なぜ汗臭くなってしまうのか?原因と予防・対策
暑い季節はもちろん、通勤・仕事をしているとかいてしまう汗。
汗は健康維持や体温調整に欠かせないため、汗をかくことは非常に重要です。
しかし汗をかいたままでいると汗臭くなり、周囲・職場で不快な臭いを撒き散らしてしまいます。
他人のニオイは男女ともに敏感です。
汗臭い印象になってしまうと言葉を交わすどころか近付きたくもないという人は大勢います。
汗臭いことは職場での周囲との人間関係を悪くすることがあります。
また自分自身が汗臭いとわかっていたら他人とコミュニケーションをはかりずらくもなります。
汗の対策は仕事をする上で重要でもありマナーでもあります。
マナーである汗、
「汗をかくと何故臭くなるのか?」
「汗臭くなる原因とは?」
「汗くさくならないための対策は?」
と汗について悩みを持つ人は多くいます。
そんな悩みや疑問を持つ人に向けて汗臭くなる原因と予防・対策をご紹介します。
1.汗臭くなる原因
「汗をかくと臭い」・「汗は臭うもの」と認識されている人は多いですが、身体から出たばかりの汗は無臭なのはご存知でしょうか。
汗を出す汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」と呼ばれる汗腺があります。
・エクリン腺
「エクリン腺」という汗腺は日本人の身体の全身に約230万個あります。
エクリン腺は血液中の水分を元に汗が作られています。
エクリン腺から出る汗はほとんどが水分なためニオイはほとんどありません。
臭くなるのは皮膚の表面の皮脂やアカなどの汚れと混じり合い、細菌が分解することで汗が臭くなります。
・アポクリン腺
「アポクリン腺」は脇の下などの限られた一部にある汗腺です。
アポクリン腺から出る汗は基本的にニオイはしませんが一部タンパク質を含んでいます。
このタンパク質が皮膚表面の細菌によって特有のニオイを発して臭くなります。
ほぼ無臭の汗。
汗くさいニオイは皮膚表面の汚れだけでなく、疲労やストレスを溜め込むとニオイが強くなることがありあります。
疲れがたまると血中のアンモニアが増加し汗と混じり合って「ツンとするニオイ」を発生することがあります。
汗は何故臭くなるのか?
それは皮膚の表面の皮脂・アカ・汚れ、身体の疲れ・ストレスが原因となって汗が臭くなります。
2.汗の予防・対策
汗は上記でご紹介したように汗自体はほとんど「無臭」です。
皮膚に存在する細菌によってニオイが発生します。
細かくきちんと日々のケアをすることで汗くさいニオイを抑えることができます。
ニオイを周囲に撒き散らさないために汗の重要な対策についてご紹介します。
ワイシャツの【黄ばみ】・【黒ずみ】は何故できる?原因・予防・落とし方のご紹介。
3.汗をかいたらこまめに拭き取る
汗は皮膚の汚れなどと混じり合うことでニオイが発生してしまいます。
汗をかいて1時間経つとニオイが発生し始めてしまいます。
汗をかいたら出来る限り早くこまめに拭き取ることが汗臭いニオイを抑えることにつながります。
注意点として汗を拭き取るにも乾いたタオルで拭いただけでは表面の水分だけを拭き取り、ニオイの元の細菌は除去できません。
汗をふきとる場合には濡らした清潔なタオルやボディシートで拭き取ることが大事です。
4.身体をしっかり洗う
生活していると全身の皮膚の表面には皮脂や汚れが付着してしまいます。
汗臭いニオイを少しでも抑えるためには毎日ボディソープを使ってしっかりと身体を洗うことが大事です。
特に「アポクリン腺」がある脇部分や皮脂が多い頭部などはしっかりと洗わなければなりません。
朝にシャワーを浴びると寝ている間にかいた汗や落としきれなかった皮脂・汚れを落とすことができます。
日中の汗臭さを抑えることにつながります。
5.衣服に付いた汚れはしっかりと落とす
通常の洗濯一回では衣服についた「皮脂汚れ」・「タンパク質汚れ」は落ちにくいです。
洗ったはずなのに汗臭い、すぐ汗臭くなるという経験がある人がいると思います。
洗ったはずなのに臭うのは衣類の繊維までキチンと洗えてないことが原因です。
スーツ・ワイシャツをクリーニングに出して清潔を保っていてもインナーシャツや下着の汚れをしっかりと落とせていなければ汗臭くなってしまいます。
皮脂汚れなどをしっかりと落とすには30分から2時間つけ置きしてから洗濯し、生乾きは絶対に避け、日光に当てることが大事です。
日光には抗菌化作用があります。
稀に洗濯の際、柔軟剤を使っていないという人がいます。
柔軟剤は消臭・防臭効果があるため、汗くさいニオイを抑えることにつながります。
服に付いてしまったシミ。簡単なシミ抜き方法・応急処置方法・シミ抜きの基本・シミの種類をご紹介。
6.制汗剤やボディシートを使う
制汗剤とは汗を一時的に減らしてくれるものです。
よく耳にするデオドラント用品は雑菌の繁殖を防いでくれます。
制汗剤は現在スプレー・シート・ロールと幅広いタイプが発売されています。
体臭が強い人に向けて、香りが汗と混ざらない無香料のものと様々あります。
肌に直接触れるものなので自分の身体や体質に合うものを選ぶ必要があります。
そのため制汗剤は慎重に選ぶようにしてください。
制汗剤は汗をかいた状態で使っても効果は薄いので、制汗剤を使う際は清潔で汗をかいていない状態で使うことが重要です。
7.食事に気をつける
汗臭いのを防ぐには日々の食事を気をつけることがニオイを抑えることにつながります。
食事に気をつけることは汗臭さだけでなく「加齢臭の予防」となります。
対策として体臭・加齢臭を抑える食べ物をご紹介します。
・肉類
・辛い食べ物
・アルコール
・動物性タンパク質
上記の食べ物は美味しいですが、過剰な摂取は体臭・加齢臭を引き起こす原因と言われています。
嫌かもしれませんが、汗臭さ・体臭・加齢臭を抑えるなら我慢をしなければなりません。
【加齢臭はどこから臭う?どんな臭い?】職場で臭いと思われないための対策・改善点をご紹介。
8.適度な運動をする
汗には「良い汗」と「悪い汗」があります。
良い汗・・サラサラで蒸発しやすい汗
悪い汗・・ベタベタで蒸発しにくい汗
汗腺機能が低下していると悪い汗につながってしまいます。
良い汗を出すにはこまめに運動をして汗腺機能を高めることが大事です。
9.スーツのケア
スーツは着用していると汗・タバコ・食べ物などの様々なニオイが付着して臭くなります。
汗臭くならないようにするにはスーツのケアも大事です。
スーツの汗臭さを除去するためにクリーニングに頻繁に持って行く人がいます。
頻度の多いクリーニングはスーツが傷んで持ちが悪くなってしまいます。
自宅で「スチーム」・「消臭スプレー」を当てるとクリーニングに出さなくてもスーツに着いたニオイを取ることができます。
ニオイの原因となる雑菌や汚れをとるために「陰干し」や「ブラッシング」の日々のケアも重要です。
日々のケアを大切にしているとスーツが長持ちもしやすくなります。
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汗臭くなる原因と様々な汗の対策をご紹介しました。
汗は人間の身体の代謝にとって非常に大事なため、生きていく上で欠かせません。
かいてしまう汗に対してどう予防・対策をするかが汗臭くならないための重要なポイントです。
仕事では「清潔感」は非常に大事とされており、身なりをいくら清潔、綺麗に整えても汗臭ければ台無しです。
汗のニオイを気にしている人や汗のニオイの予防・対策を考えている人は今回ご紹介した内容を参考にして頂けたら幸いです。
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汗の予防・対策をして快適なビジネスライフを送ってください。