革靴に染みついた不快な臭い。
革靴の不快な臭いの落とし方はさまざま。
自宅で簡単に靴の嫌な臭いをとる消臭方法として知られるのが10円玉。
革靴の中に10円玉を入れるだけで不快な臭いを取るという方法があります。
10円玉を使った方法は革靴のニオイを取る方法として色んなサイトで紹介されています。
しかし気になるのが、
「10円玉を入れるだけで本当に不快な臭いがとれるのか?」
「革靴に10円玉を入れると何故消臭効果があるのか?」
革靴に10円玉を入れると本当に不快な臭いがとれるのか?
自分の革靴の中に10円玉を入れて実験しましたので、実験結果についてご紹介します。
そもそも革靴が臭くなる原因とは?
革靴が臭くなる原因は靴の中で雑菌が繁殖することによって革靴が臭くなります。
男性、女性、革靴に限らずブーツもスニーカーもパンプスも靴の中の雑菌が繁殖すると臭くなります。
なかでも革靴はスニーカーに比べて風通しも悪く湿気がこもりやすいです。
雑菌は湿気を好む
雑菌は高温多湿の環境を好み、梅雨時期、夏場は特に臭いやすいです。
湿気を含んだ状態の革靴を連続履きしているとニオイがどんどんとクサくなり、ニオイも落ちにくくなります。
革靴を履いた後は次の日は履かず、しっかりと乾燥させなければなりません。
雑菌は何故発生する?
雑菌は足から出る汗や皮脂、角質をエサに繁殖していきます。
雑菌が繁殖しやすい人
▪️足に汗をかきやすい人
▪️角質がたまっている人
▪️靴下が清潔でない人
▪️毎日同じ靴を履く人
足を清潔に保つ、汗をかいたら靴下を履き替える、革靴を履いたらしっかり乾燥させるなどといった日々のケアが大切です。
サイズの合わない靴も足に汗をかきやすいので雑菌を抑えるためには靴のサイズ選びも重要です。
【革靴の消臭】10円玉を入れると臭いは落ちる?
革靴の不快な臭いをとる消臭の一つの方法として革靴の中に10円玉を入れる方法があります。
10円玉はおおよそ95%胴で出来ており、胴には抗菌作用があると言われています。
胴は日本だけでなく、海外の硬貨でも使用されています。
硬貨は多くの人の手に触れるため病原菌が蔓延しないように抗菌作用のある銅が使われているということも言われています。
抗菌作用のある10円玉を履き終わった革靴の中に入れ、一日寝かすことでニオイが取れているか実験をしてみました。
【革靴の消臭実験】筆者愛用ローファー
実験対象は筆者のローファー。
2年間、4月から9月頃までの期間限定で4日に一度のペースで履いているローファー。
ローファーを履く際は素足でなく、常に洗濯したての素足のように見えるフットカバー、カバーソックスでローファーを着用。
【革靴の消臭実験】ローファーの臭い状況
筆者愛用のローファーは笑ってしまうほどの不快な臭い。
朝から晩までこのローファーを履き続けた日には足の臭いが凄いことになっています。
ローファーを履いた日のお風呂では足の指の間、爪の横、足の指の付け根まで念入りに足を洗わないと落ちない臭いレベル。
お風呂で足を洗うのを手を抜いた日にはお風呂後に座って足を組むと不快な臭いがにおってきてしまうほどのローファーです。
【革靴の消臭】ローファーの実験方法
両足に10円玉を入れると比較対象が無くなるので片足のみに10円玉を入れます。
両足とも不快な臭いのローファーです。
実験方法は履き終わった後のローファーの片足に10円玉を入れて一日ベランダで放置するという方法をとります。
日光に当ててしまうと革が傷むので日光が当たらない風通しの良い場所に置きます。
【革靴の消臭】片足に10円玉を入れて実験開始
まずは革靴に10円玉1枚を入れて実験開始。
一日目は不快な臭いが取れているか楽しみに、仕事が終わって急いで帰りすぐに臭いを嗅ぎました。
その結果は・・
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前日と同様の変わらない不快なクサいニオイでした。
【革靴の消臭】10円玉の枚数を増やして再実験
10円玉が1枚だと効果が薄いと思い、続いて6枚で実験。
10円玉を6枚入れて、前日と同様に一日放置。
革靴のニオイを確認してみると、、、
臭いがマシになっていました。
10円玉の消臭効果が凄いと思い、何も入れていないもう片方とどれくらいの臭いの差があるのか?
もう片方も嗅いでみました。
もう片方のローファーも同じように臭いがマシになっていました。
「???」
もしかすると2日間も陰干しをしているためニオイがマシになったと思われます。
【革靴の消臭】さらに10円玉を増やして再実験
6枚でも効果は感じられなかったので、続いて10円玉を20枚入れて実験。
結果、前日に比べると臭いがマシになっていました。
もう片方の10円玉を入れていない革靴も嗅いでみると同じように臭いがマシになっていました。
両足を嗅ぎ比べをしてみると若干ですが、10円玉を入れた方が「マシなのかなー」と感じるほどの臭いの変化でした。
【革靴の消臭】10円玉を入れた実験結果
革靴の中に10円玉を入れることで染みついた頑固な臭いが取れるか?
結果は劇的な消臭効果は感じられませんでした。(個人の実験結果)
革靴の中に10円玉を入れるなら1枚では効果が薄く、入れるなら出来る限り多くの10円玉を入れると若干の消臭効果が得られる程度と感じました。(あくまでも筆者の感想です。)
元々の革靴の臭いが強過ぎたのか、革靴に不快な臭いが染みつく前なら効果が変わったかもしれません。
あとから知ったのですが10円玉では黒ずんだ10円玉でなく、ピカピカの10円玉のほうが良いということでした。
10円玉の色合いまでは気にしていなかったので、ピカピカの10円玉で試せば結果は変わっていたのかもしれません。
実験を通して10円玉の効果よりも3日間ベランダで陰干しをすると臭いがマシになったので、陰干しの効果を改めて実感をしました。
革靴の臭いを軽減させるなら、陰干しをしばらくすると臭いを軽減させることができます。
頑固な染みついた臭いをもっと落としたいならお金はかかりますが、革靴のクリーニングに出すのが手っ取り早いかもしれません。
スニーカーなどの洗える靴は洗った方が高い効果を得ることができると思います。
【加齢臭はどこから臭う?どんな臭い?】職場で臭いと思われないための対策・改善点をご紹介。
まとめ
10円玉を入れることで本当に臭いが落ちるかどうかをご紹介させて頂きました。
実験してみた結果、私自身の感想では10円玉で消臭効果の高さは感じられず、若干の消臭効果が感じられたということでした。(あくまでも個人的な感想です)
個人的に10円玉よりも陰干しの効果の高さ、大事さを実感しました。
染みついた不快な臭いは一日では軽減された感じはしなかったです。
3日間ほど放置すると臭いが軽減されましたので、革靴の不快な臭いをマシにしたい人は陰干しを試されてみても良いと思います。
陰干しのついでに10円玉を試されても良いと思います。
今回ご紹介した内容はあくまでも個人的な見解です。
10円玉で消臭効果を得たという人もいるので気になる人は一度実践してみてください。
【革靴の消臭】不快な臭いを発生させない日頃のケア
革靴の不快なクサいニオイを発生させないためには日頃からのケアが大切です。
上記でもご紹介したように革靴に限らず、靴は連続着用をしない。
クサいニオイを発生させる雑菌は汗、皮脂、角質を好むので日頃から足、靴下を清潔に保たなければなりません。
夏場にクサいニオイが染み付いた革靴を一日履いていると足のニオイはなかなか落ちません。
足は足洗いソープで綺麗に洗う
足を清潔に保つなら足専用の足洗いソープなどがたくさん出ています。
筆者は「ブテナロック」を使用しています。
【医薬部外品】ブテナロック 足洗いソープ 150g 水虫 足専用 薬用 抗菌 石鹸 価格:1,849円 |
革靴は履き終わったら消臭スプレーを振る
筆者は革靴は履き終えた後、靴の消臭スプレーを振っています。
靴の消臭スプレーは革靴以外にも遣うことができ、10円玉を入れるよりも高い効果を実感できたので愛用しています。
価格:1,000円 |
価格:4,900円 |
革靴を保管する際はシューツリーを入れる
消臭スプレーを振ったあとはシューツリーに入れて日光に当たらない場所で陰干しをしています。
シューツリーは型崩れ防止、木製の素材であれば抗菌防臭効果もあります。
木製素材のシューツリーは水分を吸ってくれる素材なので、靴の中で悪臭を発生させる菌の餌である汗、皮脂、水分を抑えてくれます。
価格:2,980円 |
革靴は履き終えたあとに日頃のケアをしていなければ、臭くなってしまいます。
日頃のケアが大切です。
今回ご紹介した内容が皆様の革靴の不快な臭いの軽減の役に立てば幸いです。