「スーツを高級なように見せたい」
「仕事がデキる男に見せたい」
「スーツを上品に格好良く着こなしたい」
そう考える男性は多いです。
スーツは正しいサイズ・着こなしのポイントを押さえることで上品で高級感、清潔感、仕事がデキる男を演出することができます。
反対にサイズ・着こなしのポイントを間違えてしまうと高級なスーツを着ても「清潔感に欠ける」、「だらしない」、「仕事がデキなさそう」といったマイナスな印象になってしまいます。
スーツを販売して10年以上のキャリアを持つ筆者が仕事がデキる男性に見せるスーツの正しいサイズの選び方・着こなしのポイントをご紹介します。
Contents
スーツを正しいサイズで着こなす大事なポイント
スーツを正しいサイズで着こなすうえで、大事なポイントは「自分の身体に合ったサイズ感」を身に纏うことが重要です。
人は見た目が全てではありませんが、見た目は自身の印象を演出するうえでとても大事です。
例えば自身が仕事を依頼しようとした相手が能力に関わらず、見た目に清潔感がなく、だらしない印象だったら大切な仕事を依頼するでしょうか?
その人から高いお金を払ってモノを買うでしょうか?
スーツを正しいサイズで着こなした上品で清潔感のある相手の方に依頼したい、モノを買いたいとなりませんでしょうか?
自分の身体に合う正しいサイズのスーツを選ぶことは自身に上品さ、高級感、清潔感をもたらし、仕事がデキる男性を演出することができるので相手・周囲に安心感を与えます。
そのため自分の身体に合ったサイズのスーツを選ぶことが仕事がデキる男性に見せる第一歩です。
スーツの選び方ではカジュアルな私服と同様に極度な細身のサイズのスーツを求める男性や楽に着用したいということで大きめのサイズのスーツを求める男性がいます。
しかし極度の細身のスーツは高級なスーツだとしてもチープ、軽そうな印象になり、大きめのスーツはだらしなく、野暮ったく見えてしまいます。
このようなスーツのサイズ選びは仕事が出来たとしても自分の印象を下げることになってしまいます。
自分の身体に合ったサイズ感のスーツを選ぶことは上品さ高級感、仕事がデキる男性に演出することができます。
同時に仕事を掴むチャンスでもあります。
では「自分の身体に合ったサイズ感のスーツ」とはどのようなサイズなのか?
スーツの正しいサイズ選び、上品に着こなすうえで意識したい簡単なポイントをご紹介します。
身体に合うスーツの正しいサイズの選び方〜ジャケットで意識したいポイント〜
①.ジャケットの襟が首、胸に綺麗に沿っている
ジャケットの上襟が首周りに綺麗に沿っており、ラペル(下襟)も胸に綺麗に沿っているのが基本です。
ジャケットの襟と首の間に大きな隙間ができる、ラペルと胸の間が極端に浮いてしまうのはNGです。
②.ジャケットの肩山が合っていない
スーツは肩で合わせるのが基本です。
自身の肩先とスーツのジャケットの肩先が合っていないのはNG。
肩山が内側に入ると小さいので無理して着ているように見えてしまい、脇部分も詰まったような着心地になります。
肩山が肩先より外に落ちているとだらしないように見えてしまいます。
ジャケットの肩口には余計なシワが入らないのが基本です。
③.ジャケットのボタンを閉じた際、フロントジワ(Xジワ)が出ない
ジャケットのボタンを閉じた際に出るシワをXジワと言います。
Xジワは極端な細身のスーツを求める男性に多い傾向です。
少しのシワなら良いですが大きく深いシワは無理して細いサイズを着ているように見えるのでNGです。
④.ジャケットの着丈の長さはヒップが隠れる長さ、もしくはお尻の付け根の上
ジャケットの着丈の長さはトレンドによって変わります。
現在ではお尻が隠れる長さ、もしくはお尻の付け根より少し上が良いです。
極端にジャケットの着丈が長いものは野暮ったい印象になり、お尻が半分でるほどの短いものはチープな印象になるのでNGです。
⑤.ジャケットにツキジワが出ない
ツキジワとは背中の襟の下に横にシワが入ることを言います。
これはスーツのショルダーラインに対して、着る人が怒り肩のためシワが入ります。
お直しでツキジワをとることも可能ですが、自分に合ったショルダーラインを選ぶことをおすすめします。
⑥.ジャケットの袖丈はシャツが1.5センチから2センチ程度出る長さ
これはワイシャツの袖長さにもよりますがジャケットの袖の長さはワイシャツの袖が1.5センチから2センチ程度出る長さが好ましいです。
ワイシャツの袖口が見えすぎるのはチープに見え、長すぎる袖丈は野暮ったい印象になるのでNGです。
身体に合うスーツの正しいサイズの選び方〜スラックス・パンツで意識したいポイント〜
①.スラックスの腰ポケットが開かない、浮かない
スーツのスラックスを履いた際に腰のポケットが開く、浮くのはウエストやお尻がきついためNGです。
ポケットが開く、浮くとスラックス・パンツの見た目も悪く、生地・縫い目に負担がかかり、スラックス・パンツの寿命にも影響します。
ウエストはもちろん着心地も影響するので、適度に余裕のあるサイズを選んでください。
パンツのウエストが小さければ3センチから4センチほど大きくすることが可能です。
お尻がきついという男性はウエストや太ももを大きくする修理かタックを入れることを検討されたら良いです。
②.スラックスの太もも部分はひとつまみできるほどの大きさ
太もも部分はひとつまみできるほどの大きさが適正で見た目のシルエットも綺麗です。
ひとつまみは人によって異なりわかりにくいですが、ピチピチでひとつまみできない細さは安っぽく、極端に太いものは野暮ったいのでNGです。
裾の幅も同様に細すぎる、太過ぎるスラックス・パンツはNGです。
③.スラックスの股下の長さは靴にかかる長さ
股下の長さは好みはあると思いますが、正統な長さは靴に軽くかかる長さです。
短すぎるとカジュアル感が出てしまい、長すぎるとダボダボでだらしない印象になるのでNGです。
身体に合うスーツの正しいサイズの選び方〜ワイシャツで意識したいポイント〜
①.ワイシャツの袖は手首の骨から1.5センチほどから2センチほどの長さ
ワイシャツの袖の長さは袖口のボタンを留めずに手首の出っ張った骨からおおよそ1.5センチほどから2センチほどの長さが適正です。
ボタンを留めずに手首の出っ張った骨より極端に長いものはスーツを着た際にワイシャツが見えすぎてだらしなく見えてしまいます。
短すぎる袖の長さも小さいサイズを着ているように見えるのでNGです。
②.ワイシャツの第一ボタンでは首周りのサイズが大き過ぎると野暮ったく、だらしなく見えてしまうのでNGです。
第一ボタンが閉まらない、かろうじて閉まる大きさも無理して着ているように見えますのでNGです。
目安としてはワイシャツの首周りは実寸の大きさから+2センチほどを目安にすると指が入るほどの大きさを選ぶことができます。
③.ワイシャツの着丈の長さはお尻が隠れる長さ、お尻の付け根付近が目安
ワイシャツの着丈が短いとスラックスの中に閉まっていてもすぐに出てきやすいです。
ワイシャツがすべて出なくても半分出てきてウエスト周りで溜まってしまってしまうと見た目がだらしなくなってしまいます。
ワイシャツの着丈の長さはお尻が隠れる長さ、お尻の付け根付近を目安にするとワイシャツがスラックスから出てきにくいです。
スーツを販売して10年以上のキャリアを持つ筆者が上品さ・高級感を演出する正しいサイズの選び方、上品な着こなしのポイントをご紹介しました。
スーツはもちろん生地やシルエットも重要ですがサイズ選びを間違えてしまうと元も子もありません。
今回ご紹介した内容、ポイントを意識してスーツを選ぶと見た目が変わりますので、スーツを選ぶ際は参考にしてください。
スーツを選ぶお店選びにお困りならセレクトショップ、百貨店などもおすすめです。
ご紹介した内容が皆様のお役に立てば幸いです。