指輪・ネックレスなどのアクセサリーで使われる「24金・18金」。
アクセサリーを買いに行った際、
「こちらは24金を使用した指輪です」
「18金を使用したネックレスです」
などと説明された人も多いと思います。
しかし「24金・18金とは何?」、「同じゴールド・金でもどう違うのか?」と疑問に思った人も多いと思います。
24金・18金とは何なのか?同じゴールド・金でもどう違うのか?
24金・18金の違いについてご紹介します。
1.金(ゴールド)とは?
「24金・18金とはいったい何なのか?」
違いについてご紹介する前にそもそも金(ゴールド)とはどんな希少性、特徴なのかについて触れたいと思います。
「金(ゴールド)」とは指輪・ネックレスのアクセサリー、工芸品、さまざまな用途で使われる絶対量の少ない希少性の高い金属です。
希少性の高い金(ゴールド)。
友史以来、人類が掘ってきた金の総量はおおよそ18万トンと言われ、オリンピック公式協議用プールにするとおおよそ3.8杯分の量と言われています。
そして世界のゴールド(金)の埋蔵量はおおよそ5.3万トンと言われ年々減り続けています。
鉄の原料となる鉄鉱石の総埋蔵量はおおよそ1500億トンと推定されているので、金(ゴールド)の絶対量の少なさがわかります。
細かい数値はともかくとしてゴールドは他の金属に比べて希少性がある金属なのです。
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◇ゴールド(金)のアクセサリーの特徴
ゴールドを使った指輪・ネックレスのアクセサリーは「不変の輝き」を放つことから身につけると華やかさ、ゴージャスさを演出するのが大きな特徴です。
輝きの秘密は光の中の青だけを吸収し、その他の色は反射するという特性に由来します。
ゴールドは銀・銅などの割り金を配合することで合金にすることができます。
※割り金・・プラチナ、金、銀などの特定の金属にまぜるほかの金属
※合金・・二種類以上の金属を融合させてできた物質
この割り金の種類・配合によって本来の金色とは異なる色相を持たせることができるのも特徴の一つです。
割り金の配合によって金(ゴールド)でも「ホワイトゴールド」、「イエローゴールド」、「ピンクゴールド」といった種類があります。
2.24金・18金とはどう違う?
24金・18金は同じ金(ゴールド)ではありますが金(ゴールド)の純度が違います。
金(ゴールド)の純度とは金の含有率のことです。
つまりどのくらいの割合で金(ゴールド)を含んでいるかを表しているのです。
金(ゴールド)の純度は24金・18金、K24、K18などで表されます。
この「K」は「カラット/Karat」の略のことです。
日本では金の純度を24分率で表します。
そのため純度100%の金(ゴールド)は24金、K24ということです。
K1ごとに4.17%ずつ金(ゴールド)の含有率が増えていき、18金、K18の場合は金(ゴールド)含有率は75%になります。
24金(K24)・18金(18K)以外にも市場に出回っている金(ゴールド)は主に22金(K22)、14金(K14)、10金(K10)があります。
24金(K24)・18金(18K)は同じ金(ゴールド)ですが含有率が違うということです。
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3.24金(K24)・18金(18K)は何故含有率が違う?
指輪・ネックレスのアクセサリーでは24金・18金と何故含有率が違うのか?
金(ゴールド)は美しい輝きがありますが、硬度が柔らかく熱に弱く型崩れしやすいという弱点があります。
24金・純金のアクセサリーやジュエリーはありますが不向きと言われています。
金(ゴールド)は硬度が柔らかいなどの弱点がありますが他の金属と混ざりやすいという特性かあります。
他の金属と混ぜ合わせることで硬度の柔らかさなどの弱点を補うことができます。
混ぜ合わせる金属の種類や配合を変えることで上記でご紹介した「ホワイトゴールド」、「イエローゴールド」、「ピンクゴールド」を生み出すことができます。
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4.24金・22金・18金・14金・10金の特徴の違い
それぞれの違いについてご紹介します。
◇24金(K24)
含有率・・純金99.99%〜100%
純金とも呼ばれ腐敗・変色に強く美しい輝きは永久的に持続すると言われています。
金(ゴールド)は上記でご紹介したように弱点があるためアクセサリー・ジュエリーには向かず、インゴットやコインなどの資産価値を目的としたものが多いです。
◇22金(K22)
含有率・・純金91.7% 混合物8.3%
指輪・ネックレスといったアクセサリーやハイジュエリーで使用されることが多く、近年注目されている純度です。
24金と比べると丈夫で純金・24金に近い美しい輝きがあります。
しかし柔らかさから傷がつきやすい弱点もあります。
◇18金(K18)
含有率・・純金75% 混合物25%
金(ゴールド)の高い純度があるため美しい輝きを保ちながらも適度な硬さ、加工しやすい柔軟さを持っています。
指輪・ネックレスなどのアクセサリー・ジュエリーに向いており、時計・ライターなどさまざまな製品で利用されています。
◇14金(K14)
含有率・・純金58.5 混合物41.5
金(ゴールド)の含有率が低くなるため耐久性は上がり価格が安くなります。
反面、輝きが劣り混合物が増えるため変色する可能性が高まります。
ジュエリーをはじめ多くの製品で利用されています。
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◇ 10金(10K)
含有率・・純金42% 混合物58%
14金(14K)よりも金(ゴールド)の含有率が低いため耐久性が高く価格も安いためジュエリーを中心に多くの製品で市場に出回っています。
混合物が増えるので金(ゴールド)の輝きは弱く錆びやすい、変色する可能性があります。
5.金(ゴールド)は金属アレルギーを起こしやすいのか?
金属が原因となり引き起こされる金属アレルギー。
金(ゴールド)の指輪・ネックレスなどのアクセサリー、ジュエリーをつけたいが金属アレルギーが気になるという人もいると思います。
金(ゴールド)は金属アレルギーを起こしにくい素材と言われています。
しかし上記でご紹介したように金(ゴールド)は18金(18K)など種類があります。
金(ゴールド)は金属アレルギーを起こしにくい金属ですが配合される金属によってアレルギー反応が出ることがあります。
特にニッケルは金属アレルギーを起こしやすいとも言われています。
金(ゴールド)のアクセサリーで金属アレルギーが気になる人は金(ゴールド)の含有率の高さ、混合物の素材を確認されたら良いです。
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24金・18金とは何なのか?同じゴールド・金でもどう違うのか?
24金・18金の違いについてご紹介しました。
24金・18金の違いや特徴について知るとアクセサリー選びの役に立ち、選ぶのが楽しくなります。
今回ご紹介した内容が皆様の指輪・ネックレスなどのアクセサリー選びの参考になれば幸いです。