スーツを買うなら？オーダー？メリット・デメリット・向いている人は？

 

「スーツを買う」となったら、出来上がっているスーツ、いわゆる既製品のスーツがいいのか？または広告などで見かけるオーダースーツがいいのか？

スーツを買い慣れていない人、オーダースーツを買ったことがない人は悩むところ。

せっかくスーツを買うなら失敗はしたくない。どちらがいいのか？

出来上がりの既製品のスーツ、オーダースーツ、どちらにもメリット・デメリットがあり、どちらを選んでも正解。

とはいってもオーダースーツにチャレンジしてみたい人は多いです。

ではどんな人がオーダースーツに向いているのか？ビジネスファッションのスタイリング歴15年以上の筆者がメリット・デメリットに加えて、向いている人もご紹介。

最後にはどこにオーダースーツを買いに行けばいいかわからない人に向けて、有名オーダースーツ専門店をご紹介しています。

 

オーダースーツのメリットとは？

 

オーダースーツのメリットは大きく3つ。

 

 

好きな生地が選べる

好きな生地が選べるのはオーダースーツの醍醐味のひとつ。出来上がりの既製品のスーツではシンプルなもの面白味がないことも多い。

オーダースーツではバリエーション豊富な生地の中から自分の好み、イメージの生地を選ぶことができます。

例えば、ベージュのスーツがいいと思っても出来上がりの既製品のスーツではベージュのスーツがない。ベージュのスーツがあってもイメージの色でないなんてこともあります。

オーダースーツでは数ある生地から選べるので、自分のイメージに合った生地を見つけやすいです。

 

自分の体に合ったサイズが作れる

スーツではジャケットは合うけどパンツが合わない。パンツは合うけどジャケットが合わない。

サイズが少し小さい。でもワンサイズ上げると大きいなんてこともあります。

オーダースーツでは細かいサイズの調整ができるのぇ自分の体に合うスーツを見つけやすいです。

 

好きなデザインが選べる

今のスーツでは2つボタンのシングルスーツが主流。

しかしパンツが2本のツーパンツ、ベスト付きのスリーピース、ダブルのスーツなど主流から外れたデザインのスーツは少ないです。

ツーパンツスーツ、スリーピーススーツ、ダブルスーツがあったとしても選べるバリエーションは少なく、サイズがない場合も多いです。

オーダースーツでは自分の好きな色柄、デザインで体にフィットするサイズを作ることができます。

 

オーダースーツのデメリット

 

オーダースーツのデメリットは大きく3つ。

 

 

出来上がりの納期が長くなる

オーダースーツでは出来上がりの既製品のスーツと比べると手元に届く納期が遅いことが多いです。

出来上がりの既製品のスーツではパンツの股下だけの修理であれば早くて一週間。早いところでは当日中なんてところもあります。

オーダースーツでは3週間、1カ月、インポートブランドでは3カ月というところもあります。

着る時期が直近だと間に合わないケースがあります。

 

価格が高くなることも

オーダースーツも出来上がりの既製品のスーツと一緒で価格はピンキリ。価格が高いスーツから安いスーツまであります。

広告でオーダースーツ¥33,000〜と書いていても、いざ来店したら結局¥50,000以上した。¥100,000以上したなんてことがあります。

オーダースーツは選ぶ生地や仕立て、仕様によって価格が変わります。

例えば広告の¥33,000でオーダースーツを買おうとすれば、選べる生地も少なく仕立てもグレードの低くなる傾向。

せっかくオーダースーツを作るならとこだわると思っているよりも価格が高くなってしまうことがあります。

 

出来上がりのイメージが違うことがある

ベーシックなブラック、ネイビーといった生地では出来上がりのイメージが違うということは少ないですが、明るい色の生地では出来上がりがイメージと違うということがあります。

明るい色の生地では出来上がりが思っているよりも明るかった、派手といったことがあります。

オーダースーツでは明るい生地は出来上がりが思っているよりも明るくなるとイメージされてると良いです。

 

オーダースーツに向いている人はどんな人？

 

オーダースーツに向いている人は大きく3点。

 

 

サイズ感・シルエット・デザインにこだわりたい

オーダースーツでは出来上がりのスーツよりも細かいサイズ調整ができるので、着心地のフィット感やシルエットにこだわることができます。

デザイン面ではベスト付きやダブルスーツにデザイン変更、パンツが傷みやすいのでパンツをもう一本作るなどができます。

 

生地の色柄にこだわりたい

出来上がりのスーツではベーシックな色柄がほとんどで選べるバリエーションも少ないです。

ちょっと変わったスーツやオシャレな色合いの生地の色柄は少ない傾向です。

ベーシックな生地でスーツを作るとしても、オシャレな色合いを見てから作りたいもの。

オーダースーツではバリエーション豊富な中から生地を選んでスーツを作ることができるので、満足した選び方ができます。

 

出来上がりの既製品のスーツではサイズが合わない

人の体は人によってさまざま。出来上がりの既製品のスーツでは平均的なサイズ感のものが多い。

細いサイズ、小さいサイズ、太いサイズ、大きいサイズは少ないもの。サイズによってはサイズがない場合もあります。

上半身と下半身のサイズバランスが違う人ではジャケットとパンツのサイズが合わない場合があります。

オーダースーツではサイズがない、合わない人に向いています。

 

オーダースーツには種類がある！

 

オーダースーツといっても3種類あり、選ぶオーダーによって、できる補正や価格、仕上がりの納期が変わってきます。

 

 

パターンオーダースーツとは？

既製品、出来上がりのゲージスーツをベースにサイズを合わせていくオーダー方法で一番取扱いが多いオーダーでもあります。

既製品のスーツに近いオーダーで、既製品のスーツよりもサイズ感や生地、ボタン、仕様などこだわることができます。

価格面でも比較的安いものもあり、納期もかかりすぎない傾向です。

 

イージーオーダースーツとは？

イージーオーダーもゲージ服をベースに体型に合わせていくオーダー方法。

パターンオーダーでは難しい体型補正などができるので、イージーオーダーはさらに体型にフィットするスーツを作ることができます。

 

フルオーダースーツとは？

フルオーダーとはオーダーをする人に合わせて型紙から作成してスーツを作るオーダー方法。

人間の体は人によってさまざま。細かく採寸をしオーダーをする人に合ったスーツを仕立てあげます。

フルオーダーではデザインの自由度も高く、細部までこだわることができます。

また出来上がるまでに一度確認できる仮縫いを設けるところが多いので、サイズ感やフィット感、デザインを確認できるので安心感もあります。

 

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オーダースーツはどこのお店に行けばいい？

 

オーダースーツといっても数多くのお店があり、どこのお店に行けばいいかわからないもの。

どこのオーダースーツのお店に行けばいいかわからない人に有名オーダースーツ店をご紹介。

※価格や納期はあくまでも参考にしてください。詳しい価格や納期は店舗にご確認ください。

 

 

麻布テーラー azabutailor

ファッショナブルなデザイン・スタイルなオーダースーツを展開する老舗のオーダースーツ専門店。

国内の直営工場で縫製し、イタリア・イギリスのインポート生地から国産の生地までを展開。バリエーション豊富な中からオーダーが可能。

 

 

グローバルスタイル Global Style

老舗生地問屋が展開するリーズナブルなオーダースーツ専門店。

生地問屋ということで幅広い生地バリエーション、トラッドからモードまでの幅広いデザインのオーダーが可能。2回目以降はオンラインでオーダーも可能。

 

 

カシヤマスマートテーラー

オンワード樫山が展開するオーダー専門店。

業界最速の納期、低価格からとリーズナブルで早くオーダースーツが作ることが可能。

一度作ってサイズ感が気に入れば次回からはスマホで注文することも可能。

 

 

ユニバーサルランゲージメジャーズ UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE’S

洋服の青山が展開するオシャレさ、品質にこだわったオーダースーツ専門店。

100万通りのバリエーションから自分だけの1着を選ぶことができます。

 

 

オーダースーツ SADA

お客様満足度5冠、最大級の店舗数を誇るオーダースーツ専門店。

価格としても初回お試しは¥21,780〜とリーズナブルにオーダーを作ることが可能。

お急ぎの人に納期短縮も嬉しいサービス。

 

 

FABRIC TOKYO ファブリックトウキョウ

スマホでオーダーができるオーダースーツ専門店。

1回目は店舗で採寸をしてスマホでオーダー。採寸データが残るので、2回目以降は店舗に行かずともスマホで好きな時間にオーダーが可能。

オーダースーツをスマホで注文できるという手軽さを実現したブランド。

 

 

英國屋

創業より80年。フルオーダーのスーツの注文数は世界トップクラス。

テレビドラマなどでも優秀な男性、女性役の衣装としても使われることが多い安心感のあるオーダースーツ専門店。

パターンオーダーやイージーオーダーでは味わえないフルオーダーを味わうことができます。

 

 

ほかにもスーツがオーダーできるお店はたくさんある！

 

上記では有名オーダースーツ専門店をご紹介しましたが、スーツのオーダーができるお店はたくさんあります。

洋服の青山、AOKIといったスーツ量販店。百貨店に多いスーツブランドのゴタイリク/gotairiku。

馴染みの多い人も多いアメリカブランドのラルフローレン/Ralph Lauren、ブルックスブラザーズ/Brooks Brothers。イギリスブランドのダンヒル/dunhillやポールスミス/Paul Smith。イタリアブランドのゼニア/Zegna、ドイツブランドのボス/BOSS。

普段着の私服を選ぶ人も多いユナイテッドアローズ/UNITED ARROWSやエディフィス/EDIFICE。

大人のセレクトショップのビームスエフ/BEAMSFやラグジュアリーなセレクトショップのバーニーズニューヨーク/BARNEYSNEWYORK。

最高峰と呼ばれるブリオーニ/Brioni、キートン/Kiton。

ほかにもハイブランドであるルイ・ヴィトンなどでもオーダースーツを作ることが可能。

オーダースーツは量販店からセレクトショップ、ハイブランドまでさまざまなところで作ることができます。

どこでオーダースーツを作るか悩んだらオーダースーツ専門店で作るもよし、普段着をいつも買い慣れているセレクトショップ。

価格は高いが誰もが知る、憧れられるブランドでも作るもよし。

自分の好みに合うオーダースーツを選ぶようにしましょう。

 

オーダースーツを作る際のアドバイス

 

クォリティの高い、好みに合うオーダースーツを作るなら生地、デザイン、仕立ては重要なポイント。

しかしもう一つ付け加えるなら、お店のスタイリスト、フィッター、販売員といったスタッフさんが重要。

店員さんによってオーダースーツの仕上がりの出来栄えが変わることもあります。

経験があって今のトレンドも知る店員さんを選ぶことがおすすめです。

とはいってもいい店員さんに出会うのはタイミングや運にはなりますが、親切や詳しい店員さんにあたればラッキーです。

 

スーツを買うならオーダーがいいのか？メリット・デメリット、向いている人についてご紹介をしました。

オーダースーツは入学式、卒業式、就活、成人式といったスーツが必要な若い世代から仕事バリバリのビジネスマンまで年齢を問わず作られています。

もちろん結婚式やお葬式で使うフォーマルでも作られています。

スーツが必要、せっかくだからオーダーをしてみたいという人は今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。

今回ご紹介した内容が皆様の参考になれば幸いです。

 

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