冬にビジネスシーン・カジュアルシーンで年齢、性別に関係なく愛用される「ダウンジャケット」。
このダウンジャケットで多くの人を悩ませるのが、ダウンジャケットの中身の「ダウン」、「フェザー」といった毛や羽根が出てくる羽根抜け問題。
「ダウンやフェザーが出てくるダウンは不良品なのか?」
「ダウンやフェザーといった中身の毛や羽根が出る原因とはなんなのか?」
「羽根抜けの対処法・予防法はあるのか?」
ダウンジャケットから中身のダウンやフェザーといった毛や羽根が出てくるのは不良品なのか?原因・対処法・予防法についてご紹介します。
ダウンジャケットからダウンやフェザーといった中身の毛や羽根が出てくるのは不良品なのか?
ダウンジャケット・ダウンコートから「ダウン」や「フェザー」といった中身の毛や羽根が隙間から出てくる羽根抜け問題。
心配や不安、怒りを覚えた人もいるのではないでしょうか。
ポイント
ダウンジャケットから中身の毛や羽根が隙間出てくるからといって「不良品ではありません」。
羽根抜けはブランドのダウン、高価格のダウンや低価格のダウンジャケットに関係なく中身の毛や羽根は出てきます。
では「何故ダウンジャケットの隙間から中身のダウンやフェザーといった毛や羽根は出てくるのか?」
原因についてご紹介します。
ダウンジャケットからダウンやフェザーといった中身の毛や羽根が出てくる原因
ダウンからダウンやフェザーといった中身の毛や羽根が出てくる原因はさまざまです。
ポイント
「ダウンパックを使っていない」
「表面がウール素材」
「縫い目から出てくる」
「中身のフェザーの割合が多い」
「摩擦」
とさまざまあります。
ダウンパックを使っていない
ダウンはジャケットの表面と裏面の間に入っています。
ダウンジャケットの製法にはダウンパックを使う「パックイン製法」とダウンパックを使わず直接詰める「ノンパック製法」があります。
■パックイン製法とは?
ダウンパックと言われるガーゼ状の袋にダウンやフェザーを入れてダウンジャケットに詰められます。
■ノンパック製法とは?
ダウンパックを使わず直接ダウンジャケットの中にダウン、フェザーを入れます。
ポイント
ノンパック製法のダウンジャケットはダウンパックを使っていないため、中身の毛や羽根が出てきやすいです。
パックイン製法のメリット・デメリット
ダウンパックを使った「パックイン製法」でも中身の毛や羽根が出てきますが、「ノンパック製法」に比べると中身が出てくる羽根抜けは起きにくいです。
パックイン製法にするとノンパック製法に比べて中身は出にくくなるメリットはあります。
ポイント
■パックイン製法デメリット
ダウン自体が重たくたる。
ダウン特有のモコモコ感が出てしまう。
デザインに制約がかかるなどのデメリットもあります。
ノンパック製法のメリット・デメリット
「ノンパック製法」は中身が出やすい羽根抜けのデメリットがありますが、メリットもあります。
ポイント
■ノンパック製法のメリット
ダウンを直接詰めることによって軽さがある
ダウンジャケット特有のモコモコ感なくスッキリ、シャープなシルエットが出やすい
動きやすい
ダウンジャケットは羽根抜けしても大丈夫な理由
ダウンジャケット・ダウンコートは中身から羽根抜けしても大丈夫です。
メモ
パックイン製法、ノンパック製法のどちらにもメリット、デメリットがありますが、ダウンジャケットの中身の毛や羽根は最初は出ますが、ある程度出たら落ち着きます。
表面がウール素材
ダウンジャケットの表面の種類にはナイロン素材を使ったダウンジャケットやウール素材を使ったダウンジャケットがあります。
ポイント
ウール素材はナイロン素材のシャカシャカに比べて見た目に上品な高級感があります。
残念のがら中身の毛や羽根が出てきやすい傾向です。
ウール素材はナイロンやポリエステル素材に比べて僅かな隙間が生まれやすいです。
この僅かな隙間から空気と一緒に羽毛が出てきてしまいます。
縫い目から毛・羽根が飛び出てくる
ダウンジャケットは縫い目からダウン、フェザーといった中身の毛や羽根が出てこないように特殊な縫製がされています。
特殊な縫製をおこなっていますが、縫い目より細かい毛や羽根が僅かな隙間から出てきてしまいます。
中身のフェザーの割合が多い
ダウンジャケットの品質表示で「ダウン◯%、フェザー◯%」といった品質表示を見られたことがある人は多いと思います。
ポイント
フェザーの割合によって中身の毛や羽根の出やすさが変わることがあります。
フェザーには堅い軸があります。
このフェザーの堅い軸が生地を突き破って出てきてしまうことがあり、フェザーの割合が高いほど可能性が高まります。
なるべくフェザーの割合が少ないダウンジャケットを選ぶことが予防に繋がります。
メモ
ダウンジャケットはダウン90%、フェザー10%がフェザーの割合としては一番少なくて良く、また軽くて暖かい黄金比になります。
◇摩擦
ダウンジャケットはリュック、ショルダーバッグ、インナー、椅子の背もたれなどのさまざまな摩擦が原因によって中身の毛や羽根が出てくることがあります。
ダウンジャケットの中身の毛や羽根の飛び出しを軽減するにはなるべく「摩擦」を発生を抑えることが毛や羽根の飛び出しの防止に繋がります。
リュック、ショルダーバッグの使用、滑りにくいインナーを避けられるのが賢明です。
【コート・アウターで使われるダウンは何のどこの毛?】中綿との違いは?ダウンの人気ブランドもご紹介。
ダウンジャケットからダウンやフェザーといった中身の毛や羽根が出てきたときの対処法
ダウンジャケットからダウンやフェザーといった中身の毛や羽根が出てきたときの対処法はどうすればいいのか?
ポイント
ダウンジャケット・ダウンコートから毛・羽根が出てきたときの対処方法は「むやみに引っ張って引き抜かない」ことです。
むやみに引っ張って引き抜くと飛び出した毛・羽根に連なって余計に毛・羽根が出てきてしまいます。
縫い目などから中身の毛や羽根が出てきた場合、裏側から引っ張って戻すようにしてください。
完全にダウンの毛・羽根が出ているのであれば、指でつまんで落とすコロコロやテープなどでとるように対処してください。
※コロコロやテープはダウンジャケットの表面の素材がウール素材の場合、毛羽立ちに繋がることがあります。
ダウンジャケットはフェザーの軸も飛びだしてきたときの対処方法
ダウンジャケットではダウンの毛の飛び出しだけでなく、軸のついたフェザー、羽根が飛び出てくることもあります。
ポイント
フェザー、羽根が飛び出てきた場合はフェザーの軸を折ることで飛び出しを軽減させることができます。
ダウンジャケットからダウンやフェザーといった中身の毛や羽根の飛び出しの予防法
ダウンジャケットからダウンやフェザーといった中身の毛や羽根の飛び出しの予防法としては上記でご紹介した「摩擦を減らす」、「フェザーの割合を減らす」があります。
ダウンジャケットの中身の毛・羽根が出てくるのがどうしても気になるというのであれば「ウール地のダウンジャケットは避ける」のが賢明です。
ポイント
買ってしまったダウンの羽根抜けの予防方法としては「防水スプレー」。
防水スプレーを使うことで、ダウンの毛や羽根の飛び出しを軽減させることができます。
ダウンの羽根抜けの予防方法「防水スプレー」を使う
意外と知られていないダウンジャケットの中身の毛や羽根の飛び出しを防ぐ予防方法「防水スプレー」。
防水スプレーを使うとダウンの毛・羽根の飛び出しを軽減させることができます。
防水スプレーをダウンに振ることでわずかに空いている隙間を埋めることができます。
ダウンから中身の毛や羽根を出てきにくくすることができます。
■防水スプレーの使い方
ダウンジャケットへの防水スプレーの使い方としてはまずは生地との相性確認。
全体に吹きかける前に目立たない部分で防水スプレーを試すようにしてください。
目立たない部分で試した後はステッチ部分や飛び出しが多い部分を中心に吹きかけ。
現在では撥水機能を備えた機能的なダウンジャケットも多いです。
撥水機能が付いていないダウンジャケットならば中身の飛び出し予防に加えて防水対策にもなります。
防水スプレーは生地との相性があるので効果が出やすいものや出にくいものがあります。
効果が出ない場合は色々な防水スプレーを試しても良いかもしれません。
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まとめ
ダウンジャケット・ダウンコートからダウンやフェザーといった中身の毛や羽根の飛び出しは不良品なのか?
飛び出す原因・対処法・予防法についてご紹介しました。
ダウンジャケットの中身の毛・羽根が飛び出してくるのは残念ながらほとんどのダウンジャケットで起こること。
決して不良品ではないということです。
ダウンジャケットのダウンやフェザーといった中身の毛・羽根はさまざま原因によって飛び出してしまいます。
ダウンの羽根抜けが気になるのであれば「ウール地のダウンを避ける」、「フェザー率の高いダウンを避ける」といったダウン選びから見直された方がいいです。
今お待ちのダウンジャケットで中身の毛・羽根を飛び出ないようにするにはご紹介した予防法を実践して頂き、中身が飛び出てきた場合はご紹介した対処法を実践して頂くことがおすすめです。
ダウンやフェザーといった中身の毛や羽根の飛び出しでお悩み、お困りの人はご紹介した内容を一度お試しください。
今回ご紹介した内容が皆様のお役に立てば幸いです。