秋冬のビジネスシーンで、存在感と品格を兼ね備えた着こなしを叶えるなら「ベスト付きスリーピーススーツ」が外せません。
ジャケット・パンツ・ベストの3点構成は、防寒性とフォーマル感を両立し、近年のビジネスファッションでは新定番として注目されています。
特に2025年秋冬は、クラシックなチェック柄やニュアンスカラー、機能素材を融合したモデルがトレンドに。
スーツ販売歴15年以上の筆者が、最新トレンドや選び方のポイント、コーディネート術まで詳しく解説します。
秋冬スーツの選び方や着こなしに迷っている方は必見です。
秋冬にスリーピーススーツが選ばれる理由
■防寒性アップと快適な着心地
秋冬のビジネスシーンでは、ベスト付きスリーピーススーツが高い防寒性を発揮します。
ジャケットの下にベストを挟むことで、冷気の侵入を防ぎ、室内外の温度差にも柔軟に対応可能。
さらに近年はウール混やストレッチ素材を採用し、暖かさと動きやすさを両立したモデルが増えています。
■フォーマルさと洗練された印象
ベストを合わせることで全体が引き締まり、フォーマル度が格段にアップ。
役員会議やプレゼンなど、信頼感が求められる場面にも最適です。2025秋冬はクラシックなシルエットを保ちつつ、現代的なフィット感を持たせたスリーピーススーツが人気を集めています。
■オフィスから会食まで使える汎用性
スリーピーススーツは社内業務から外部商談、夜の会食まで一着で対応可能。
ベストを脱げば軽やかな印象になり、季節の変わり目でも快適です。秋冬の出張にも、着こなしの幅が広がるため重宝します。
2025秋冬の最新トレンド
■チェック柄やヘリンボーンなどクラシックパターン
2025年秋冬は英国調のチェック柄やヘリンボーンが再注目。
落ち着いた色味のパターンは、ビジネスでも取り入れやすく、クラシカルな雰囲気を演出します。
織り柄の深みと高級感が、秋冬のスリーピーススーツを一層魅力的にします。
■ダークトーン＋差し色のコーディネート術
ネイビーやチャコールグレーなどのダークトーンをベースに、タイやポケットチーフで差し色を加えるコーディネートがトレンド。
秋冬らしい深みのある配色が、落ち着きと個性を両立します。差し色にはバーガンディやマスタードが人気です。
■ストレッチ・撥水など機能素材の台頭
快適性と実用性を兼ね備えた機能素材が急成長。
ストレッチ生地は長時間の着用でも疲れにくく、撥水加工は急な雨や雪にも対応。
2025秋冬は、見た目の上質感と機能性が両立した“ハイブリッド”なスリーピーススーツが注目されています。
ベスト付きスーツの選び方の極意
■サイズ感とシルエットの重要性
ベスト付きスリーピーススーツは、サイズ感が命です。
ジャケット・ベスト・パンツすべてのフィット感が整うことで、秋冬のビジネスシーンにおけるスマートな印象を演出できます。
肩幅が合っているか、ウエストラインがきれいに見えるかを必ずチェックしましょう。
スリムすぎると動きにくく、ゆるすぎるとだらしなく見えるため、体型に合わせたシルエット選びが重要です。
■素材選びで印象と快適性を両立
秋冬はウールやツイードなど、保温性と通気性を兼ね備えた素材がおすすめです。高品質な生地は見た目に高級感を与え、長時間の着用でも快適さを保ちます。
ビジネススーツとして長く使うなら、耐久性のあるスーパー100’s〜120’sのウールが最適です。素材選びは見た目だけでなく、季節感や快適さにも直結します。
■色・柄の組み合わせで差をつける
ネイビーやチャコールグレーは秋冬ビジネスの定番カラーですが、チェックやヘリンボーン柄を取り入れることで一歩先のトレンド感を演出できます。
落ち着いた色合いにベストを同素材で揃えると統一感が出ますが、異素材や別カラーのベストでアクセントを加えるのも上級テクニックです。
秋冬らしいコーディネート術
■ネクタイ＆ポケットチーフで季節感をプラス
バーガンディや深いグリーンなど暖色系のネクタイは、秋冬の雰囲気を引き立てます。
ポケットチーフはシルクやウール混素材を選ぶと立体感が出て、ビジネスシーンでも華やかさをプラスできます。
■インナーシャツやタートルの活用法
シャツは厚手のオックスフォードやフランネル素材を選ぶと保温性が高まり、見た目も季節感が増します。
カジュアル寄りのビジネスシーンでは、タートルネックを合わせることで上品かつ防寒性の高い着こなしが可能です。
■革靴・ブーツで足元から格上げする方法
秋冬の足元は、クラシックなストレートチップやブローグシューズが万能です。
寒い日やラフな場では、ドレス感のあるチェルシーブーツを選ぶと防寒性とフォーマル感を両立できます。
色は黒やダークブラウンがスーツに合わせやすく、全体の統一感も高められます。
長く使えるスリーピーススーツのメンテナンス
■着用後のブラッシングと保管方法
着用後はブラッシングでホコリや汚れを落とし、型崩れ防止のためにしっかりしたハンガーに掛けましょう。
秋冬は湿気がこもりやすいため、風通しの良い場所で休ませることが長持ちの秘訣です。
■クリーニングのタイミングと注意点
スーツは頻繁にクリーニングしすぎると生地が傷むため、秋冬シーズン中はシミや汚れが目立つタイミングで行うのがベストです。
目立つシミや汚れがない、こまめにケアをしている場合はシーズン終わりにクリーニングに出すのでもいいです。
スーツ販売歴15年以上の筆者が、最新トレンドや選び方のポイント、コーディネート術まで詳しくご紹介しました。
スリーピーススーツ、秋冬スーツを検討している人は参考にしてください。
今回ご紹介した内容が皆様の参考になれば幸いです。
