スーツ生地はスーツの見た目には欠かせない要素の一つ。良いスーツ選びには生地選びは欠かせません。
スーツ生地で使われる生地ブランドのひとつ<ジョンフォスター/JOHNFOSTER>。
「これから購入しようとするスーツにジョンフォスターの生地が使われている」
「自分の着ているスーツにジョンフォスターの生地が使われている」
「ジョンフォスターの生地の評判はどうなのか?」
「どこのブランド?特徴は?有名なのか?」
<ジョンフォスター/JOHNFOSTER>の生地の評判、特徴を知りたいビジネスマンは多いです。
スーツ生地を知ることは良いスーツ選びに繋がりスーツ選びも楽しくなります。
生地ブランド<ジョンフォスター/JOHNFOSTER>はどこのブランドなのか?評判・特徴をご紹介します。
<ジョンフォスター/JOHNFOSTER>を知る前に役立つ「生地産地の特徴」
スーツ生地はどこの生地産地かで特徴が異なります。
産地の特徴を知るとジョンフォスターの生地の特徴を理解しやすくなります。
スーツ生地は「イタリアのビエラ」、「イギリスのハダースフィールド」、「日本の尾州」が有名な産地。
イギリス生地の特徴
イギリスは気候が寒い影響から生地感にハリコシがあり厚めのしっかりとした生地が多いです。
しっかりとした生地は耐久性が高く、スーツに仕立て際に仕立て映えしやすくキッチリ、カッチリとした雰囲気になりやすいです。
色柄では華やかなものよりクラシックな雰囲気な色柄の生地が多い傾向です。
イタリア生地の特徴
イタリア生地は手触りが柔らかく、美しい艶や発色の美しさがあります。
柔らかさ、滑らかさを出すためイギリス生地に比べると耐久性は劣る傾向と言われています。
イタリア生地の色柄は華やかな生地が多いので、イタリア生地で仕立てたスーツはファッション感度が高く華やかな雰囲気になる傾向です。
◇日本生地の特徴
日本生地は日本のスーツのルーツがイギリスのため、イギリス生地に近い雰囲気があります。
コシがしっかりとした生地感があります。
しっかりとした生地感は仕立て映えしやすく、スーツにした際キッチリとした雰囲気になります。
色柄でもベーシックな生地が多い傾向です。
<ジョンフォスター/JOHNFOSTER>とは?
ジョンフォスターとはイギリスの生地ブランド。
1819年に21歳のジョンフォスターがイギリスのウエストヨークシャー州のブラッドフォーム郊外、クイーンズベリーにて創業した生地ブランドです。
創業からおおよそ200年続く伝統と人気があるイギリス生地ブランドです。
ブランド名であるジョンフォスターは創設者からきています。
ジョンフォスターは長年の歴史があり細番手の生地やモヘヤ生地の品質が高いことで知られています。
品質の高さから日本のテーラーはもちろん、世界のテーラーで使われているイギリス生地ブランドです。
ジョンフォスターの生地が高い品質ということがわかるのがグレートエキシビジョン(ロンドン万国博覧会)でモヘヤ生地で一等、糸では金メダルといった経歴。
この経歴からジョンフォスターの品質の高さが窺えます。
ジョンフォスターの生地は今でも経歴に恥じない品質の高い生地作りが受け継がれています。
安心感が持てる生地ブランドです。
※番手・・糸の太さを表す単位。細番手は糸が細いため軽さや柔らかい仕上がりになります。
※モヘヤ・・アンゴラヤギの毛。ハリコシ、艶があり春夏の生地に多い素材。
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<ジョンフォスター/JOHNFOSTER>の特徴
<ジョンフォスター/JOHNFOSTER>の生地はイギリス生地の特徴とイタリア生地の特徴を両方味わうことができる生地ブランドです。
イギリス生地はご紹介したようにしっかりとしたハリコシのある硬めの生地感が特徴です。
ジョンフォスターの生地は細番手の生地に定評があることからハリコシがありながらも軽さとしなやかさがあります。
硬すぎない柔らかすぎない生地感、耐久性を求める人には向いている生地です。
イギリス生地のなかでもコストパフォーマンスに優れてもいます。
色柄では無地、ストライプ、チェックとさまざまですが、どれもイギリスの伝統を感じられる上品さとクラシック感のある生地が多いです。
種類ではSuper120’sのフランネル、カシミヤを含む「Super120’s ウーステッド アンド カシミヤ」。
最高のオーストラリア産のメリノウールを使った「Super130’s ヘリテージ コレクション」。
ワンランク上の上質な「プラチナムコレクション」などが人気があります。
※Super・・原毛の細さ
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<ジョンフォスター/JOHNFOSTER>の評判
ジョンフォスターの生地は品質の高さ、色柄、コストパフォーマンスに優れている面から評判が良く、根強いファンもいるほどの生地ブランドです。
ジョンフォスターの生地はイタリア生地ほどの華やかさな印象はありません。
しかし硬すぎない柔らかすぎない絶妙な生地感は着用すると気持ちも引き締まり、上品さとクラシック感で男の品格を演出することができます。
落ち着いた雰囲気ながらも質の高い大人のスーツを求める男性に評判、人気があります。
知名度では「有名か?」というと誰もが知る生地ブランドというわけではありません。
知名度重視で選びたい人からすれば少し物足りないかもしれません。
<ジョンフォスター/JOHNFOSTER>の価格
ジョンフォスターはイギリス生地のなかでも価格的にも手が出しやすいところも評判が良いです。
既製品のスーツ、オーダースーツ専門店ではイギリス生地はブランドにもよりますが、イタリア生地ブランド・国産生地に比べて価格は高い傾向です。
イギリス生地であるジョンフォスターはコストパフォーマンスに優れているのでオーダースーツ専門店だと¥50,000円ほどから展開しているところもあります。
(生地のグレードや仕立てのレベルには何十万以上する場合もあります)
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<ジョンフォスター/JOHNFOSTER>まとめ
ジョンフォスターはイギリス生地ではありますが、イギリス生地の特徴が強すぎない高品質な生地です。
品質の高さから世界のメーカーやブランドで使われ、愛用者も多い生地ブランドです。
上品さとクラシックな雰囲気、コストパフォーマンス、耐久性に優れるスーツを求める人に向いているイギリス生地ブランドです。