スーツ・ジャケパンスタイルには欠かせない「ベルト」。
パンツ、スラックスのウエストをベルトで絞めるのも良いですが、「サスペンダー」もおすすめです。
スーツスタイル、ジャケパンスタイルに「こだわりたい」、「オシャレに着こなしたい」ならサスペンダーもおすすめです。
サスペンダーをおすすめするメリット、ベルトにはないメリットについてご紹介します。
1.サスペンダーとは?
サスペンダーとはパンツ、スラックスに取りつけ、肩で吊り下げるものです。
イギリスでは「ブレイシーズ」とも呼ばれ、アメリカでは「サスペンダー」、日本では「吊りバンド」とも呼ばれています。
呼び方に種類はありますが、一番馴染み深いのは「サスペンダー」ではないでしょうか。
サスペンダーでパンツを固定させることで、パンツが定位置からズレるのを防いでくれます。
時代のなかでサスペンダーはベルトよりも正装という考えが主流です。
2.サスペンダーをおすすめする理由
サスペンダーには多くのメリットがあります。
スーツ、ジャケットスタイルではベルトをやめて、サスペンダーしか使っていないという男性もいるほどの優れたアイテムです。
サスペンダーにはどんなメリットがあるのかをご紹介します。
◇サスペンダーをおすすめするメリット
■コーディネートが楽チン
スーツスタイル、ジャケットスタイルで多くの男性を悩ませるのがベルトのコーディネート。
「新しい革靴を買ったけど、新しい革靴に合わせるベルトを持っていない」
「新しいスーツ、ジャケパンを買ったけど、雰囲気に合うベルトがない」
「この靴やスーツ、パンツ、スラックスが欲しいと思ったけど、合わせるベルトがないから購入をやめよう」
スーツやパンツ、スラックス、靴を新しくしたためにベルトも探さないといけない、買うものを諦める、コーディネートでこんな経験をされたことがある男性は意外に多いです。
こんなスーツ、ジャケパンスタイルのコーディネートの悩みを解決してくれるのが「サスペンダー」。
サスペンダーを一本持っておくとコーディネートが楽チンというメリットがあります。
サスペンダーはオシャレアイテムとしての認識が近年高まっていますが、本来隠すものであり、人に見せるものではありません。
サスペンダーはスーツやジャケットを着ている際に見えたとしてもさりげなく見える程度。
そのため、スーツスタイル、ジャケパンスタイルで「靴とベルトの色合わせ」や「スーツ、ジャケット、パンツの雰囲気に合わせてベルトを変える必要がない」のでコーディネートがとても楽チンです。
■パンツ・スラックスをキレイに見せてくれる
サスペンダーはウエストや股上の位置を正しい位置に補正してくれます。
人によってはパンツ・スラックスのウエスト位置が下がってくるとお困りの男性もいます。
ウエスト位置が下がったパンツ・スラックスではパンツの裾口やクリースライン(折り目)がたるんでしまうことがあります。
サスペンダーはウエストや股上の位置を正しく補正してくれるので、パンツの裾口の生地のたるみを整え、パンツ姿を美しくしてくれます。
但し、パンツのサイズが体型に合っていることが前提となります。
サイズや股下がそもそも合っていないとパンツ姿をキレイに見せることはできません。
■パンツ・スラックスの着心地が軽くなる
サスペンダーを使うことでパンツ・スラックスの穿き心地がベルトを使っていた頃よりも軽くなります。
ベルトではパンツてウエストを絞めて穿くという感覚です。
サスペンダーではパンツを肩で着るという感覚です。
サスペンダーを使うことで、パンツ・スラックスが肩から吊るされるので、穿くといういう感覚でなくなるので着心地が軽くなります。
【カフスボタン】スーツをオシャレに見せる魅力・人気・種類・マナー・使えるシーンをご紹介。
3.サスペンダーは仕事で使っても大丈夫?
サスペンダーを買っても仕事で使えなければ意味がありません。
そのためサスペンダーは仕事で使えるのか気になるところです。
サスペンダーは仕事で使うことができます。
しかし仕事でサスペンダーを使うにあたって、色柄選びには気をつけなければなりません。
サスペンダーの普及が高まっていることもあり、ネクタイ、シャツの色と楽しめるように、さまざまな色柄のサスペンダーが販売されています。
華やかすぎる色柄などはジャケットを脱いだ際に悪目立ちすることがあります。
仕事でサスペンダーを使うなら「黒」がおすすめになります。
結婚式の二次会やパーティーなどでは華やかな色柄のものがお使い頂けます。
ちなみにですが、スーツ販売員の男性も便利さからサスペンダーを着用している人は多いです。
4.サスペンダーの種類
サスペンダーのメリットや仕事で使えるということを知ると、「サスペンダーをコーディネートに取り入れてみたい」と考えた人もいると思います。
サスペンダーを選ぶにしても種類があります。
サスペンダーの種類、選びたい種類をご紹介します。
サスペンダーの種類についてご紹介します。
◇サスペンダーの種類
■サスペンダーX型
前2点、後ろ2点で留めるタイプで、後ろで交差するタイプになります。
□特徴
左右でのバランスが良く安定性に優れています。
パンツ・スラックスのクリースラインをキレイに出すことができます。
フロント部分、バック部分にある金具を調整することで長さや締め具合を変えることができます。
Y型の次に多く販売されています。
■サスペンダーY型
後ろ1点、前2点で留めるタイプ。
□特徴
最も主流なタイプ。
フォーマルシーンでも利用されるタイプで、クラシックなファッションを演出することができます。
スッキリとした見た目、脱着も簡単なデザインになります。
■サスペンダーH型
前2点、後ろ2点で留めるタイプです。
□特徴
背中部分の4つのパーツで可動させる仕組み。
着用していても調整がしやすい、機能面を重視したデザインになります。
■ショルダーホルスター型
体の横2本で留めるタイプ。サイド吊り型ともいわれます。
□特徴
ほかの3つと比べて見た目に特徴があります。
肩からズレ落ちにくく、クリップ留めなので着脱も簡単です。
◇サスペンダーの選びたいおすすめの種類
サスペンダーにはH型、Y型、X型、ショルダーホルスター型とあり、おすすめの種類は「Y型」です。
最も主流なタイプであり、スッキリとした目、どんなシーンにも合わせやすいデザインなので、サスペンダーを始めるなら1本持っておきたい種類です。
5.サスペンダーの付け方・つける位置
サスペンダーをチャレンジするにしても「そもそもどうやって付けるのか?」
「パンツもサスペンダー対応のパンツでないといけないのか?」
サスペンダーの付け方がわからない男性もいると思います。
サスペンダーでは「ボタン留め」、「クリップ留め」があります。
ボタン留めのサスペンダーはパンツ・スラックスにサスペンダー用ボタンが付いていないとサスペンダーを付けることができません。
リフォームショップなどでサスペンダー用ボタンを付けることができます。
クリップ留めのサスペンダーはサスペンダーの装着する先端がクリップになっているので、どんなパンツでも付けることができます。
クリップ型のサスペンダーは着脱もラクなのでおすすめです。
◇サスペンダーのつける位置
サスペンダーをつける際に悩むのが「どの位置につければ良いのか?」
サスペンダーは種類によってつける位置が変わります。
■サスペンダーX型
X型は背中に留め具が2本、前に2本です。
背中部分は金具が背中の中心から少しずらして付けます。
背中のXの中心がパンツの中央に見えるように留め具をつけます。
前部分はパンツ・スラックスのベルトループの外側に付けます。
■サスペンダーY型
Y型は背中に留め具が1本、前に2本です。
背中は留め具がパンツ・スラックスの中央で留めます。
前部分はパンツ・スラックスのベルトループの外側に付けます。
■サスペンダーH型
H型は背中に留め具が2本、前に2本のX型が変形したタイプです。
背中部分はHが背中の中心に来るように付けるのが一般的です。
前部分はパンツ・スラックスのベルトループの外側に付けます。
■ショルダーホルスター型
ショルダーホルスター型は体のサイド2本で留めるタイプです。
脇の下付近で付けるようにします。
6.サスペンダーのおすすめのブランド
サスペンダーは低価格のものから高価格のものまで種類があります。
せっかくサスペンダーをするならこだわりたいと思います。
しかし「いったいどんなブランドを選べば良いかわからない」とお困りの男性もいると思います。
サスペンダーのおすすめのブランドは<アルバートサーストン>です。
◇アルバートサーストン/ALBERT THURSTON
アルバートサーストンは1820年創業の英国の老舗メーカー。
高級紳士服アクセサリーの代名詞であり、大統領、国王、ハリウッドスターなど世界中のVIPに愛されています。
職人の手作業によって作られるサスペンダーは生産工程を一貫して行うことにより品質の高いサスペンダーとなっています。
イギリスらしい色柄、ファッショナブルなデザインをバリエーション豊富に展開されています。
クリップ型、ボタン型、どちらの仕様でも使えるように兼用の仕様になっているものもあります。
もっとも有名なサスペンダーブランドでもあるので、サスペンダーを選ぶなら、バリエーション豊富なアルバートサーストンから選ばられても良いです。
■ アルバートサーストン/ALBERT THURSTONのおおよその価格
おおよそ¥10,000円前後〜¥20,000円前後
![]() | 価格:13,200円 |
※価格は時期やシーズンによって変わることがあります。
サスペンダーをおすすめするメリット、ベルトにはないメリットについてご紹介しました。
スーツやジャケパンスタイルにこだわりたい男性は一度、サスペンダーを試されたら良いと思います。
今回ご紹介した内容が皆様のコーディネートの参考になれば幸いです。