「清潔感のあるビジカジスタイルに自信がない」。
「服選びに時間がかけたのに、なんだか野暮ったく見えてしまう」……
そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
何をどう選んだら「清潔感」が出るのか分からず、毎朝、鏡の前で悩んでしまう方も少なくありません。
スーツ販売歴15年以上の筆者が、ビジカジスタイルに悩む人に向けて、誰でもすぐに実践できる清潔感がグッとアップするビジカジの模範解答を紹介します。
服選びに自信がない方でも、明日から迷わず実践できるポイントをわかりやすくお伝えします。
服選びは「3色以内」が鉄則!
ビジカジで清潔感を出すには、コーディネートを3色以内にまとめるのが最も簡単で効果的です。
服選びが苦手な人では色数を多く使ってしまう人も多いです。色数が多いとまとまりがなく、ゴチャゴチャした印象を与えてしまいます。
逆に色数を絞ることで、洗練された雰囲気が生まれ、誰でも簡単に清潔感を演出できます。
■コーディネート具体例
ネイビーのジャケット×白シャツ×グレーパンツ
この3色の組み合わせは、知的で爽やか、しかもどんな年代にも似合います。
もう少しカジュアルにするならば、ジャケットをグレーやベージュに替えてもOK。シューズやバッグも黒やブラウン、ネイビーで統一すれば、全体がすっきりまとまります。
「3色以内」を意識するだけで、誰でも簡単にコーディネートをまとめることができ、清潔感のあるビジカジスタイルを実践することができます。
インナーは「ハリ感」が命!ヨレヨレTシャツは避ける
インナー選びは「ハリ感」があるものを選び、ヨレヨレのTシャツやネックがゆるいものは避けましょう。
どんなにアウターやボトムスがきちんとしていても、インナーがくたびれていたり、首元がだらしなく見えると全体の印象が一気に残念になってしまいます
ビジネスシーンで重要な印象である「清潔感」を損なってしまいます。
おすすめはオックスフォードシャツや、ハリのあるカットソー。特に白やライトグレーなど、明るい色は顔色を明るく見せてくれる効果もあります。
また、洗濯や着用を繰り返すとどうしてもヨレが出てくるため、インナーは定期的に見直すのがポイントです。
インナーは「ハリ感」と「首元のきちんと感」を意識するだけで、清潔感が格段にアップします。
革靴に頼らない!レザートート&レザースニーカーでこなれ感を演出
ビジカジには「スーツ用の革靴」ではなく、レザートートバッグやレザースニーカーを取り入れるのがおすすめです。
ビジネスカジュアルの服装では、服装はとても決まっているのにスーツ用の革靴やリクルートバッグ、スーツ用のバッグを持つといった、残念な人も多い。
スーツ用の革靴やスーツ用のバッグは、かっちりしすぎてビジカジスタイルにはミスマッチ。ややカジュアルな小物を選ぶことで、抜け感と今っぽさが加わり、清潔感&おしゃれ度が両立します。
例えば、シンプルな白や黒のレザースニーカーは、ジャケットにもよく合い、清潔感も抜群。
バッグも布製ではなく、レザー素材のトートやリュックを選ぶだけで大人っぽさがアップします。
また、色もネイビーやブラウン、グレーなどベーシックカラーを選ぶと、全体に統一感がでます。
ビジカジではスーツ用を選ばず、レザースニーカーやレザートートを使うことでこなれ感を演出できます。
シンプルなものを選ぶだけで清潔感は劇的に上がる!
清潔感を出したいなら「シンプルなデザインの服を選ぶ」ことが一番の近道です。
服装選びに自信がない人では、服装選びに自信がないのに、おしゃれに見せようと柄物を選んでしまう人も多い。
シンプルな服を選ぶようにしましょう。
シンプルな服は誰にでも似合いやすく、清潔感や好印象を与えやすいからです。
柄物や派手なデザインは一歩間違えると子どもっぽく見えたり、ごちゃごちゃした印象を与えかねません。
一方で、装飾の少ない無地の服やベーシックな色は、清潔感だけでなく大人っぽさや上品さも演出してくれます。
たとえば、白やグレー、ネイビー、黒といったベーシックカラーの無地Tシャツやシャツを思い浮かべてください。
これらはどんなボトムスにも合わせやすく、誰が着ても自然と「きちんと感」が出ます。
また、デザインもできるだけシンプルなものを選ぶのがポイント。デザインは無地やワンポイント程度のデザインにとどめましょう。
実際、モデルや芸能人の私服スナップを見ても、多くの人が無地やシンプルな服を上手に着こなしています。
さらに、清潔感を出したい時に大切なのは「服の状態」。毛玉やシワ、色あせが目立つものは避け、いつもきれいな状態を保つことも心がけましょう。
シンプルな服を選び、きれいな状態で着るだけで、誰でも簡単に清潔感を手に入れることができます。
サイズはジャストサイズを選んで好印象をゲット!
「自分の体型に合ったジャストサイズの服を選ぶ」ことです。
サイズが合わない服はだらしなく見えたり、逆に窮屈そうに見えてしまい、清潔感や好印象につながりにくいです。
大きすぎる服は「部屋着っぽい」「だらしない」と思われやすく、小さすぎる服は「窮屈そう」「無理している」印象になってしまいます。
ジャストサイズの服は身体のラインを自然にきれいに見せてくれるので、誰でもスマートで好印象になれます。
例えば、シャツやTシャツは肩の縫い目が自分の肩の位置にぴったり合っているか、袖や裾の長さが手首や腰のラインでちょうど良いかを確認しましょう。
パンツの場合は、ウエストがきつすぎず緩すぎないか、丈が足元ですっきり収まっているかがポイントです。
裾が長すぎて靴にたまっていたり、逆に短すぎて足首が丸見えだったりすると、どうしてもだらしない印象を与えてしまいます。
試着の際は、正面だけでなく横や後ろ姿も鏡でチェックすると安心です。
スーツ販売歴15年以上の筆者が、ビジカジスタイルに悩む人に向けて、誰でもすぐに実践できる清潔感がグッとアップするビジカジの模範解答を紹介しました。
ビジネスカジュアルスタイルで、「何を着てもパッとしない」、「清潔感が出ない」と悩んでいる人は、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、清潔感をアップすることができます。
今回ご紹介した内容が皆様のビジカジスタイルの参考になれば幸いです。