一時期、当たり前のように言われていた言葉の「クールビズ」。
当たり前のように言われていた「クールビズ」ですが、現在も使っていると、「まだクールビズとか言っている」「いつの話をしているの?」と笑われてしまう。
「クールビズとはもう言わないのでやめたほうがいい」と指摘されることもあります。
スーツ販売歴15年以上の筆者が、「クールビズと言わなくなった理由」、「今は何と言うのか?」についてご紹介します。
クールビズは死語に近くなっているので、現在も使っている人は参考にしてください。
そもそもクールビズとは?
クールビズとは、2005年に環境省が夏場に職場で軽装を推奨することで、冷房に頼りすぎず環境にも配慮する日本独自の取り組みです。
クールビズは地球温暖化対策や省エネ推進の一環として、職場でのエネルギー消費を抑えるために始まりました。
たとえば、クールビズ期間中はノーネクタイやノージャケットが推奨され、ポロシャツや半袖シャツなどのラフな服装が一般的になりました。
オフィスの冷房温度を28度に設定しても快適に過ごせるよう工夫されました。
クールビズは日本社会に広まった「涼しく働くための新しいビジネスマナー」といえます。
なぜ「クールビズ」を言わなくなったのか?
一時期はクールビズと言われていたのに、現在ではクールビズと聞かなくなりました。
クールと言わなくなったのは、いくつか理由があります。
■クールビズと言わなくなった理由
①.クールビズが定着し、特別なキャンペーンとしてアピールする必要がなくなった。
②.働き方や服装の多様化が進み、夏だけでなく年間を通して「オフィスカジュアル」や「ビジネスカジュアル」が一般化してきた。
③.2022年度から環境省が「クールビズ」としてのキャンペーンを終了し、個々の職場判断に委ねるようになった。
働き続けて長い人は、暑い夏の服装ではクールビズという言葉は当たり前と感じるかもしれません。
しかし、働き始めて数年の若い人はクールビズという言葉を知らない人もいるので、知っている前提で話すのは気をつけるのは注意が必要です。
クールビズと言わない?今は夏のビジネススタイルを何て言う?
クールビズと言わなくなった昨今。クールビズと言わず今は何て言うのか?
夏のビジネススタイルでは、特別な言い方はせず「オフィスカジュアル」「ビジネスカジュアル」「軽装」などと表現されることが多いです。
会社によっては「夏季軽装」「サマー・カジュアル」といった独自の呼び方を使う場合もあります。
現在は「クールビズ」という言葉は公式にはあまり使われていません。
一般的には「オフィスカジュアル」や「ビジネスカジュアル」と言われることが多いです。
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スーツ販売歴15年以上の筆者が、「クールビズと言わなくなった理由」、「今は何と言うのか?」についてご紹介しました。
夏のビジネススタイルでは、クールビズと話している人は指摘されずとも「まだクールビズって言っている」。と思われてしまうこともあります。
指摘を受ける前に、夏のビジネススタイルではクールビズと言わず「オフィスカジュアル」、「ビジネスカジュアル」と言うようにするほうが安心です。
今回ご紹介した内容が皆様のお役に立てば幸いです。