ファッション雑誌やオシャレなショップで見かける「ダブルスーツ」。
ダブルスーツはおじさんのスーツといった印象は過去のこと。
ファッション感度の高いオシャレな男性はダブルのスーツを着こなしています。
スーツが好きな人やファッションにこだわる男性は
「ダブルスーツを着て仕事をしたい」
と思っている男性は多いです。
しかしダブルスーツはファッション雑誌やテレビ、ショップでは見かけるが世間ではあまり見かけません。
そのため「仕事で着て行っても問題はないのか?」と心配に思う男性や疑問に思う男性も多いです。
ダブルスーツについてのご紹介と仕事で使えるのか?着やすい職場・着にくい職場についてご紹介します。
1.ダブルスーツとは?
多くのビジネスマンが着用するシングルスーツはジャケットのボタンが2つ、3つボタンが付いたデザインのスーツ。
ダブルスーツはジャケットのボタンが2列ずつ並んでつき、前身の上前と下前部分を大きく重ね合わせるデザインのスーツ。
ジャケットの右と左を重ね合わせてボタンを閉めるデザインということです。
ダブルスーツはヨーロッパでは「ダブルブレスデッドスーツ」呼ばれ、日本においては「ダブル」、「ダブルブレス」、「両前」などと様々な呼び方で呼ばれています。
ビジネスシーンでは現在シングルスーツが一般的ですが、ダブルスーツはバブル時代に年齢を問わず流行したデザインです。
そのためダブルスーツは「おじさんっぽい」、「古臭い」イメージを持つ人がいます。
バブルの頃に流行ったものと現在のダブルスーツは違います。
バブルの頃に流行したダブルスーツは「ゆったりとしたシルエット」が特徴でしたが、現在のダブルスーツは身体にフィットする「スマートなシルエット」が特徴です。
現在のダブルスーツは見た目もシャープでスッキリとしているのでオシャレな雰囲気を演出することができるスーツです。
2.ダブルのスーツの種類
ダブルスーツはフロントボタンが2列に並んで配列され、ボタンの数が4つ、6つあるのが一般的なデザインです。
ボタンの数が「4つボタンの1つ掛け」、「4つボタンの2つ掛け」、「6つボタンの1つ掛け」、「6つボタンの2つ掛け」、「6つボタンの3つ掛け」とさまざまな種類があります。
主流としては「4つボタンの1つ掛け」、「4つボタンの2つ掛け」、「6つボタンの2つ掛け」。
ダブルスーツはボタンの数だけでなくフロントボタンの配列にも種類があります。
ボタンの並びが並列に並んだ「オールインライン」、V字型に並んだ「スプレッドアウト」と種類があります。
人気のあるデザインはV字型の「スプレッドアウト」の「6つボタンの2つ掛け」。
見た目のカッコ良さ、着こなしを楽しめるので人気が高く評判の良いデザインです。
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3.ダブルスーツの格式
ダブルスーツは見た目の重厚感、着る人が目上、役職の偉い人の着用率の高さからシングルスーツより格式が高いというイメージを持つ人が多いです。
しかしそれは周囲の抱いたイメージであり事実とは異なります。
ダブルスーツのはじまりは19世紀の中頃。軍人のマントや乗馬用の衣装だったものが男性用の上着として用いられたのがはじまりといわれています。
シングルスーツも同じような流れを辿っています。
ダブルスーツ、シングルスーツの歴史を紐解いていくと格式に違いがありません。
ダブルスーツは偉い人のスーツとイメージはあるかもしれませんが、格式に違いはなくイメージが先行しているだけなので、役職や年齢に関係なく若い人でも着用することができます。
4.ダブルスーツのイメージ
現在のダブルスーツはウエスト部分がシェイプされているスッキリとしたシャープでスタイリッシュなデザインが主流。
シングルスーツに比べ重厚感があり貫禄が出ます。
ダブルスーツは着用するとエレガントな男性的な雰囲気とファッション感度の高いオシャレな印象を与えてくれます。
ダブルスーツはファッション感度の高い男女ともに好印象になります。
エレガントで男性的な雰囲気を演出するのがダブルスーツの魅力でカッコ良いのですが、間違ったイメージから着る人の年齢や役職、立場によって偉そうに見える、生意気と捉えられることがあるというも認識しておかなければなりません。
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5.ダブルスーツは仕事で使えるのか?
ダブルスーツは職場でも着ている人がいないので「着ても大丈夫なのか?」と不安に思っている人も多いです。
せっかく購入しても着れなければ不必要です。
ダブルスーツはシングルスーツと格式に違いはなく、着る人の年齢も関係ありませんので仕事で使うことは可能です。
しかし上記でもご紹介したように間違ったダブルスーツのイメージを持つ人がいます。
間違ったイメージを持つ人がいる職場だとダブルスーツを仕事で使うことは難しいかもしれません。
仕事で使えるかどうかは勤める職場や職種によって変わります。
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6.ダブルスーツが着やすい職場と着にくい職場
ダブルスーツが着やすい職場、着にくい職場は個人差があります。
着やすい職場と着にくい職場の傾向をご紹介します。
◇ダブルスーツが着やすい職場
■服装にうるさくない職場
現在ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルの取組みが進み、昔と比べて服装の自由化が進んでいます。
ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルを取り入れている企業や、若い人や海外の人が多い職場、堅い社風でない職場だとダブルスーツは着やすい職場となります。
業界的にはアパレルやIT、マスコミなどの業界やお客様と接しない職種の人は着やすい傾向です。
◇ダブルスーツが着にくい職場
■服装に厳しい職場
ダブルスーツは格式、年齢に関係なく着れるスーツですが、服装に厳しい職場だと昔からの固定概念や規律によって着にくい傾向があります。
年功序列などの慣習も強く残っている傾向があるので、生意気や失礼といったことを言われるかもしれません。
自分自身の会社が服装に厳しいと感じる、年齢が若いのであればダブルスーツの着用は見送った方が身のためかもしれません。
業界的に公務員、金融などの業界や目上の人と接することが多い職種の人は着にくい傾向です。
ダブルスーツは今では着る男性は少ないかもしれませんが、年々着る人は増えています。
ビジネススタイルも年々変化しています。
今では着にくい職場であっても将来的には着れる職場になっているかもしれません。
【スーツはしんどくない】本物のスーツに出会ってないからである
ダブルスーツについてのご紹介と仕事で使えるのか?着やすい職場・着にくい職場についてご紹介しました。
今回ご紹介した内容が皆様の服装選びの参考になれば幸いです。