イベントや招待状で書かれている「平服でお越しください」の文言。
「平服でお越しください」という言葉は「どんな意味?」「何を着て行けば良いのか?」悩む人は多いのではないでしょうか。
平服の意味を理解しないまま、会場に行ってしまうも「自分だけフォーマルすぎた」、「カジュアルすぎた」と恥をかいてしまうことも。
知っておきたい「平服」の意味やどんな服装なのかについてスーツ販売歴15年以上の筆者がご紹介。
「平服でお越しください」の招待状が届いたときに慌てないよう、ぜひ参考にしてください。
平服でお越しくださいとはどういう意味?
「平服でお越しください」とは、普段着より少しきちんとした服装を求められているということです。
カジュアルすぎず、かといってフォーマルすぎない、程よいバランスが求められます。
平服でお越しくださいは主催者側が参加者に過度な負担をかけず、しかしながら場の雰囲気を壊さない服装ということで、ゲストが楽に準備できるよう配慮しつつ、一定の品位を保ちたいという考えが背景にあります。
平服とはどんな服装?
具体例としては、スーツ、オフィスカジュアル、スマートカジュアルといったスタイルが挙げられます。ジャケットやブラウス、ワンピースなどを選ぶことで、この要求を満たすことができます。
「平服でお越しください」という指示には、適度にきちんとした服を選ぶことが求められていると理解しておきましょう。
「平服でお越しください」と言われるのはどんなシーン?
「平服でお越しください」と言われるシーンは、結婚式の二次会やビジネスカジュアルなパーティなどが一般的です。
これらのイベントは形式ばった場ではないものの、ある程度の品位が求められる場。参加者が気軽に楽しめる雰囲気を作りつつ、場の格を保ちたいという意図があります。
具体例には、企業の懇親会や小規模なセレモニー、カジュアルなディナーイベントなども平服を求められることがあります。
「シーン別」選びたい平服の服装
■結婚式
結婚式において「平服でお越しください」と言われた場合、男性はスーツが無難です。ダークカラーのスーツを選ぶと、フォーマル感を保ちつつ、過度に華美にならないため安心です。
女性はワンピースやスーツスタイルが良いでしょう。あまりにカジュアルなものは避け、控えめなアクセサリーでまとめると良いです。
■お葬式
お葬式の場合、「平服で」と言われても、黒やグレーのスーツが適切です。男性はネクタイも黒が望ましく、女性は黒のワンピースやスーツを選ぶと良いでしょう。この場合、平服とはあくまで礼服に近いものを指します。
■懇親会
懇親会では、ジャケパンスタイルが丁度良い選択です。男性はジャケットにシャツ、女性はブラウスやきちんとしたスカートを選ぶと良いでしょう。ここでも、過度なカジュアルは避け、ある程度きちんとした印象を与えることが重要です。
■パーティー
パーティーの場合の平服は少し華やかな要素を取り入れることができます。男性はカラーシャツやアクセント付きのネクタイを、女性はパーティードレスに近いワンピースを選ぶと良いでしょう。イベントの種類によって、多少の遊び心を取り入れても問題ありません。
注意!平服で避けるべき服装
平服での服装選びは、一般的にはフォーマルすぎない、しかしきちんとした印象を与えることが重要です。以下のような服装は避けるべきです:
1. **カジュアルすぎる服**: Tシャツ、ショートパンツ、ビーチサンダルなど、カジュアルすぎるアイテムは避けるべきです。
2. **スポーツウェア**: ジョギングウェアやスポーツシューズなど、運動時に着用する服装は適切ではありません。
3. **デニム**: 一般的にジーンズは避けた方が無難です。特にダメージジーンズや過度にカジュアルなスタイルは控えましょう。
4. **派手すぎる服装**: 明るすぎる色や目立ちすぎる柄の服装は、場の雰囲気を壊す可能性があるため避けるのが賢明です。
5. **露出が多い服装**: 過度に肌を露出する服は控えましょう。これは男女ともに共通の注意点です。
6. **フォーマルすぎる服**: タキシードやイブニングドレスのような非常にフォーマルな服装も避けるべきです。
平服のドレスコードでは、清潔感があり、きちんとした印象を与える服装を選ぶことが基本です。
知っておきたい「平服」の意味やどんな服装なのかについてスーツ販売歴15年以上の筆者がご紹介しました。
平服について理解していない人は多いですが、大人なら知っておきたい知識です。
今回ご紹介した内容が皆様の参考になれば幸いです。