キャリアアップ、勤めている会社が倒産、やりたいことのためと転職をする理由はさまざま。
転職活動をスタートするにあたって大事なことは沢山ありますが、「スーツの選び方」、「着こなし」も転職活動では重要となります。
転職活動においてスーツは第一印象を大きく左右するため、スーツの選び方、着こなしを失敗してしまうとせっかくの面接も台無しとなってしまいます。
転職活動での内定の獲得、成功に近づくスーツの選び方、着こなしのポイントを7つご紹介します。
目次
1.ポイント①-スーツは高品質なものを選ぶ
2.ポイント②-正しいサイズを着こなす
3.ポイント③-色柄の選び方
4.ポイント④-ワイシャツの襟型と色柄
5.ポイント⑤-ネクタイの選び方
6.ポイント⑥-革靴の選び方
7.ポイント⑦-靴下の選び方
1.ポイント①-スーツは高品質なものを選ぶ
転職活動では企業はお金と時間をかけて良い人材を獲得したいということを認識しなければなりません。
そのため良い人材、ぜひ採用したいと思われるように自分自身の価値を少しでも上げていかなければなりません。
自分自身の価値を上げる方法として話す内容はもちろんですが「身だしなみ」をきっちりとすることも重要です。
人は見た目が全てとは言いませんが、見た目が印象を左右するのも事実です。
仕事ができる男性の多くは「身だしなみ」が整っています。
キチッとしたスーツを着た男性とヨレッとしたスーツを着た男性が同じ良い話をした際、周囲はどちらの話に好感を持つでしょうか。
多くは前者のキチッとしたスーツを着た男性ではないでしょうか。
喋る内容も重要ですが、誰が言っているのかということも重要です。
低品質でチープなスーツは自分の価値を下げてしまいます。
特に応募数が多い人気企業だとライバルも多いので見た目から差をつけていかなければなりません。
良いスーツは素材・仕立てがこだわって作られているので低品質のスーツと違って見た目に上品さ、清潔感、高級感があります。
転職活動ではスーツを選ぶ際は自分自身の価値を上げるため「高品質な良いスーツ」を選ぶようにすることがおすすめです。
【スーツ-高級生地ブランドはどこ?】上品で上質に見えるスーツ選びに役立つ生地ブランドをご紹介。
2.ポイント②-正しいサイズを着こなす
高品質な良いスーツを選んだとしてもサイズ選びが正しくなければ元も子もありません。
スーツを着る上でサイズ選びも印象を左右するため非常に重要です。
サイズが合っていなければ野暮ったい、だらしない、安っぽい印象となってしまいます。
若い人で多いのが転職活動でもオシャレを求めてピタピタの細身のスーツを求める勘違いな男性がいます。
面接はオシャレをしに行く場所でもなければ、オシャレな人が受かる場所でもありません。
必ず自分の体型に合ったサイズを選ぶことが重要です。
◇スーツのサイズ10個のチェックポイント
①襟が首から胸に綺麗に沿っている
②肩口にシワがない
③ジャケットのボタンを閉めた際、フロントジワが出ない
④着丈はヒップが隠れる長さ
⑤ツキジワが出ない
⑥袖丈はシャツが1.5センチから2.0センチ程度出る長さ
⑦スラックスのポケットが開かない、浮かない
⑧タック、プリーツが入っているスラックスはタック、プリーツが開かない
⑨スラックスの股下は靴にかかる長さ
⑩スリーピーススーツのベストはお腹が隠れる長さ(転職活動ではスリーピーススーツは不向き)
スーツは【サイズを間違えなければ似合う。】チェックする10個のポイント。
3.ポイント③-色柄の選び方
色や柄は人の印象を左右するため、転職活動ではスーツの色柄の選び方も重要です。
転職活動でのスーツの色柄は「ネイビー」・「ブラック」・「グレー」の「無地」・「シャドーストライプ」が用いられます。
派手な色柄はTPOにそぐわないことがありますので、避けるようにしてください。
なかでも「ネイビーの無地」がおすすめです。
「ネイビー」はビジネスの基本色であり、派手すぎず、地味すぎず、多くの業界・業種で使うことができます。
ブラックやグレーは全体のシルエットが引き締まって落ち着いて見えますが、顔映りが暗くなることがあります。
ネイビーは顔映りが明るく、清潔感、上品さを演出してくれ、尚且つ全体のシルエットも引き締まって見えます。
注意点として低品質のネイビーの無地のスーツだと安っぽく、学生のリクルートスーツのように見えてしまうことが多いです。
そのためポイント①でもご紹介したように素材・仕立てにこだわったスーツを選ぶようにしてください。
ネイビーのスーツといっても濃いネイビーから淡いネイビーまで種類があります。
堅い業界は濃いネイビー、比較的ゆるい業界では明るすぎないネイビーをおすすめします。
【ビジネスマンが必ず持っておきたい1着】は紺無地スーツ。理由をご紹介。
4.ポイント④-ワイシャツの襟型と色柄
転職活動でのワイシャツは「白の無地」が基本となります。
ワイシャツにはさまざまな襟型がありますが、おすすめは「セミワイドカラー」・「ワイドカラー」をおすすめします。
セミワイドカラーは襟の開きがレギュラーカラーよりも広い襟型。
ワイドカラーはセミワイドカラーよりも襟の開きが広い襟型です。
セミワイドカラー、ワイドカラーのワイシャツはレギュラーカラーに比べて首回りをスッキリと見せ、ガッチリした体型や細身の体型の人、多くの人に似合いやすい襟型です。
ビジネスシーンにおいて美しく襟元が決まるので上品な印象を演出してくれます。
稀に転職活動においても襟の先にボタンが付いた「ボタンダウン」を選ぶ人がいますが、ボタンダウンはカジュアルなシーンで着るものなので避けるようにしてください。
ワイシャツ・ドレスシャツの「サイズが合わない」「こだわりたい」人の買い方・選び方のご紹介。
5.ポイント⑤-ネクタイの選び方
転職活動で馬鹿にできないのが「ネクタイ」。
たかがネクタイと軽視する男性も多いですが、第一印象に左右する大事なアイテムです。
ネクタイの選び方としては自分が相手に与えたい印象と企業が求める人物像に合わせて選ぶことが重要となります。
◇ネクタイの色の印象
■青色
誠実、真面目、知的、堅実
■赤色
積極性、行動的、情熱、やる気
■黄色
社交的、明るい、親近感
■緑色
協調性、穏やか、安心
■ピンク
優しい、柔らかい
■グレー
落ち着き、調和
■茶色
堅実、落ち着き、包容力
◇ネクタイの柄の印象
■ドット(小さめ)
上品
■チェック
親しみ
■小紋
落ち着き
■レジメンタル
真面目
選ぶ色柄によって第一印象が変わってきます。
自分の伝えたい良さ、相手の求める人物像、受ける企業によってネクタイの色柄を使い分けることが重要です。
ネクタイを【簡単におしゃれに見せる方法】とは!?【ディンプル】を作ることでワンランクアップ。
◇おすすめしない色柄
■黒、白、紫色、奇抜なカラー
■ペイズリー、大きめのドット
■レジメンタル(外資系企業)
6.ポイント⑥-革靴の選び方
革靴には内羽根、外羽根、ストレートチップ、ウイングチップとさまざまなデザインがあります。
革靴はデザインによってフォーマル度も変わります。
転職活動ではキッチリとした身だしなみや服装が求められるのでフォーマル度が高い革靴が良しとされています。
多くの革靴のなかで「黒の内羽根のストレートチップ」は一番フォーマル度が高い革靴となります。
黒の内羽根のストレートチップは冠婚葬祭でも一番適していると言われる革靴です。
内羽根とは靴紐を通すハトメ部分とアッパー(足の甲部分)が一体となっている作りです。
ストレートチップとは靴のつま先に横一線に入っているデザインの革靴です。
ストレートチップはその見た目から「上品さ」、「誠実さ」、「知的」といった印象を演出します。
ストレートチップは汎用性の高さから持っている男性も多い革靴ですが、面接に行く前は必ず綺麗に磨いていくようにしてください。
かかとが擦り減っている、くたびれているようであるならば買い替えることをおすすめします。
革靴は履いている人の印象を左右します。
靴がボロボロや汚れているとビジネスシーンにおいてだらしない、ズボラな印象となってしまいます。
【高い革靴と安い革靴のメリット・デメリット】仕事ではどちらを選ぶのが正解?【高い革靴と安い革靴のメリット・デメリット】仕事ではどちらを選ぶのが正解?
7.ポイント⑦-靴下の選び方
スーツやワイシャツ、ネクタイ、靴と気を配っていても意外と忘れられるのが「靴下」。
スーツの着こなしにおいて靴下は非常に重要ですが、靴下の合わせを手を抜く男性も多いです。
ビジネスシーンにおいて素肌が見えるということはNGです。
そのため靴下の長さは「ロングホーズ(ハイソックス)」、「スリクォーターズ(ロングホーズの3分の2ほどの長さ)」が最適。
ロングホーズ、スリクォーターズは座った際にも素肌が見えません。
ふくらはぎより下の長さの「ロークルー」やくるぶし丈の「アンクレット」は座った際に素肌が見えるので避けるようにしてください。
スーツでの靴下の合わせ方はスーツの色に合わせるか、靴の色に合わせるのが一般的です。
転職活動ではおすすめしたネイビーのスーツと同系色の靴下か黒の革靴の靴下に合わせるようにしてください。
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転職活動での内定の獲得、成功に近づくスーツの選び方、着こなしのポイントを7つご紹介しました。
転職活動においてスーツの着こなしはその人の人間性が見えるので非常に重要です。
話す内容や中身で勝負といっても第一印象が悪ければ興味を持ってもらえません。
まず話を聞いてもらう、印象良く話を聞いてもらうため、スーツの選択、着こなしにも力を入れるようにしてください。
今回ご紹介した内容が皆様の参考になれば幸いです。
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