フォーマルな場での服装選びは悩ましいものです。
特に、燕尾服やモーニングのようなフォーマルウェアは、聞いたことはあるが馴染みが薄く、どの場面で着るべきか知らない人も多いです。
「燕尾服とはなんなのか?」
「燕尾服の着用シーンはいつなのか?」
「一般人が着る機会はあるのか?」
「モーニングとの違いは?」
フォーマルな服装は知らないと恥をかいてしまうこともあるので、知識として知っていると役立ちます。
スーツ販売歴15年以上の筆者が燕尾服についてご紹介します。
燕尾服について知りたい人は参考にしてください。
燕尾服とは?
燕尾服は、最も格式の高いフォーマルウェアの一つで、特に公式な夜のイベントで着用されます。
その名前は、後ろが燕の尾のように長くなっているジャケットに由来。燕尾服は、クラシックで洗練されたデザインが特徴で、男性のフォーマルスタイルの代表格です。
例えば、オペラや公式な晩餐会、国際的なレセプションなどがその典型的な着用シーンです。これらのイベントでは、礼服として燕尾服が求められることが多く、格式の高さを示すための服装として認識されています。
燕尾服は、特定の格式高いイベントで着用されることが求められるフォーマルウェアです。
燕尾服はどんなコーディネート?
1. 燕尾服は黒または深いネイビー。
2. パンツでは側面に側章付き
3. シャツでは白いドレスシャツで、ウィングカラー(立ち襟)が一般的。
4. ベストでは白いピケのウエストコート(ベスト)を着用。
5. 蝶ネクタイでは白のピケの蝶ネクタイを合わせるのが伝統的。
6. 靴では黒のオックスフォードシューズ(内羽根式)またはオペラパンプスが一般的。
7. アクセサリーではカフリンクスやポケットチーフ(通常は白)、場合によっては白い手袋を着用することもあります。
燕尾服はいつ着るもの?
燕尾服は、特に夜の公式なイベントで着用するのが一般的です。
昼間のイベントにはモーニングやスーツが適していますが、夜の高級なイベントには燕尾服がふさわしいとされています。
例えば、結婚式の二次会や、ホテルで行われる晩餐会など、夜のイベントでのドレスコードがブラックタイの場合には燕尾服が選ばれます。
燕尾服は、夜の公式なイベントでその格式を示すために着用されることが一般的です。
一般人は燕尾服は着る機会ある?
一般人が燕尾服を着る機会は限られていますが、特別なイベントや招待状がある場合にはそのチャンスがあります。
通常、燕尾服は非常にフォーマルな場面で求められるため、一般的な日常生活では着ることはほとんどありません。
例えば、映画のプレミアや特別なガラディナーに招待された場合や、結婚式での新郎が着用する場合があります。
一般人は、特別なイベントに招待された際に燕尾服を着ることがあり得ますが、その機会は限られています。
燕尾服とモーニングの違い
燕尾服とモーニングは、着用する時間帯と形式の違いがあります。
燕尾服は夜のイベントに適しているのに対し、モーニングは昼間の公式イベントに適しています。
モーニングは、結婚式の披露宴や昼間の公式な行事で着用され、ジャケットの裾は丸い形状です。
一方、燕尾服は夜の晩餐会やオペラで着用され、ジャケットの裾が燕の尾のように長くなっています。
燕尾服は夜、モーニングは昼のイベントに適したフォーマルウェアです。
燕尾服は買うべき?レンタルすべき?
燕尾服は、購入するよりもレンタルする方が一般的です。
燕尾服は非常に高価で、着る機会が限られているため、レンタルの方が経済的で実用的です。
多くのフォーマルウェア専門店では、様々なサイズやスタイルの燕尾服をレンタルすることができ、必要な時だけ使用することができます。
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スーツ販売歴15年以上の筆者が燕尾服についてご紹介しました。
燕尾服やモーニングは着る機会は少ないかもしれませんが、知っておきたいフォーマル知識です。
今回ご紹介した内容が皆様の参考になれば幸いです。