冬になり、寒さを感じると自分が着ているスーツは本当に冬用だろうか?と疑問を持つ方、暖かいスーツが欲しいと感じる方がいると思います。
寒さは仕事のモチベーションを低下させます。
寒い冬を乗り切るために冬用のスーツと冬素材、冬の着こなし方をご紹介します。
冬用のスーツと春夏物スーツの違いって?
スーツは春夏物、秋冬物、オールシーズンの3種類あります。
春夏物と秋冬物の違いは背抜きか総裏かです。
・背抜きは背中部分に裏地がついていないスーツ
・総裏は背中部分に裏地が付いているスーツ
春夏物を冬に着用していれば寒いですし、秋冬物を着ていれば春先や夏場は暑いです。
意外と知らずに冬場、背抜きのスーツを着ている人がいます。寒いと思っている方は一度自分のスーツを確認してください。
オールシーズンは一概には言えませんが、冬用の生地を使い背抜き、夏用の生地を使い総裏というものがあります。
オールシーズン用は秋冬用、春夏用に比べると暖かさや涼しさは劣りますので、暖かいスーツが欲しい方は総裏の秋冬用のスーツを買うようにしてください。
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冬用のスーツ生地の選ぶポイント①
生地にも春夏用、秋冬用があります。
生地には目付けというものが存在します。
目付けとは150cm×1mの重さのことです。
一般的に春夏用は240g以下、秋冬用は260g以上と言われています。
オールシーズンは作られる国によって目付けが違います。イタリアの生地よりイギリスの生地の方が目付けが重いです。
理由としてイギリスの気候の方が気温が低いからです。
目付けが高い方が比較的暖かく、耐久性もあるものが多いので冬用のスーツを作られる際は目付けが高い生地を参考にしてください。
冬用のスーツ生地の選ぶポイント②
冬用の生地を選ぶポイントは目付け以外にも使用する糸や加工によって保温性、暖かみが変わってきます。
・梳毛糸と紡毛糸を使ったスーツ
梳毛糸・・細く長い毛のため、サラッとした手触りになります。
紡毛糸・・太く短い毛のため、毛羽立ちがあり暖かく、柔らかい手触りです。
◇冬用生地
①フランネル
紡毛糸を使い、生地を縮ませ厚みを出して、表面の毛羽を絡ませて起毛させた生地
生地に多くの空気が蓄えられるため、保温性が高く、生地の厚さはあるが軽い
②サキソニー
紡毛糸を使い、フランネルより生地の縮みを半分ほどに抑えた生地
フランネルよりは薄く柔らかく光沢感がある
冬物の生地を選ぶ際はフランネルやサキソニー生地を選ばられると良いです。
個人的ですがサキソニーのスーツは軽くて、程よい毛羽立ちと温もりがあるので、着用しやすいので愛用しております。
冬用の生地選びのポイント③
冬用の生地を選ぶポイントとして目付け、糸や加工のほかに機能性素材があります。
機能性素材とは保温性を上げるために生地に加工を施したものです。
・機能性素材
イタリアのREDA(レダ)のWARM SENSE(ウォームセンス)
太陽光を取り込む加工を施すことで蓄熱効果を持った生地。
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冬を乗り切るためのスーツの着こなし
寒い冬を乗り切るためには総裏で起毛感のある素材をご紹介しました。
生地だけでなく、冬に最適な着こなしをご紹介します。
①スリーピーススーツ(3Pスーツ)
スリーピーススーツとはベスト付きスーツのことです。
スリーピーススーツはベストを着用することでスタイリッシュで温かみのある雰囲気と保温性があります。
ジャケットを脱いだ際のシルエットの綺麗さも特徴です。
秋冬に最適。トレンドのベスト付きスリーピーススーツのご紹介。
②セーターの着用
スリーピーススーツは決めすぎてて抵抗がある方にはジャケットの下にニットの着用をおすすめします。
カジュアル感があり、優しい雰囲気になります。
・スーツに合わせる人気のニットカラー
スーツのカラーによって、合わせる色は変わりますが、セーターの人気の色をご紹介します。
①ミディアムグレー
②ネイビー
③ブラック
・スーツに合わせる人気のニットの形
セーターはカーディガンやベストと様々な形がありますが、人気なのは首元が丸首のセーターです。
冬用のスーツの選び方まとめ
1.総裏のスーツ
2.起毛感のある生地
3.スリーピーススーツ、ニットを着用
いかがでしたでしょうか。
寒い冬を乗り切るための暖かいスーツの選び方、着こなし方をご紹介しました。
寒いと仕事のモチベーションが低下しますし、会社へ行く気も起こりません。
暖かいスーツを選んで着こなして、快適なビジネスライフを過ごしてください。