仕事の場では第一印象が重要です。
特に40〜50代の男性、いわゆる「おじさん世代」にとって、服のサイズ感は見た目の印象を大きく左右します。
近年、若者の間ではオーバーサイズのファッションが流行していますが、ビジネスの場でのおじさん世代には必ずしもプラスに働くとは限りません。
むしろ、だらしなく見えたり、老け感を強調してしまうことも…。
スーツ販売歴15年以上の筆者が、「おじさんがビジネスファッションでオーバーサイズを避けるべき5つの理由」を具体的にご紹介。
好印象を与える着こなしのポイントまで紹介します。
おじさんがオーバーサイズを避けるべき理由
■だらしない印象になりやすい
オーバーサイズの服は、ゆるっとしたシルエットが特徴ですが、40代・50代の男性が着用するとビジネスシーンでは清潔感を損ねる危険があります。
特に商談や会議などでは「きちんと感」が求められるため、ジャストサイズを選ぶことで爽やかで整った印象を保てます。
■子供っぽい印象となることがある
オーバーサイズはゆったりとしたシルエット。
年齢を重ねると、ビジネスシーンではフォーマル感や落ち着きが求められることも多いです。
フォーマルな場面で、この「ゆるさ」が不釣り合いになり子供っぽい印象となります。
■信頼性・プロフェッショナル感が低下
オーバーサイズのビジネスファッションは「きちんと感」が求められるような職種によっては、軽い印象になることも。軽い印象から信頼性、プロフェッショナル感を損なうことがあります。
仕事の場では、ジャストフィットのスーツやシャツが信頼感を高め、プロ意識をアピールできます。
■スタイルアップ効果が得られない
オーバーサイズは体型を隠す一方で、脚長効果やシャープに見える効果を失います。ジャストサイズの服を選ぶことで、肩幅や腰位置が引き立ち、全身バランスが整って見えます。
■流行に左右されすぎる危険性
オーバーサイズはトレンドであり、流行が変わると見た目が一気に古くさくなる可能性があります。
ビジネスファッションでは長く着られるベーシックなデザインを選び、時代に左右されないスタイルを持つことが大切です。
おじさん世代に似合うビジネスファッションのサイズ選び
■ジャストサイズの目安
40〜50代のビジネスファッションでは、まず**ジャストサイズ**を意識することが重要です。
肩幅はジャケットの縫い目が肩先に自然に収まる位置を目安に選びましょう。
袖丈は手首の骨にかかる程度が理想で、シャツのカフが1〜1.5cmほど見える長さが好印象です。
着丈はヒップが隠れる程度を基準にすると、上品かつスマートな印象を与えられます。
■バランスの良いシルエット作り
上下のボリューム配分は「細すぎず太すぎず」がポイントです。
スリムなパンツにはややゆとりのあるジャケットを合わせ、逆にゆったりめのパンツにはすっきりしたトップスを選びましょう。
中高年男性は体型の変化が出やすいため、適度なフィット感を持つ服で縦のラインを強調することが、若々しく見える秘訣です。
小物でアップデート感を出す方法
ネクタイは落ち着いた色合いに、現代的な柄や素材を取り入れることで、古臭さを防ぎます。
ベルトは靴の色と合わせるのが基本ですが、質感を揃えるとさらに統一感が出ます。
靴は革の艶感と清潔感が重要で、定期的な手入れで好印象を維持しましょう。これらの小物選びが、大人の余裕とセンスを引き立てます。
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スーツ販売歴15年以上の筆者が、「おじさんがビジネスファッションでオーバーサイズを避けるべき5つの理由」を具体的にご紹介しました。
見た目の印象はサイズ選びから始まります。
清潔感のあるジャストサイズの服装は、信頼感を自然に生み出します。
40〜50代こそ、体型や年齢に合った大人の着こなしを意識し、細部まで気を配ることで、ビジネスの場で好印象を持たれるファッションが完成します。
40代、50代の人でビジネスファッションでお悩みの人は今回ご紹介した内容を参考にしてください。
今回ご紹介した内容が皆様のお役に立てば幸いです。