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【徹底解説】ローファーの種類と格式|ビジネスシーンで失敗しない選び方

 

ビジネスシーンで人気の革靴「ローファー」。

しかし、「ローファーにも格式があるの?」「ビジネスで履いて良い種類は?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

実は、ローファーにはいくつかの種類があり、それぞれに格式や適したシーンがあります。

スーツ販売歴15年以上の筆者が、ローファーの基本的な種類とその格式、ビジネスで失敗しない選び方を徹底解説します。

ビジネスシーンでローファーを多用する。これからローファーに挑戦するという人は、ぜひ参考にして、上品なビジネスファッションを実現しましょう。

 

ローファーとは?ビジネスシューズとしての特徴

 

■ローファーの基本的なデザイン

ローファーとは、靴紐やバックルなどを使わず、足をスリップオンのように簡単に履ける革靴の一種です。

主に革素材で作られており、甲の部分に装飾が施されているデザインが特徴です。

定番の「コインローファー」や、エレガントな「タッセルローファー」など、さまざまなバリエーションがあります。

シンプルかつ洗練された印象を与えるため、カジュアルからビジネスまで幅広いシーンで活用されています。

ローファーと紐靴との違い

ローファーと紐靴の最大の違いは、「脱ぎ履きのしやすさ」と「フォーマル度」です。

紐靴、特にビジネスで定番の「ストレートチップ」や「プレーントゥ」などは、フォーマルな場面に最適とされています。

対してローファーは、カジュアルなイメージが強いものの、デザインや素材によってはビジネスシーンでも問題なく着用できます。

日本では特に夏場やクールビズの時期に人気が高まる傾向があります。

また、ローファーは紐靴に比べて足元がすっきり見え、こなれ感や軽快さを演出できるのも魅力です。

 

ローファーの主な種類と特徴

 

ローファーは、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで活躍する人気の革靴です。ここでは、代表的なローファーの種類とそれぞれの特徴について詳しく解説します。

コインローファー(ペニーローファー)

コインローファーは、ローファーの中でも最も定番とされるデザインです。

甲の部分に切り込みがあり、そこにコイン(ペニー)を挟んだことから「ペニーローファー」とも呼ばれています。

シンプルながらも上品な印象で、ビジネスシーンからカジュアルまで幅広く活用できます。

タッセルローファー

タッセルローファーは、甲部分にタッセル(房飾り)が付いたデザインが特徴です。

遊び心とエレガンスを兼ね備えており、スーツスタイルにも合わせやすい一足です。ビジネスカジュアルやジャケパンスタイルにもおすすめです。

ビットローファー

ビットローファーは、甲の部分に金属製の飾り(ビット)が施されているローファーです。

グッチが発祥と言われており、高級感と華やかさを演出します。

ドレッシーな雰囲気があり、フォーマルなシーンにも適しています。

キルトローファー

キルトローファーは、甲部分にフリンジ状の革(キルト)が付いているデザインです。

個性的でクラシカルな印象を与えるため、ファッションのアクセントとしても人気があります。

カジュアルスタイルに取り入れることで、こなれ感を演出できます。

その他のローファー

上記以外にも、ドライビングローファーやスリッパタイプ、モカシンローファーなど、さまざまなバリエーションがあります。

素材やデザインの違いによって印象が大きく変わるため、用途や好みに合わせて最適な一足を選びましょう。

ローファーの格式ランキング|ビジネスに最適なのは?

 

ローファーはそのデザインや素材によって、ビジネスシーンにふさわしいものとカジュアル寄りのものがあります。

ここでは、ローファーの格式をランキング形式でご紹介し、ビジネスシーンに最適なローファーの選び方について解説します。

フォーマル度の高いローファー

ローファーそのものは一般的にフォーマル度が低く、格式が高いフォーマルな場には不向き

あえて、ビジネスシーンで最もフォーマルとされるローファーは「コインローファー(ペニーローファー)」や「タッセルローファー」が他のデザインよりもドレッシー。

これらのローファーはシンプルなデザインで、スーツとの相性が良いため、オフィスやビジネスカジュアルに最適です。

特に黒やダークブラウンのレザー素材を選ぶことで、よりフォーマルな印象になります。

カジュアル寄りのローファー

「ビットローファー」や「ドライビングローファー」などは、デザインや装飾がやや華やかで、カジュアルな印象を与えます。

休日のカジュアルスタイルや、オフィスカジュアルとして着用するのがおすすめです。

明るい色味やスエード素材のローファーも、カジュアル度が高まります。

 

ビジネスシーンでのローファーの選び方

 

ローファーをビジネスで履く際は、スーツとの相性や素材選びが重要です。ここでは、ビジネスシーンにふさわしいローファーの選び方を詳しくご紹介します。

スーツとの相性

ローファーは、シングルスーツやセットアップスーツと相性が悪くない靴です。

細身でシンプルなデザインを選ぶことで、洗練された印象を与えます。逆に、ラフなデザインや幅広のローファーはスーツスタイルと合いにくいため注意が必要です。

革の種類・色の選び方

ビジネスには、光沢感のあるレザーが最適です。

色は黒やダークブラウン、ネイビーなど落ち着いた色合いがおすすめ。スエードや明るい色はカジュアル度が高くなりすぎるため、ビジネスでは避けるのが無難です。

シーン別おすすめローファー

- 【会議や商談】…黒のコインローファー

- 【オフィスカジュアルや普段使い】…ダークブラウンのタッセルローファー

- 【カジュアルな社内イベント】…ビットローファーやスエード素材(ただしドレスコード要確認)

ビジネスシーンでローファーを選ぶ際は、格式やTPOを意識し、上品なデザイン・色を心がけることが大切です。

 

ローファーで失敗しないための注意点

 

■TPOに合わせたコーディネート

ローファーはカジュアルなイメージも強い靴ですが、選び方や合わせ方次第でビジネスシーンにも十分マッチします。

大切なのはTPO(時・場所・場合)に合わせて選ぶこと。

例えば、フォーマルな会議や大切な商談には、シンプルなデザインや上質なレザー素材のローファーがおすすめです。

一方で、オフィスカジュアルや社内での着用なら、少し遊び心のあるデザインやカラーも楽しめます。

お手入れ方法

ローファーを長く美しく履くためには、定期的なお手入れが欠かせません。

履いた後は必ず柔らかい布で汚れを拭き取り、シューキーパーを使用して型崩れを防ぎましょう。

レザー素材のローファーは、専用クリームで保湿とツヤ出しを行うことで、革のひび割れや退色を防げます。

また、雨の日に履いた場合はしっかり乾かし、防水スプレーを活用することも大切です。

 

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スーツ販売歴15年以上の筆者が、ローファーの基本的な種類とその格式、ビジネスで失敗しない選び方を徹底解説しました。

ローファーは種類やデザイン、素材選び次第で、ビジネスシーンでも十分に活用できる万能なシューズです。

格式やTPOに合わせたコーディネート、そして丁寧なお手入れを心がけることで、洗練された大人のビジネススタイルが完成します。

自分に合った一足を見つけて、仕事でもおしゃれを楽しみましょう。

今回ご紹介した内容が皆様のローファー選びの参考になれば幸いです。

 

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HIRO

「仕事着」・「ビジネスファッション」・「私服」の情報を発信。 ブランド情報・着こなし方法・マナーをご紹介します。 Instagramでもスーツスタイル、ジャケパンスタイル、私服とコーディネートの参考になる写真をアップしています。

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