段汗をかかない人が汗をかくとニオイの強い汗が出て加齢臭がひどくなります。
加齢臭を防ぐにはこまめに運動や汗をかくことが重要となります。
⑦.香水をつける
加齢臭を防ぐには香水をつけるという方法もあります。
注意点として加齢臭と相性の悪い香水は加齢臭と混じり合って加齢臭が強くなることがあります。
香水をつける場合は加齢臭と相性の良い香水を選ぶ必要があります。
【ランバン-LANVIN】の香水は有名・人気??ランバンを知らない人にブランド・香水の種類をご紹介。
6.加齢臭がきついと?
加齢臭のきつい不快なニオイを放置しておくと仕事、プライベートで周りに迷惑をかけるだけでなく自分自身の評判や評価を下げてしまいます。
きついニオイは人にとってストレスに感じる人が多いです。
仕事では同僚はもちろん、取引先、お客様に迷惑をかけてしまい、営業や販売のチャンスを逃してしまうこともあります。
誰だって加齢臭がきつい人とはなるべく一緒に働きたくない、物を買いたいと思いません。
プライベートでは家族や友人に迷惑をかけてしまい、避けられてしまうこともあります。
加齢臭は加齢に伴って発生してしまうので仕方ありませんが、対策や日々のケアによってニオイのきつさを軽減させることができます。
きつい加齢臭を放置しておいても良いことはありません。
周囲、自分自身のためにも加齢臭のケアは怠らないようにしてください。
加齢臭について、対策・改善点をご紹介しました。
加齢臭は周囲の人を「不快にさせるニオイ」なので原因を知って対策・改善することが重要です。
加齢臭が気になっている人に今回ご紹介した内容が役立てば光栄です。
自分自身・周囲の人のためにも加齢臭をケアすることは大切なので出来る限り加齢臭には気をつけるようにしてください。