どんなコートを着ているかによって、ビジネスマンの印象は変わります。
コートといっても形、素材とさまざまです。
コートの形、シルエットももちろん大事ですが、コートに使われている素材も重要です。
素材によって雰囲気、着用感が違います。
素材の良し悪しを理解してコートを着られるとお持ちのコートの寿命の長さも変わってきます。
コートでよく使われている人気の素材6選のメリット、デメリット、どれがいいか?をご紹介します。
コート人気素材①.綿(コットン)
綿(コットン)はTシャツやGパンなどでも使われるポピュラーな素材です。
コートではトレンチコートなどでよく使われています。
メリット
肌触りがよい
通気性がある
夏は涼しく、冬は暖かい
(熱伝導率が低いので、保温性がある)
静電気が起きにくい
強度が高い
デメリット
縮みやすい
毛羽立ちしやすい
シワになりやすい
長時間の日光による変色
綿は丈夫で静電気が嫌な人や丈夫なコートを求められる方には良い素材です。
静電気が起きやすい素材はホコリも付きやすくなります。
シワになるのが嫌な人やショルダーバッグなど使われる方は摩擦で痛みやすいので着用の際は考えてください。
コート人気素材②.ポリエステル
ポリエステルはウェア、パンツ、アウターなどさまざまな衣服で取り扱われてる素材です。
ポリエステルは合繊繊維の生産量の半分はポリエステルです。
メリット
耐久性に優れている
シワになりくい
吸湿性が低いので、乾きやすい
リーズナブルなものが多い
軽い
デメリット
毛玉ができやすい
静電気を帯びやすい
綿ほどの肌触りが良くない
ポリエステルは軽く、耐久性に優れて、シワになりにくいため、使いやすい利点があります。
しかしポリエステルは非常に強い繊維のため毛玉になってしまったら表面に強くくっつきなかなか落ちませんので摩擦に注意が必要です。
また冬場では乾燥しているため、静電気を帯びやすいという点があります。
コート人気素材③.ウール
現在ウール素材を使ったコートはトレンドで人気があります。
なかでもチェスターコートはオン・オフに使えるため、特に人気があります。
ウールは他にもスーツ、セーターでもよく使われている素材です。
メリット
保温性が高い
弾力性があるため、シワになりにくい
弾力性があるため、型くずれしにくい
色落ちしにくい
肌触りが滑らか
デメリット
毛玉になりやすい
虫食いに注意
ウール素材のコートは先程も述べた通りトレンドで、見た目も暖かそうに見え、かっこいいです。
着用の際に一番気をつけないといけないのは毛玉や摩擦です。
シーズン終わりの保管には注意が必要です。
コート人気素材④.カシミヤ
カシミヤはヤギの毛で作った織物で、繊維の宝石とも呼ばれています。
メリット
保温性が高い
手触りがウールより滑らか
柔らかい
弾力性が高いので、型くずれしにくい
軽い
上品なツヤがある
デメリット
毛玉ができやすい
虫食いに注意
水分に弱いのでワジミになりやすい
カシミヤは保温性も高く、素材の良さから着用していても気持ちが良いです。
上質な素材のため、他の素材よりも丁寧に着用し、着用後はブラッシングは欠かせません。
シーズン終わりはウールと同様に虫食いに注意が必要です。
コート人気素材⑤.アルパカ
アンゴラヤギやアンゴラウサギからとれる貴重な獣毛。
メリット
柔らかい
保温性が高い
丈夫
シルクのような光沢がある
デメリット
毛が抜けやすい
毛玉ができやすい
静電気が起きやすい
カシミヤに比べて肌触りは劣るものの、丈夫という点では利点があります。
アルパカも高級素材のため、着用の際には注意が必要です。
毛が抜けやすいため、素材によっては一緒に着用したものに毛がつきます。毛がつくのが嫌という方は避けらるのが無難でしょう。
コート人気素材⑥.シルク
一般的なコートで使われることは少ないですが、プレタでは使われることが多いデリケート素材です。
メリット
美しい光沢
軽さがある
暖かい
吸湿性、発散性に優れている
デメリット
水ジミになりやすい
擦れやすく、毛羽立ちやすい
虫食いに注意
目寄れしやすい
高級素材とあってシルクの光沢感、ツヤは捨て難いです。
シルクのコートは本当に上品な雰囲気を演出しますので、お手入れを怠らない人のはおすすめです。
いかがでしたでしょうか。
全ての素材にはメリット、デメリットがございます。
せっかくコートをご購入されるのでしたら良い面だけでなく、デメリットも理解した上で使用されると長持ちします。
簡単ですがコートでよく使用されるコートの素材をまとめさせて頂きました。
コートをご購入のお考えの方のお役に立てれば幸いです。