ニット・セーターは今ではカジュアルだけでなく、仕事のビジネスでも多用するアイテム。
ニット・セーターで多いお悩みが穴あき・ほつれ。
穴あき・ほつれが起きると「もう着れないのか?」
ニット・セーターの穴あき・ほつれは補修・修理によって直すことができます。
穴あき・ほつれの補修・修理・直し方についてご紹介します。
ニット・セーターの穴あき・ほつれの原因
ニット・セーターは何故穴あき・ほつれがおこるのか?
今後同じことが起きないように補修・修理・直し方の前にニット・セーターの穴あき・ほつれの原因についてご紹介します。
仕事・カジュアルで着るカーディガンの穴あき・ほつれて困る人も参考にしてください。
ポイント
穴あきの多い原因とは?
■虫食い
■ひっかけによって糸が切れる
虫食いの原因
虫食いでは洋服についた虫の幼虫が原因。
主に動物性繊維であるウール・カシミヤ・アンゴラ・キャメルといった高級素材のニット・セーターを好みます。
虫食いの予防と対策
ニット・セーターなどの衣類を食べる虫は空気の流れが悪く湿気がこもる場所を好みます。一箇所でも虫食いを発見したら何匹も隠れていることがあります。
まずは基本としてクローゼットに片付ける前に洗濯。出来ればアイロンまでするのが好ましいです。
ニット・セーターは長期保管する場合は防虫剤を使用。
シーズンでなくてもお気に入りのニット・セーターはクローゼットから出して陰干しすることで予防することができます。
ひっかけの原因
ニット・セーターはバッグの金具・ネックレス、指輪、時計などのアクセサリーに毛玉取り器。
表面がザラついた壁、木の椅子・ベンチ・マジックテープが付いたアウトドア系のアウターなどでニット・セーターが原因で引っかかることがあります。
細い糸で編まれた薄手のニット、ゆるく編まれたニットは摩擦や引っかかって糸が出てしまいやすいです。
カーディガンなども急遽羽織った際、時計が引っかかってほつれてしまったという人もいます。
ひっかけの予防と対策
予防方法としては単純ではありますが、ニット・セーターを着用の際はひっかかりそうなアクセサリー選ばない。
ひっかかりそうな椅子に座らない、壁によりかからない、ニット・セーターを一枚で着用するのでなく何か羽織るようにすることでひっかかりを予防することがでします。
ニットをひっかけたらしてはいけない!ダメなNG行為
ニット・セーターを引っかけてしまうと出てきた糸はとても見苦しいです。
見苦しいからといって出てきた糸をハサミで切るのはダメなNG行為。ニットは一本の糸で編まれています。
出てきた糸をハサミで切ってしまうと切った場所からほつれ大きな穴が空いてしまいます。修復不可能になるのでハサミでは糸は絶対に切ってはいけません。
ニットのほつれをそのままにしておくのも余計にほつれがひどくなる可能性や糸が切れて穴あきになる可能性があります。
もちろん洗濯、洗うなども控えてください。
ほつれた場合は早急に補修・修理で直すことをおすすめします。
ニット・セーターの穴あき・ほつれの補修・修理・直し方
ニット・セーターは穴あき・ほつれが起きても補修・修理で直すことができます。
穴あき・ほつれたらといって諦めなくてもいいです。
穴あき・ほつれたニット・セーターでも直せば、「まだ着れます」。
カーディガンも同様です。
ポイント
ニット・セーターを補修・修理する方法とは?
①.自分で補修・修理する
②.リフォーム・クリーニング店に出す
リフォーム・クリーニング店にニット・セーターを補修・修理で出すと当然ながらお金がかかります。
ニット・セーターの穴あきの補修・修理を自分で直す方法
自分でニット・セーターの穴あきを補修・修理を直す方法をいくつかご紹介します。
ポイント
補修・修理方法①:穴がかり
補修・修理方法②:ニードルパンチ
①.小さい穴には最適な「穴がかり」
穴がかりは縫い針と縫い糸で補修・修理をする直し方。
ニットから補修用の糸がとれない場合、ニットに似た色の糸がなくても補修・修理ができるのが特徴です。
残念ながら大きな穴あきの補修・修理は難しいです。
■穴がかりで用意するもの
縫い針・ニット・セーターに似た色の縫い糸
■手順
①.糸の先に玉結びを作る
②.ニット・セーターの裏側から縫い針を通す
③.網目に沿って同じ方向に数回縫い合わせる
④.縫い合わせたら糸が目立たないようにニットの裏側で玉留めを作る
⑤.糸が目立たないようにする
裁縫が苦手でもできる「ニードルパンチ」
ニードルパンチはニット・セーターの穴あき部分にニードルパンチを使って原毛をチクチクと刺して直す方法。
ハンドメイドでもよく使われる手芸用品。
■ニードルパンチで用意するもの
ニードルパンチ・ニットに合わせた原毛・ダンボールまたはスポンジ
■手順
①.ニットを広げて穴あき部分の後ろにダンボール・スポンジを当てる
②.原毛を適量とり穴あき部分に当てる
③.ニードルパンチを使って穴を埋めるように差し続ける
④.原毛がニット・セーターに馴染み目立たなくなれば完了
自分で補修・修理する直し方は失敗するとひどくなる場合や修復不可能になることもあります。
価格:2,700円 |
ニット・セーターのほつれの補修・修理を自分で直す方法
自分でニット・セーターのほつれを自分で補修・修理する直し方をいくつかご紹介します。
ポイント
補修・修理方法①.針でつつく
補修・修理方法②.かぎ針
①.簡単に直せる方法「針でつつく」
小さなほつれの補修・修理は針でつつくことで直すこともできます。
出てきた糸を裏側に引き込んで隠してしまう直し方です。
■針でつつく方法で用意するもの
針(もしくはほつれ補修針)
■手順
①.ほつれた糸部分の回りが糸が詰まっていないか確認
②.横に線が入っていたら糸が詰まっています。糸がひきつっている方向に合わせて引っ張って糸目を整える。この方法で出てきたほつれた糸が引っ込むことがあります。
③.ニット・セーターのほつれている部分の根本に針を刺し裏側に引き抜くだけでほつれを補修・修理することができます。
ほつれ補修針を使うと縫い針よりも簡単に補修・修理することができます。
ニット・セーター・カーディガンをよく着る人はほつれ補修針を持つことをおすすめします。
ポイント
ほつれ止め補修剤もおすすめ
裏側に引っ張って処理したほつれはニット・セーターを着用していると表側に出てきてしまうことがあります。
ほつれ止め補修剤を使うことで、出てきてしまった糸を裏側に固定して表側に出てきにくくします。
ほつれ止め補修剤は接着剤のようなものなので、しっかり乾かしたあとはクリーニング・洗濯も可能。
しかし生地によってはシミになることもあります。
②.ローゲージのニットは「かぎ針を使う」
縫い方がざっくりとしているローゲージのニット・セーターは編み物に使うかぎ針で補修することができます。
■かぎ針を使う方法で用意するもの
かぎ針
■手順
①.ほつれた糸部分の回りが糸が詰まっていないか確認
②.はみ出ている糸のまわりの編み目の今を少しずつ引っ張り糸目を整える
③.ほつれの中心から外側に広がるように引っ張ってつれや緩みを分散させていきます
ニット・セーターの穴あき・ほつれをリフォーム店・クリーニング店に出す
ニット・セーターの穴あき・ほつれをクリーニング店・リフォーム店に出すと気になるのが価格。
穴あき・ほつれの価格をご紹介。
ポイント
ニット・セーターの穴あきの価格
クリーニング店・リフォーム店によって価格が異なります。
穴あきの大きさ・ほつれの長さ・ハイゲージ、ローゲージによっても価格が異なることがあります。
穴あきによるおおよそ¥3,000円前後ほど〜
(網目が細くて穴あきが大きい場合、大きさによっては¥10,000円を超える場合もあります)
糸のほつれおおよそ¥2,500円前後ほど〜
ニットで多い袖のほつれは¥2,500円前後ほど〜
ニットの補修・修理の直しは自分でする?リフォーム店?どっちがいい?
個人的にニット・セーターの補修・修理の直しはクリーニング店・リフォーム店をおすすめします。
おすすめする理由は自分自身が裁縫ができない。時間がない。面倒。自分でチャレンジして失敗したくという理由からです。
自分で補修・修理で直すことができたとしても不恰好、仕事で使うのであればきっと着ないからということもあります。
お気に入り・高級なニット・セーターなら尚更クリーニング店・リフォーム店をおすすめします。
裁縫が得意、失敗してもいいニット・セーターなら自分でしてもいいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ニット・セーター・カーディガンの穴あき・ほつれの補修・修理・直し方についてご紹介しました。
ご紹介した内容はカーディガン・ニットジャケットなどの補修・修理としても役立ちます。
ニット・セーターは穴あき・ほつれが起きるととてもカッコ悪く不恰好です。
ニット・セーターは穴あき・ほつれが起きても補修・修理で直すことができるので着ることができます。
穴あき・ほつれた場合は早急に補修・修理するようにしてください。
補修・修理では自分で直す方法がありますが、お気に入り、高かったニットはお金がかかってしまいますがクリーニング店・リフォーム店といった専門店に出す方が安心でおすすめです。
ニット・セーター・カーディガンがほつれたり引っかかったりで糸が出てきてしまった場合はハサミで切る。
穴あき・ほつれを放置などそのままにしないようにしてください。
今回ご紹介した内容が皆様の補修・修理の参考になれば幸いです。