ビジネスシーン、面接、冠婚葬祭でつける人も多いネクタイピン。
ネクタイピンを付ける人で見かけるのが、「間違った位置」。
あなたは正しくつけているでしょうか?
間違った位置にネクタイピンをつけると、「本来の機能を発揮しない」、「だらしなくダサく見える」ことも。
スーツ販売歴15年以上のプロの筆者が、ネクタイピンの正しい位置についてご紹介。
ネクタイ着用の際に、ネクタイピンをしている人は参考にしてください。
そもそもネクタイピンとは?何のためにつける?
ネクタイピンは、スーツスタイルの小物のひとつ。ネクタイピンは大きく分けて「実用性」と「ファッション性」の2つの役割があります。
■ネクタイピンの実用性
ネクタイをシャツにしっかり固定し、動いたときや食事中にネクタイが揺れたり、汚れたりするのを防ぎます。
仕事中や移動の際、ネクタイが邪魔にならず、スマートな印象をキープできます。
■ネクタイピンのファッション性
ネクタイピンは、スーツスタイルにさりげないアクセントを加えるアイテムです。
シンプルなものから個性的なデザインまで、選ぶネクタイピンによって自分らしさやセンスをアピールできます。
ネクタイピンは、ネクタイを美しく保つための「実用的な道具」であり、同時に「おしゃれを楽しむアクセサリー」でもあります。
ビジネスシーンでもフォーマルな場でも、1本持っておくととても便利なアイテムです。
面接・ビジネスで失敗しない!ネクタイピンをつける正しい位置とは?
ネクタイピンは正しくつけないと機能性やファッション性が発揮されません。
機能性、ファッション性を活かすなら、ネクタイピンは正しい位置につけることが重要です。
■ネクタイピンの正しい基本位置
ワイシャツの第3ボタンと第4ボタンの間
ネクタイが見えている部分の「上から2/3」あたり
■ネクタイピンのシーン別おすすめ位置
ビジネス・面接シーンでは第3ボタンと第4ボタンの間が最適。ネクタイのノット(結び目)がきれいに見え、清潔感を演出
フォーマルシーンではビジネスより少し高めの第3ボタンのすぐ下に付けることで、華やかさをアップすることができます。
■ジャケットを着ていない場合
第4ボタンと第5ボタンの間がバランス良い
何故、ネクタイピンは第3ボタンと第4ボタンの間の位置?
第一に、ネクタイの形を美しく保ち、シャツとネクタイをしっかり固定できるからです。
これにより、動いた時にネクタイが揺れたり、ずれたりするのを防げます。
第二に、視覚的なバランスが良く、スーツスタイルが洗練されて見えるため。高すぎても低すぎても不格好に見え、だらしない印象を与えてしまいます。
ネクタイピンの位置は高すぎると「古風な印象」、低すぎると「だらしない印象」となります。
ワイシャツの第3ボタンと第4ボタンの間」を基本に、シーンに合わせて微調整しましょう。
ネクタイピンの向きは自分から見て「右から左」に留めるようにしましょう
やってはいけない・選んではいけない!ネクタイピンのつけ方
ネクタイピンのやってはいけないつけ方では、ネクタイの先端近くや、胸ポケットのすぐ上など、低すぎる・高すぎる位置にあると不自然となります。
第3、第4ボタンの間につけるようにしましょう。
ネクタイピンを斜めに挟む人がいますが、ビジネスシーンではNGなので平行につけるようにしましょう。
ビジネスシーンではシンプルなデザインが好まれます。フォーマルな場では、派手すぎる装飾やカジュアルすぎるデザインは控えめにしましょう。
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スーツ販売歴15年以上のプロの筆者が、ネクタイピンの正しい位置についてご紹介しました。
ネクタイピンは「どこにつけるのが正解?」と迷ったときは、ぜひ今回のポイントを思い出してください。
今回ご紹介した内容が皆様のお役に立てば幸いです。