裾上げを「シングル仕上げ」にしたけど「ダブル仕上げ」に変更にしたい
反対に裾上げを「ダブル」にしてたけど「シングル」に変更したい
パンツ・スラックスの裾上げ後に再修理・変更したいと思ったことはありませんか?
パンツ・スラックスの再修理・変更は裾の仕上げ方・素材によって変わります、再修理・変更することは可能です。
スーツのパンツ・スラックスの裾の再修理・変更についてご紹介します。
【スーツ裾上げ】シングル仕上げからダブル仕上げはできる
「シングル仕上げ」は裾の折り返しがない裾です。
「シングル仕上げ」は裾の裏側にヘム(折り代)をとっています。
ヘム(折り代)が約8センチ〜10センチほどあれば「ダブル仕上げ」に再修理・変更することができます。
「ダブル仕上げ」に再修理・変更ができますが、ダブルの折り返しの幅(カブラ幅)がニセカブラになることや折り返しの幅(カブラ幅)が自分の理想の幅にできないないことがあります。
※ニセカブラ
ダブル仕上げにしたいが丈が足りない場合にダブル仕上げに見せる修理方法。ダブルの内側の折り返しが浅くなります。
折り返し幅(カブラ幅)を太くしたい場合は購入時に付いてくるパンツ・スラックスの残布が必要な場合があります。
【スーツ裾上げ】ダブル仕上げからシングル仕上げは可能?
「ダブル仕上げ」は折り返しのある裾です。
「ダブル仕上げ」は折り返しの幅(カブラ幅)もあるので「シングル仕上げ」に再修理・変更することは可能です。
裾上げを「シングル仕上げ」にして、股下を長くすることが可能です。
「ダブル仕上げ」で折り返しをボタン留めにしている場合、「シングル仕上げ」に再修理・変更するとボタン跡が残る場合があります。
スーツの裾は「シングル仕上げ?」・「ダブル仕上げ」多いのはどっち?特徴・違いをご紹介
【スーツ裾上げ】再修理・変更をおすすめしない素材
「シングル仕上げ」・「ダブル仕上げ」で裾の再修理・変更ができてもおすすめしない素材があります。
裾上げの再修理・変更おすすめしない素材
・綿素材
・絹(シルク)素材
綿・絹(シルク)素材を使ったパンツ・スラックスは修理跡が残りやすい素材です。
絹(シルク)素材の単品パンツ・スラックスは少ないですが、スーツでウールとシルクを混紡したものがあります。
絹(シルク)素材は綿素材と同様に修理跡か残りやすいので、修理はおすすめしません。
【綿素材の裾上げ】再修理をおすすめしない理由
綿素材のパンツ・スラックスの裾の仕上げは「タタキ仕上げ」が多いです。
綿素材のパンツ・スラックスでは「シングル仕上げ」・「ダブル仕上げ」・「タタキ仕上げ」のどれにしても、修理跡が残りやすい素材の再修理・変更を希望されてもおすすめしません。
綿素材は絹素材と同様に修理跡か残りやすいので、修理はおすすめしません。
修理跡が残ると見映えが良くないので、裾の再修理・変更は出来る限り避けられた方が賢明です。
【スーツ裾上げ】修理跡が残りにくい素材は?
修理跡が残りにくいのはウール素材・ポリエステル素材です。
裾の再修理・変更を希望するなら綿・絹(シルク)素材を避けてウール素材・ポリエステル素材のパンツ・スラックスを選ぶのが良いです。
【スーツ裾上げ】再修理・変更にかかる料金はどれくらい?
スーツ裾上げの再修理・変更にかかる料金は内容・修理屋さんによって変わります。
「ダブル仕上げ」から「シングル仕上げ」
約1000円前後
「シングル仕上げ」から「ダブル仕上げ」
約1500〜3000円前後
*価格は前後する場合があります。
「シングル仕上げ」から「ダブル仕上げ」は手間・時間が「ダブル仕上げ」から「シングル仕上げ」に比べてかかってしまうので料金が高くなります。
裾上げの再修理・変更をする場合は予想しているよりも料金が高いということもあります。
修理前は見積もりを出してもらってから修理に取り掛かるようにしてください。
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【スーツ裾上げ】まとめ
パンツ・スラックスの裾上げ後、裾の再修理・変更についてご紹介しました。
裾上げの再修理・変更は元々の仕上がりによっては出来ないことがあります。
再修理・変更を希望される人は買ったお店や修理屋さんと相談して見積もりを出してもらってから取り掛かるようにしてください。
今回ご紹介した内容が皆さまの参考になれば幸いです。