仕事でスーツを着ている人を悩ませるのが、スーツの「テカリ」。
スーツのジャケットの肘部分、パンツの太もも部分が「テカってきた」とお困りの人は多いです。
テカったスーツを着ていると「清潔感」がなく、「安いスーツ」に見え、印象は最悪。
スーツの「テカリ」の原因は何なのか?
予防方法があるのか?
「テカリ」はクリーニングで直せるのか?
スーツ販売歴15年以上の筆者が、「スーツのテカリは寿命なのか?」「原因、予防方法はどうすればいいか?」「クリーニングで直せるのか?」についてご紹介。
スーツの「テカリ」でお困り人は参考にしてください。
スーツのテカリの原因は?
スーツのテカリの原因は、生地の繊維が圧着や摩擦によって押しつぶされてしまい、表面がツルツルになってしまうのが原因。
いつも同じ部分に「テカリ」が出るという人は、「テカリ」が出る部分が頻繁に「摩擦」、「圧着」がかかっています。
例えば、デスクワークをする人ではお尻や背中に肩掛けのバッグなど使う人は肩などに「テカリ」が出やすいです。
スーツの素材選びも「テカリ」の原因
スーツの素材は「ウール」、「ウールとポリエステル混紡素材」「ポリエステル」素材など種類があります。
選ぶ素材によって、「テカリやすい」、「テカリにくい」と差があります。
スーツの素材では「ウール」はテカリが出にくい傾向で、「ポリエステル」などの合成繊維はテカリが出やすい傾向があります。
スーツの着こなし方法によっては「テカリ」の原因となる
スーツを毎日着る人では、同じスーツを毎日着ている人がいます。
スーツは一度着ると、見た目が綺麗でも汚れや汗が付着して繊維にダメージを受けています。
スーツの連続着用はテカリの原因になります。
スーツをクリーニングに出しすぎるのも「テカリ」の原因
スーツは頻繁に洗濯したり、クリーニングに出しすぎると「テカリ」の原因となります。
洗濯やクリーニングを過度に出しすぎると、溶剤によって油分が落ちてしまいテカリが発生してしまいます。
スーツのクリーニングはシーズン終わりや3ヵ月に一回と出しそ
特に高温でのアイロンがけは、生地の表面を滑らかにしすぎてテカリの原因になります。
スーツのテカリ「予防方法」
スーツの「テカリ」予防では「着用頻度の調整」、「ブラッシング」「クリーニング」「生地選び」が大事です。
着用頻度、ケア方法、スーツ選びを意識するだけで「テカリ」を軽減させ、スーツを長持ちできるようになります。
スーツのテカリ予防「着用頻度」
スーツを毎日着用する場合、同じスーツの連続着用はテカリの原因。
複数のスーツをローテーションして使用することで摩耗を減らし、テカリの発生を抑えることができます。
スーツは一度着たら、最低でも2日休ませるようにしましょう。
スーツのテカリ予防「ブラッシング」
スーツは着用すると繊維の間に入ったほこりや汚れが付着。繊維も寝てしまっています。
スーツは着用後、ブラッシングをすることで、付着した汚れを落とし、繊維を整えることでテカリの発生を抑えることができます。
スーツのテカリ予防「スチームアイロン」
スーツは着用後、スチームアイロンをすることで、繊維をリフレッシュして、テカリを防ぐことができます。
スチームアイロンをすることで、スーツに付着した嫌なニオイやシワもとることができます。
ただし、直接高温のアイロンをかけてしまうと、繊維が寝てしまい、光沢が増す可能性があるので注意が必要です。
スーツのテカリ予防「クリーニング」
スーツは上記でご紹介したように、過度なクリーニングの頻度はテカリの原因。
汚れ、ニオイ、シワが気になる人は「ブラッシング」「陰干し」、「スチームアイロン」で対応するようにしましょう。
スーツのテカリ予防「生地選び」
スーツの「テカリ」を予防したいなら、スーツの生地選びも大事。
ポリエステルといった合成繊維を使った生地のスーツは価格も安い傾向で嬉しい反面、テカリが出やすい傾向。
価格は上がりますが、「ウール」を使った生地を選ぶことがテカリの予防となります。
スーツの「テカリ」はクリーニングで直る?
スーツのテカリは、クリーニングで解消できる場合もありますが、完全に直すことは難しい場合があります。
クリーニングでは、スーツの汚れを取り除くことはできますが、摩耗による繊維のダメージを直すことはできません。
テカリを少しでも直したいなら「高級クリーニング店」に相談、「ウエットクリーニング」に出すことで、テカリを軽減できる可能性があります。
※料金が高額になる場合があります。
スーツの「テカリ」は寿命?
スーツを長く愛用すると肘や膝に「テカリ」が発生してきます。
スーツの「テカリ」は必ずしも寿命ではありませんが、スーツの「寿命」、「買い替え」のサインでもあります。
スーツの「テカリ」は発生してしまうと、直すのが難しいです。
対処方法として、ブラッシングやスチームアイロンがけをするという方法があります。
ブラッシングやスチームアイロンをして、元に戻らなければ、スーツ寿命と捉えて、買い替えを検討されてもいいでしょう。
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「スーツのテカリでお困りという人」は今回ご紹介した内容を参考にしてください。
今回ご紹介した内容が皆様の参考になれば幸いです。