スーツを買う際、ジャケットの背中部分にある割れ目、切れ目は真ん中と横とどちらが良いのか?
どっちが流行りなのか?若者向きなのか?
と悩んだり、困ったことはありませんか?
スーツの上着の背中の裾にある切り込み、割れ目を「ベント」と言います。
スーツを買うならどちらの「ベント」が良いのかご紹介します。
そもそもベントとは?
ベントはそもそも何で付いているのかということをご紹介します。
ベントはジャケットの着用時に運動性や着やすくするために背中の裾に切り込みを入れています。
【人気のあるオーダースーツ専門店】をご紹介。麻布テーラー・グローバルスタイルetc
センターベントとは?
センターベントはジャケットの真ん中に切れ目、割れ目が入っています。
元々スーツの原型ができた時代ではスーツに大きな運動性を求めていなかったので、ジャケットにベントは付いていませんでした。
時代が進むにつれ、運動性が求められベントが付きました。
センターベントは乗馬の際に足を左右に開きやすくするためにできたという説があります。
日本語では「馬乗り」と言われています。
そのためセンターベントのスーツは軽快な印象を演出します。
【安いオーダースーツの見映え・耐久性を良くするには?】おすすめのオプションメニューをご紹介。
サイドベンツとは?
サイドベンツは背中の裾の両脇に切り込み、割れ目を入っています。
サイドベンツは軍人がサーベルを腰にぶら下げやすくするためにできたという説があります。
日本語では「剣吊り」と言われています。
サイドベンツはパンツ、スラックスのヒップラインと一体化するので、センターベントより足が長く見える効果があります。
「短足」でも足が長く見える!?スーツの選び方・着こなし方をご紹介
ノーベントとは?
ノーベントは切り込み、割れ目が入っていません。
ノーベントは先程もご紹介したようにスーツの原型が誕生した際は切り込み、割れ目が入っていませんでした。
現在ノーベントはタキシードやフォーマルなどの礼装用のスーツの形に用いられています。
フォーマルスーツは絶対に必要。賢い買い方とは?ブラックスーツではいけないの?
センターベント・サイドベンツ・ノーベントどれが良いのか?
センターベント、サイドベンツ、ノーベントの起源をご紹介させて頂きました。
ベントは起源やスーツブランドの発祥の場所、スーツの打ち出し方など様々な理由によって、センターベント、サイドベンツと変わってきます。
そのため若者はどちらがが良いとか流行りはどっちが主流ということはありません。
快適さを求めるならセンターベント、足を長く見せたいということであればサイドベンツと、自分が求める着やすさや印象によって選ばられると良いです。
百貨店に多いスーツブランド10ブランドまとめ(五大陸、ダーバン、ブルックス、マッキントッシュ、リング、ティモシー 、リチャードジェームスetc)
いかがでしたでしょうか?
スーツのジャケットの割れ目、切り込みについてご紹介させて頂きました。
スーツの購入の参考にして頂ければ幸いです。