ビジネスマンで多いスラックスのお悩み。
「スラックスが破れてしまう」「型崩れしてしまう」とお困りの人は多いのではないでしょうか。
ビジネスマンの必須アイテムであるスラックスは、穿き方で寿命や見た目が大きく左右されます。
自分ではキチンとスラックスを穿いているつもりでも、間違った穿き方をしている人も多い。
スーツ販売歴15年以上の筆者が、今すぐやめるべきスラックスの穿き方をご紹介。
スラックスが破れる、型崩れしてしまうという人は参考にしてください。
型崩れ&寿命ダウン!今すぐやめるべきスラックスの穿き方
スラックスを長持ちさせ、美しいシルエットを保つためには、「無意識にやってしまう間違った穿き方」を今すぐやめる必要があります。
ちょっとした習慣の違いが、スラックスの「型崩れ」、「生地の傷み」、「破れ」、「清潔感」の低下につながってしまいます。
スラックスはデリケートなアイテムであり、穿き方や扱い方次第で大きく寿命が変わります。
たとえば、「ポケットに物を入れる」「正しく脱ぎ履きしない」など、日常の小さなクセが生地へ余計な負担をかけ、型崩れやシワ、さらには破れの原因となります。
見た目の清潔感も失われ、だらしない印象を与えてしまう危険性もあります。
ビジネスマンに多いスラックスの間違った穿き方
1. **ポケットに財布やスマホを詰め込む**
多くのビジネスマンがやりがちです。
ポケットに厚みのある物を入れると、生地が引っ張られて伸びたり、シルエットが崩れてしまいます。
特に後ろポケットに財布を入れると、お尻の部分が型崩れしやすくなる、破れやすくもなります。
見た目でもだらしない印象になってしまいます。
スラックスの生地は重たいものを入れることを想定していません。荷物はバッグにしまうのが鉄則です。
2. **足を組む・膝を大きく曲げるクセ**
デスクワーク中につい足を組んでしまう人も多いですが、これもスラックスの型崩れや膝抜けの原因になります。
また、正座やあぐらなども、膝や太ももの部分に負荷がかかり、生地が伸びたりシワになりやすいです。
長時間同じ姿勢を避け、できるだけ自然な座り方を意識しましょう。
3. **脱ぎ履きが雑(片足で引っ張る・座ったまま脱ぐ)**
急いでいると、片足でスラックスを引っ張って脱いだり、座ったまま無理やり脱ぎ履きすること、ありませんか?
この行動が生地や縫製部分に強い負荷をかけ、ほつれや破れの原因になります。やさしく脱ぎ履きすることを心がけてください。
4. **着用後、丸めて放置orハンガーにかけない**
帰宅後、スラックスをそのまま椅子やソファに丸めて置いていませんか?
丸めて置いてしまうとシワがつくだけでなく、湿気がこもり、臭いやカビの原因にもなりかねません。着用後は必ずハンガーにかけて、風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
5. **同じスラックスを連続着用する**
お気に入りのスラックス、本数を持っていないといった理由から、同じスラックスを連続で着用していないでしょうか?
スラックスは一日穿くと目には見えなくとも、汗が付着しています。汗が乾く前に連続着用を繰り返していると、「テカリ」、「型崩れ」、「破れ」に繋がります。
スラックスは一度穿いたら、必ず2日、3日空けるようにしましょう。
5. **ベルトを締めすぎる/ベルトなしで穿く**
ベルトを強く締めすぎると、ウエスト部分が極端にシワになり、そこから生地が伸びて型崩れします。逆に、ベルトを全く使わないで穿くと、スラックスがズレて大きな負担がかかり、膝やお尻の生地が余計に伸びやすくなります。
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スーツ販売歴15年以上の筆者が、今すぐやめるべきスラックスの穿き方をご紹介しました。
このような穿き方は、どれもついやりがちなものばかり。しかし、これらを今すぐやめることで、スラックスの型崩れや寿命ダウンを防ぐことができます。
スラックスを長持ちさせるには「正しい穿き方」と「丁寧な扱い」が不可欠です。
スラックスの素材は繊細なものが多く、少しの気配りで寿命が大きく変わります。
脱ぎ着や保管、日々の動作の中で「クセ」を意識的に直すだけで、見た目も美しく長持ちするので、意識するようにしましょう。
今回ご紹介した内容が皆様のビジネススタイルの役に立てば幸いです。