あなたのスーツスタイル、もしかすると若手社員から「おじさんくさい」と思われていませんか?
ビジネスファッションはトレンドが変わらないと思う人もいますが、年齢やトレンドとともに変わります。
昔ながらのスタイルに固執すると、知らないうちに職場で浮いてしまうことも。
スーツ、ビジネスファッション販売歴15年以上の筆者が、若手社員が敬遠しがちな「おじさんくさい」ファッションの特徴4つと、その改善ポイントをご紹介します。
若手社員から「おじさんくさい」と思われたくない人は参考にしてください。
1. サイズが合っていないオーバーサイズスーツ
スーツはビジネスマンにとって第一印象を決定づける重要なアイテムです。
しかし、「サイズが合っていない」、「ただ大きいだけ」のオーバーサイズスーツを着ていると、だらしない印象や時代遅れな雰囲気を与えてしまいます。
フィット感のあるスーツ選びがあなたの評価を大きく左右します。
スーツはサイズが大事!
肩幅や袖丈が体に合わないオーバーサイズスーツは避け、体型にフィットしたものを選びましょう。
人は見た目から相手の信頼度や能力を無意識に判断します。
オーバーサイズのスーツは「だらしない」「仕事が遅そう」といったネガティブな印象を与え、商談や採用面接など重要な場面でマイナスに働く可能性があります。
例えば肩幅が広すぎるスーツはシルエットが崩れ、袖丈が長すぎれば手元が埋もれます。
古い時代のゆったりしたスーツを着続けていると「流行に疎い」「自己管理ができていない」と見られることもあります。
ポイント
反対に身体にしっかりフィットしたスリムタイプのスーツを着用すると、姿勢が良く見え、知的で洗練された印象を与えることができます。
スーツは現代的なスリムフィットを意識し、必ず試着して自分の体に合うか確認しましょう。
それだけでビジネスシーンでの信頼度は格段に向上します。
2. 黄ばんだ白シャツ・ヨレヨレのネクタイ
ビジネススタイルで最も目に入りやすいのがシャツとネクタイ。
しかし、黄ばんだ白シャツやヨレヨレのネクタイは、一瞬で「不潔」「だらしない」といった悪印象を与えてしまいます。
身だしなみは自分の評価だけでなく、会社全体のイメージにもつながります。
シャツとネクタイは常に清潔感が大事!
シャツ・ネクタイが古びていると清潔感を失い、信頼されにくくなります。
相手はあなたの話の内容よりも、まず外見から印象を受け取ります。
特に黄ばんだ襟やシワだらけのネクタイは、長時間の会話の中で何度も視界に入り、ネガティブな印象を固定してしまうのです。
黄ばみは汗や皮脂が蓄積して起こり、家庭の洗濯では落ちにくい場合があります。
同じくネクタイも長期間使用すると型崩れやシワが目立ちます。
例えば営業の場で、清潔な白シャツと整ったネクタイを身に着けている人は、自信と誠実さが伝わりやすいものです。
これに対し、くたびれたネクタイや黄ばんだシャツは「自己管理ができていない」と思われ、商談の成約率さえ左右しかねません。
ポイント
シャツやネクタイはこまめに買い替え・メンテナンスを行い、常に清潔感を意識しましょう。
それが信頼を勝ち取る最も手軽で効果的な方法です。
3. 地味すぎる無地ネクタイ・昭和柄
ネクタイはスーツスタイルの印象を左右する重要なアクセサリーです。
しかし、無難すぎる無地ネクタイや昭和時代の古典柄を長年使い続けていると、知らず知らずのうちに「古臭い」印象を与えてしまいます。
ビジネスの場でも、おしゃれさと清潔感は武器。若手社員に一歩差をつけられないためにも、ネクタイ選びをアップデートしましょう。
昭和感が強いネクタイはやめる!
無地一辺倒や古い昭和柄ネクタイは、今のビジネスシーンでは老けた印象や時代遅れ感を与えるため、適度な色や柄のアクセントを取り入れるべき。
現代の職場では、ファッションを通じて自分らしさを表現する傾向が強まり、特にネクタイは「その人のセンス」が真っ先に目に入ります。
無難すぎる選択は安全ではあるものの、好印象や若々しさを逃す原因となります。また、くすんだ色や古い柄は、相手に活気のないイメージを与えかねません。
例えば、昔から使っているエンジ色の無地や幅広の幾何学柄。
これらは一部では“レトロ”と呼ばれるかもしれませんが、多くの場合はただの「古臭い」アクセントになってしまいます。
最近のトレンドは、ネイビーやグレーを基調に、小さなドットや細いストライプなどの控えめな柄をさりげなく入れるスタイル。
また、素材もシルクだけでなく、少しマットな質感のものを選ぶことで洗練さが増します。
ポイント
ネクタイは顔まわりの印象を決定づける重要なアイテム。無地や古い柄から脱却し、今の感覚に合わせた色柄で小さな変化を加えることで、ビジネスシーンでの好印象と若々しさを両立できます。
4. 黒いビジネスバッグの長年使用
長年使い続けた黒いビジネスバッグ、あなたの仕事ぶりを支えてきた相棒かもしれません。
しかし、その型崩れや革の劣化は知らず知らずのうちに「おじさん臭さ」を醸し出しています。
見た目の印象はビジネスの場では想像以上に重要。今こそバッグもアップデートして、スマートな印象へ変えましょう。
古びたビジネスバッグをやめる
古びた黒いビジネスバッグは、あなたの印象を古く見せ、信頼感よりも年季を感じさせてしまうため、軽量でスマートなバッグへ更新することが有効です。
型崩れや革の擦れは品質の低下を示すサイン。
第一印象は数秒で決まるとされ、バッグはスーツや靴と同じく目に入りやすいアイテム。
手入れの行き届かないバッグは「細かい部分を気にしない人」というイメージを与え、商談や面接でマイナスになることがあります。
例えば10年前に購入した黒革バッグ。持ち手部分がひび割れ、角はスレて白くなり、型崩れで中身が不安定。これでは資料やPCを取り出す時も野暮ったく見えがちです。
最近は防水ナイロン素材や薄型のレザートートなど、機能性と軽量性を兼ね備えたオシャレなビジネスバッグが増えています。
色味も黒一択ではなく、ネイビーやグレーを選べば柔らかく誠実な印象になります。
ポイント
バッグは単なる荷物入れではなく、あなたを映す鏡。古いバッグを卒業し、時代に合ったスマートなビジネスバッグに変えることで、第一印象は確実に好転します。
若手から高評価されるファッションのポイント
ビジネスシーンで「年齢を感じさせない」第一印象は、服や持ち物の選び方で大きく変わります。
特に若手社員に好印象を持たれるためには、古いままのアイテムを使い続けるのではなく、サイズ感や清潔感、デザインのアップデートが欠かせません。
ここでは、即実践できる改善ポイントを紹介します。
ジャストサイズのスーツ選び
体型に合ったスーツは、清潔感と信頼感を一気に高めます。 肩幅や丈が合わないスーツは「だらしない印象」を与えるため、年齢より老けて見えがちです。オーダースーツやサイズ調整サービスを活用し、肩やウエストラインをフィットさせましょう。
ジャストサイズこそ、若々しく信頼される第一歩です。
清潔感あるシャツ&ネクタイの更新周期
定期的な買い替えは、見た目の鮮度を保ちます。黄ばばんだシャツや昭和柄ネクタイは古臭い印象を与えます。 シャツは半年、ネクタイは1〜2年周期で更新し、明るめの色や控えめな柄を選びましょう。
清潔感の継続が好印象につながります。
フットウェアやバッグの軽量・コンパクト化
スマートに持ち歩ける小物は機能性とオシャレを両立します。 型崩れした重いバッグやくたびれた靴は疲れた印象を与えます。 軽量PCバッグやソールの薄い革靴で機動力もアップ。
軽く洗練された持ち物は若手からの好感度も高いです。
季節やトレンドを意識して小物を更新すること
季節感のあるアイテムはオシャレ度を格上げします。
同じ小物を年中使うと「無頓着」に見えます。春夏は明るい色のポケットチーフ、冬は質感のあるマフラーを取り入れる。
トレンド+季節感で若々しさを演出できます。
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ビジネスファッションは「無難」を重視しすぎると、かえって古臭く見えてしまうことがあります。
若手社員に好印象を与えるには、清潔感と適度なトレンド感がポイント。
年齢に合った落ち着きを保ちながらも、時代に合わせたアップデートを心がけましょう。
小さな変化が、職場での印象や人間関係を大きく変えるかもしれません。
今回ご紹介した内容が皆様のビジネスファッションの参考になれば幸いです。