夏の通勤時やオフィスで、「なんだか自分の汗臭が気になる…」と感じたことはありませんか?
電車やエレベーターの中、会議室など密閉された空間で、ふと自分の体臭で「もしかして汗臭いかも」と感じてしまったら、一日中気が休まりません。
特にビジネスファッションで着る、スーツやワイシャツなどは、通気性が悪くなりがちで、汗をかきやすい夏の季節には大きな悩みの種です。
スーツ販売歴15年以上の筆者が、夏のビジネスファッションで嫌われる「汗臭」のの3つの原因をご紹介。
夏のビジネスシーンで汗臭いのが気になる人は参考にしてください。
汗臭対策は“衣服選び・ケア・生活習慣”の見直しがカギ!
夏のビジネスシーンで汗臭を防ぐには、「衣服選び」「衣服や身体のケア」「生活習慣」の3つのポイントを押さえることが最重要です。
なぜなら、汗臭の原因は単に汗そのものではなく、服の素材や着方、日々のケアや体の状態が密接に関係しているからです。
例えば、通気性の悪い素材のスーツやワイシャツを着ていると、汗が蒸発せずに菌が繁殖しやすくなります。また、毎日の洗濯や身体の清潔が不十分だったり、食生活が乱れていると、汗臭が強くなる傾向があります。
汗臭いは原因ごとに対策をとる必要があります。
衣服の素材と通気性の悪さ
汗臭を生む最大の原因の一つは、衣服の素材や通気性の悪さです。
理由は、汗そのものはほぼ無臭ですが、通気性の悪い衣服の中で細菌が繁殖しやすくなり、これが汗臭の主な発生源となるからです。
例えば、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は吸湿性が低く、汗がこもりやすい傾向があります。
一方、コットンやリネンなどの天然素材は吸湿性・通気性が高く、汗を素早く吸収し発散してくれます。
最近では、吸汗速乾機能や抗菌加工が施されたビジネスウェアも増えているので、そうした機能性素材を選ぶのも有効です。
夏のビジネスファッションで汗臭いのを軽減させるには「通気性」「吸湿性」「速乾性」の高い衣服を選ぶことが、汗臭を防ぐ第一歩です。
毎日のケア不足
ビジネスファッションで汗臭くなる、次に多い原因は、衣服や身体のケア不足です。
理由は、きちんと洗濯されていない服や、汗をかいたままの状態が続くと、汗や皮脂をエサにした雑菌が繁殖しやすくなるからです。
例えば、ワイシャツやインナーは毎日しっかり洗濯し、汗染みや皮脂汚れが残らないようにしましょう。
また、制汗剤やデオドラントシートをうまく活用するのも効果的です。最近は携帯できるボディシートも多く、外出先やオフィスのトイレで手軽にリフレッシュできます。
日々の洗濯や身体のケアを徹底し、いつでも清潔を保つことが、汗臭予防に直結します。
食生活や生活習慣
意外と見落としがちなのが食生活や生活習慣が汗臭い原因となることもあります。
なぜなら、脂っこい食事やニンニク、アルコールの摂り過ぎは、汗や体臭を強くする原因になるからです。
不規則な生活やストレスも、体の代謝やホルモンバランスを乱し、においを悪化させることがあります。
例えば、揚げ物や肉中心の食事が続くと、皮脂の分泌が増えて汗臭さが強くなりやすいです。
また、ニンニクやアルコールを多く摂ると、独特のにおいが汗に混じってしまいます。さらに、寝不足や運動不足も、体のデトックス機能を低下させてしまい、結果的に体臭がきつくなります。
夏の汗臭対策にはバランスの良い食事や規則正しい生活を心がけることが大切です。
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スーツ販売歴15年以上の筆者が、夏のビジネスファッションで嫌われる「汗臭」のの3つの原因をご紹介しました。
夏のビジネスファッションでは、日々とても暑く、どうしても汗をかいてしまいます。
汗をかいてしまうのは仕方ありませんが、汗臭くなってもいいというわけではありません。
自分も周囲も快適に働くためにも、汗臭い原因を理解し対策をするようにしましょう。
今回ご紹介した内容が皆様のビジネスファッションの参考になれば幸いです。