スーツを購入した際に胸ポケット・腰ポケット・肩周り・裾(ベント)についている白い糸。
ポケット、肩、裾(ベント)についているこの糸は「しつけ糸」と呼ばれる糸のことです。
「しつけ糸は外しても大丈夫なのか?」
「切ったらそこからほつれてしまうのではないか?」
心配でしつけ糸を切るのを躊躇う、悩む人も多いのではないでしょうか?
「しつけ糸は外すものなのか?」
「そのままにしておくものなのか?」
と悩む人に向けてしつけ糸はどうするべきかをご紹介します。
しつけ糸は外す?そのまま?どっちが正解?
スーツの胸ポケットや腰ポケットを塞ぐ糸、肩、裾(ベント)についている「しつけ糸」はどうするのが正解なのか?
スーツの「しつけ糸は外すのが正解です。」
しつけ糸は縫い目やスーツの形を正しく整える、型崩れしてしまわないためについている仮の糸です。
しつけ糸を切ったらほつれてしまうのではないか?と心配する人もいますが切ってしまっても大丈夫な糸です。
胸ポケットのしつけ糸は外さなければポケットチーフを挿すことができません。
ベントと呼ばれるスーツの裾部分のしつけ糸も外さなければ見た目も悪いことに加え、ベントの割れ目としつけ糸の間に物が引っかかって生地が破れることがあります。
そのためしつけ糸は必ず切ってとらなければなりません。
切る際に生地、裏地は切らないように注意しなければなりません。
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しつけ糸は何故つけられているのか?
しつけ糸は胸や腰のポケットの裏地、表地を正しく縫い合わせるためにつけられています。
生地の裁断後に縫い合わされ、縫製の最初の作業から付けられています。
お店によってはお客様に引き渡す際に外してくれているところもあります。
しつけ糸は基本全て外すものですが、腰ポケットのしつけ糸だけを外さず着用する人もいます。
スーツの腰ポケットには基本物を入れません。
腰ポケットのしつけ糸を外してしまうと物を入れてしまうため外さない、シルエットが崩れるのが嫌という理由でしつけ糸を外さない人もいます。
といってもほとんどの人がしつけ糸を外しますので、余程のこだわりがない限り外しても問題ありません。
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スーツ・コートの袖口のタグは外す?そのまま?どっちが正解?
スーツ・コートの袖口に付いているタグ。
袖口のタグを外さないで着用している人は結構いらっしゃいます。
「袖口に付いているタグもしつけ糸と同様に外すのが正解です。」
袖口に付いているタグはスーツ・コートの生地が「どこの生地を使っているか」などを購入者に分かりやすく付いているタグです。
袖のタグをそのままにしておくと非常にカッコ悪くダサいです。
周囲の人から指摘される前に袖口のタグは外すようにしてくて下さい。
男性だけでなく、女性でもコートの袖口にタグをつけっぱなしの人がいます。
パートナーがコートのタグをつけっぱなしにしていたら優しく教えてあげることをおすすめします。
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まとめ
しつけ糸は外すものなのか?そのままにしておくものなのか?と悩む人に向けてしつけ糸はどうするべきかをご紹介しました。
しつけ糸や袖口についているタグは全て外すのが正解です。
外すさなければせっかく高いスーツやオシャレなスーツを着ていても、台無しにするほど恥ずかしい思いをしてしまうことがあります。
上記でもご紹介しましたがお店によってはしつけ糸は外してくれています。
好みによってしつけ糸を外さない人もいるためお店の方針によって外さないお店もあります。
外して欲しい場合は「しつけ糸を外しておいてください」とお店に依頼。
外して欲しくない場合はお店に「しつけ糸はそのままにしておいて下さい」と依頼するようにしてください。
しつけ糸を外す、外さないはお店によって方針が違いますのでしつけ糸が外れていないことでお店にクレームをつけないようにしてください。
しつけ糸が外れていない場合は自分で外すようにしてください。
しつけ糸を外して欲しくない場合は必ず「しつけ糸は外さないで下さい」と依頼するようにして下さい。
今回ご紹介した内容が皆様のお役に立てば幸いです。