仕事を終えて革靴を脱ぐと足から臭う不快な「嫌なニオイ」。
足が臭くなるのはいったい何故なのか?
足のニオイを軽減させるにはどのような対処方法、予防方法があるのか?
多くのビジネスマンの悩みである革靴を履いた後の足のニオイの原因と6つの対策・予防方法、染みついた革靴のニオイを落とす方法についてご紹介します。
こんな方におすすめ
- 足が臭うことを周囲に知られたくない。
- 周りの人に迷惑をかけたくない。
- 仕事帰りに飲みに行っても出来る限り靴を脱ぐ店には行きたくない。
- 人の家には上がりたくても上がらないように気を配っている
- コンプレックスになっている
革靴が履いたあとに足がクサくなる原因
革靴を履いた後の鼻につくチーズや納豆のような不快な嫌なニオイの原因は「雑菌が繁殖」することが原因です。
靴の中に溜まる汗と剥がれ落ちる皮脂や角質が雑菌のエサとなり靴の中に雑菌が増えることで不快な嫌な足のニオイを生み出します。
雑菌の多さによって足のニオイがきつくなります。
雑菌を放置し続けるとニオイもどんどん強く変わってきます。
サイズが合っていない革靴もニオイの原因となります。
サイズが合っていない革靴は足が緊張して汗をかきやすくなります。
足に汗をかくと靴の中の湿度が高まり雑菌が繁殖しやすくなります。
革靴のサイズ選びもニオイの原因となります。
スニーカーはクサくならないのは何故?
スニーカーは作りや素材から革靴に比べて風通し、通気性が良いです。
反対に革靴はスニーカーと比べると風通し、通気性が悪いものが多いです。
雑菌は高温多湿の環境を好み、風通し、通気性の悪い革靴の中は雑菌の繁殖には最適な高温多湿の環境のため、スニーカーに比べて不快なニオイが発生しやすいのです。
革靴を履いている時に意識するとスニーカーを履いている際に比べて足の中が蒸れているのがわかると思います。
メモ
蒸れている感覚がニオイの原因である雑菌を繁殖させています。
革靴を履いたあとの足のニオイを軽減させる6つの対策と予防方法
革靴を履いたあとの足のニオイを軽減させる対策と予防方法は日々のケアによって原因となる「雑菌の繁殖を防ぐ」ことが重要となります。
◇革靴を履いたあとの足のニオイを軽減させる6つの対策と予防方法
①.足を清潔にする
足を清潔にするなんて当たり前のことだからキチンとやっていると思う人も多いのではないでしょうか。
しかし足が臭う人は意外と洗ったつもりになっているだけの人も多いです。
足を清潔にするには足の甲だけでなく足の指の間、爪の両脇、足の指の根本までタオルでキチンと擦って洗う必要があります。
足の甲だけを洗って指の間は洗い流す際に石鹸が付く、石鹸がかかるから洗えていると勘違いする人がいます。
それでは足は綺麗に洗えていません。
キチンと指の間や爪の両脇は擦らないと汚れはとれません。キチンと擦って洗うことがニオイの予防、対策に繋がります。
しっかり足を洗うなら足専用の石鹸を使うことをおすすめします。
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②.同じ革靴を毎日履かない
ビジネスマンのなかには同じ革靴を毎日履き続ける人も多いです。
革靴は一日履くと湿気、ニオイが靴の中に充満しています。
湿気やニオイをとるには最低でも一日から二日は靴の中を乾燥させなければなりません。
同じ革靴を連続で履き続けると湿気とニオイが抜ける暇がなく湿気とニオイが溜まり続けてしまいます。
続けて履いていると雑菌が繁殖しニオイがどんどんキツくなっていきます。
同じ革靴を毎日履くことはニオイだけでなく、スーツと一緒で傷みの原因にもなります。
メモ
革靴は一度履いたら一日、二日は履かないようにすることがニオイの予防、対策に繋がります。
③.革靴を履いたら乾燥させる
一日革靴を履いたらこもった湿気やニオイを抜かなければなりません。
革靴を乾燥させる方法としては風通しの良い場所に置いておくことが大事です。
革靴を履き終わったら靴箱にすぐ片付ける人がいますが、靴箱の中は風通しが悪くニオイがキツくなりやすい傾向です。
靴箱に片付ける際は最低でも一日は片付けるのを待ってから靴箱に片付けるようにしてください。
靴の湿気をとる方法として新聞紙、10円玉を履き終わった靴の中に入れておくという方法があります。
【実験】革靴の中に10円玉を入れるとクサいニオイがとれるのか?
風通しの良い場所に置く際は直射日光は革を傷める可能性や変色の可能性があるので日陰干しが良いとされます。
新聞紙は湿気を吸い取る力が強く、消臭作用もあります。
10円玉はおおよそ95%胴で出来ており、胴には抗菌作用があります。履き終わった靴の中に10円玉を入れることで雑菌を分解してくれます。
④.中敷・インソールを入れる
中敷・インソールとは靴底の底面にあるもので直接足に触れる箇所です。
中敷・インソールは別売りされており、役割は足が痛くなることや足の疲れをケアしたり自分の足に合わせて歩行をサポートする機能があります。
中敷・インソールは履きやすさの向上以外にも消臭効果があるものも販売されています。
メモ
革靴の中に消臭効果のある中敷・インソールを入れることでニオイの予防、対策に繋がります。
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⑤.靴下を変える
足のニオイの元は革靴の雑菌が原因であることが大半ですが、靴下も影響していることがあります。
靴下は色柄や形と多くの種類があり、機能面でもさまざまな種類が出ています。
靴下の種類の中に臭わない、蒸れない、破れにくいといった機能に特化しているものもあります。
メモ
防臭や抗菌効果の高い靴下を履くと足のニオイの予防、対策に繋がります。
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⑥.冷凍庫に入れる
冷凍庫のような低温の環境に入れると完全ではありませんが菌は死滅します。
冷凍庫に入れる方法は履き終わった革靴を日陰干しで完全に乾燥させてジップロックに詰め込み、冷凍庫に入れて一日放置します。
冷凍庫から取り出すとある程度、菌が死滅しているため冷凍庫に入れる前よりニオイが軽減されています。
革靴を冷凍庫に入れる方法は食べ物を入れる場所に抵抗がある人やクサい革靴を入れたくない人は避けられても良いと思います。
革靴のニオイの予防や対策は一度履いたら湿気や雑菌を取り除く日々のケアをすることがニオイの予防、対策に繋がります。
【舌苔(ぜったい)は口臭の原因?】息を清潔に保つなら舌苔のケアが大事。
クサいニオイが染みついた革靴のニオイを落とす方法
革靴のニオイ対策や予防をしてても革靴が臭うことや現段階で革靴が臭うという人は予防よりも前にクサい不快なニオイを落さなければなりません。
染みついた革靴のクサいニオイをケアしなければ足はクサいままです。
クサい革靴のニオイを落とす方法をご紹介します。
①.重曹を使う
重曹は掃除、料理、消臭に使われる人、環境に優しい粉末。
重曹は炭酸水素ナトリウム、ベーキングソーダ、重炭酸ソーダ、重炭酸ナトリウム、酸性炭酸塩ナトリウムとも呼ばれています。
靴の不快なニオイの原因である雑菌のバクテリアは酸性。重曹はアルカリ性。この二つが合わさると中和作用によって靴の中の不快な嫌なニオイが消えると言われています。
重曹のおすすめの使い方としては通気性の良い靴下やストッキングなどに重曹を入れ靴の中に入れるのがおすすめの方法です。
ポイント
重曹でつけ置きする方法などもありますが、革靴は基本的に洗うことができません。
重曹を使うなら靴下やストッキングに入れて靴の中に入れるのが良い方法です。
②.靴の消臭スプレーを使う
靴の消臭スプレーを継続的に使うと不快な嫌な革靴のニオイを抑えることができます。
靴の消臭には消毒液で用いられるエタノールが配合されています。
なかには抗菌作用のある銀イオンが配合されたスプレーもあります。銀イオンが配合されたスプレーは長期的にニオイを抑えやすいです。
消臭スプレーにはレバーを握ると噴射する「ミストタイプ」とボタンを押して噴射する「拡散噴射タイプ」のヘッドがあります。
拡散噴射タイプは乾きやすく、靴の先部分まで消臭スプレーを行き渡らせやすいです。
消臭スプレーの香料には香りがついたものと無香料のものとがあります。
香料が入ったものは足の不快な嫌なニオイを紛らわせてくれますが、不快な嫌なニオイと混じり合って、余計に不快なニオイになることもあるので、無香料タイプがおすすめです。
スプレーはおおよそにはなりますが¥1.000円ほどから販売されています。
価格:1,000円 |
③.靴の内側を掃除する
靴の内側を掃除することで不快な嫌なニオイを取り除く方法です。
靴の内側には雑菌のエサとなる皮脂、角質、ホコリがあり雑菌の繁殖の手助けをしています。
歯ブラシを靴の奥まで入れ汚れやホコリをかき出します。
汚れ、ホコリをかきだし終えたら除菌シートで靴の奥まで拭くことでニオイを取り除きます。
④.革靴を水洗いする
水洗いをする方法は染みついた不快な嫌なニオイを落としやすいです。
水洗いは靴の中の雑菌を一気に洗い落とせるのでニオイを大幅に軽減させることができます。
水洗いは効果も高いですが手間ややり方をキチンとしなければせっかくの革靴を台無しにしてしまうことがあるので、革靴を水洗いする際は注意が必要でありおすすめではありません。
⑤.革靴のクリーニングに出す
意外と知られていないのが革靴のクリーニング。
革靴のクリーニングに出すと染みついたニオイは大幅に軽減されます。
自分で革靴を洗う方法もありますが、時間がかかり道具も揃える必要があります。
クリーニングに出すとお金はかかりますが、素人が簡単に手を出すとせっかくの革靴の風合いが変わることがあります。
ポイント
革靴のクリーニングはお金はかかりますがお気に入りの革靴に染みついたニオイを落とすにはプロに任せるのもおすすめの方法です。
【加齢臭はどこから臭う?どんな臭い?】職場で臭いと思われないための対策・改善点をご紹介。
まとめ
多くのビジネスマンの悩みである革靴を履いた後の足の不快な嫌なニオイの原因と6つの対策・予防方法、染みついた革靴のニオイを落とす方法についてご紹介しました。
革靴のニオイの原因は雑菌であり、雑菌の繁殖を抑えるには日々のケアが大切となります。
日々のケアが足のニオイの対策・予防となります。
日々のケアをおこたると不快な嫌なニオイが革靴に染みつき、ニオイが一度染みついてしまうと落とすのはひと苦労です。
染みついた不快な嫌なニオイを落とす方法はいくつかありますが、革靴のクリーニングに出すのが一番手っ取り早いです。
自分で革靴の水洗いなどをやると手間や時間がかかってしまい、革靴の風合いを損なわせる
可能性もあります。
お金はかかってしまいますが、ニオイを落とすなら革靴のクリーニングに出すことがおすすめです。
今回ご紹介した内容が皆様の参考、お役に立てれば幸いです。