男性、女性問わず愛されている人気ブランド<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>。
ビジネスマンたるもの、仕事のビジネススタイルだけに力を入れていれば良いわけではありません。
オフの日のカジュアルスタイル、普段のコーディネートにも力を入れることで新たな発見やセンスが磨かれます。
そのため私服にも力を入れなければなりません。
しかしブランドの数が多すぎて休日のスタイルにどのブランドを選べば良いのかわからない。。
どんな私服を選べばわからない。。
そんなビジネスマンもいるのではないでしょうか。
私服のブランド選びでお困りのビジネスマンに私服で取り入れてもらいたいブランド<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>。
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>とはいったいどんなブランドなのか?特徴・価格をご紹介します。
メゾンマルジェラ/Maison Margielaとはどんなブランド?
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>とは1988年にフランスパリで設立されたラグジュアリーブランドです。
マルジェラではメンズ・レディース・シューズ・アクセサリー・フレグランスの多くのアイテムを展開。
男性・女性を問わず多くの人から支持される人気のあるブランドです。
設立当初は<メゾン・マルタン・マルジェラ/Maison Martin Margiela>というブランド名でしたが、2015年にブランド名を<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>に改名。
設立デザイナーであるマルタン・マルジェラ/Martin Margielaは衣服の再構築、再定義、ショーの手法はファッションの歴史に大きな影響を与えました。
2009年には表舞台からデザインチームにメゾンを引き継ぎ、2014年からはジパンシー、ディオールのデザイナーを務めたジョン・ガリアーノ/JOHNGALLIANOがクリエイティブディレクターに就任しています。
ジョン・ガリアーノ/JOHNGALLIANOは革新的、独創的なデザイナーとして知られています。
マルジェラはクラシックをベースに破壊、再構築するのがアイデンティティ。
ジョンガリアーノも度合いは強くなるものの既存の価値観を破壊するアバンギャルド性を持つデザイナー。
アイデンティティが合致するため起用されました。
マルタン・マルジェラ/Martin Margielaはどんな人物なのか?
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>を設立したマルタン・マルジェラ/Martin Margielaはどんな人物なのか?
マルタン・マルジェラ/Martin Margielaは1957年のベルギー生まれ。
1979年に世界で権威のあるベルギーのファッション機関アントワープ王立芸術アカデミーに入学。
ドリス・ヴァン・ノッテンなどの伝説と言われる「アントワープ6人」らと同期であり、マルジェラも並び称されるデザイナーです。
1984年にはジャンポール・ゴルチエのショーに感銘を受け、1984年〜1987年アシストとして
修行。
1988年に自身のレーベル「メゾン・マルタン・マルジェラ/Maison Martin Margiela」を設立。
1989年春夏にパリコレにデビュー。
1989年はゆったりとしたシルエットのワードロープがパリコレで主流のなか、マルジェラはタイトなシルエットのワードロープを発表。
1990年代以降のトレンドとなったタイトなシルエットはマルジェラの影響が大きいと言われています。
1998年-1999年秋冬から2004年春夏までエルメスのレディースのプレタポルテのデザインを兼任。
1998年にはコムデギャルソンとのコラボレーションもおこなっております。
そして2009年にデザインチームにメゾンを引き継ぎ、表舞台から姿を消しています。
マルジェラは顔写真もほとんど公表せずインタビューなども書面を通して行われて表舞台にはほとんど現れないミステリアスなイメージで知られています。
マルジェラが歴史に名前を残すようになった要因は「反モード」が特徴です。
現状のファッションショー、スタイリングを否定するかのような破壊的な洋服を提案。
デニムをビリビリに破り、ボロボロのニットを使い、作業員がペイントで汚したような靴を履きカジュアルとハイブランドを融合させたのは歴史的偉業と言われています。
今では当たり前となっているクラッシュデニム、ミリタリーファッション、ペインティングのアイテムはマルジェラの功績が大きいといっても過言ではないとも言われています。
【ドリス・ヴァン・ノッテン/DRISE VAN NOTEN】の特徴まとめ。私服で取り入れたいブランド。
メゾンマルジェラ/Maison Margielaの特徴とは?
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>は「デコンストラクションブランド」、「デストロイコレクション」と称されるのが特徴です。
デコンストラクションとは「脱構築」という意味であり、衣服を再構築するということはメゾンマルジェラの根幹でもあります。
衣服の再構築とはワードロープのラインやシルエットを新たに作り直すということです。
ワードロープは本来、身体のボディラインに合わせるもの。
しかしマルジェラではパターンにこだわることで身体のボディラインに合わせなくても美しいウェアを生み出せることを証明しました。
デザインではブランドロゴや派手さを押し出したデザインではなく、上品なデザイン。
メゾンマルジェラの服を着るとシルエットが美しく洗練されたデザイン、素材の上品さが味わえます。
メゾンマルジェラは「クラシック」がベースとなっています。
ジャケット、ニット、スラックスなどの着こなしがわかりやすいアイテムにペイント加工や裏にある縫い目を表に出すインサイドアウト手法を加えることでカジュアルに崩しています。
シンプルながら着回ししやすい、流行に左右されず長い時間使えるアイテムを取り揃えているのもマルジェラの特徴です。
メゾンマルジェラ/Maison Margielaのアイコンとは?
メゾンマルジェラ/Maison Margielaのアイコンは「4隅に止められた糸」、「カレンダータグ」がアイコンです。
◇ 4隅に止められた糸
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>のあらゆるアイテムには「4隅に止められた糸」が入っています。
アウター、トップスなら背中、パンツならお尻の上、財布やカードケースにも入っていることもあります。
「4隅に止められた糸」は切り取ったタグをイメージしています。
もともとブランドネームではなく、服そのもので良さを見てもらいたいという想いが込められています。
しかし現在ではこの「4隅に止められた糸」がアイコンになってしまっています。
◇カレンダータグ
マルジェラのアイテムには0〜23までの数字が刻印されたタグが付いています。
■カレンダータグの意味
この数字には意味があり、◯で囲われた数字がその服のラインを現しています。
0-手仕事によりフォルムを作り直した女性のための服
010-手仕事によりフォルムを作り直した男性のための服
1-女性のためのコレクション
3-フレグランスのコレクション
4-女性のためのワードロープ
8-アイウェアのコレクション
10-男性のためのコレクション
11-女性と男性のためのアクセサリーコレクション
12-ファインジュエリーのコレクション
13-オブジェ、出版物
14-男性のためのワードロープ
22-男性と女性のための靴コレクション
それぞれのアイテムのカレンダータグに付いている◯には上記のような意味があります。
意味がない番号もあります。
番号では「男性のためのコレクション」と「男性のためのワードロープ」とありますがどう違うのか?疑問を感じると思います。
コレクションはシーズンのアイテム、ワードロープは定番のアイテムになります。
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メゾンマルジェラ/Maison Margielaのおすすめアイテム
メゾンマルジェラのアイテムはどれも上品でおすすめですが、なかでもおすすめは「ハの字ライダース」、「カラーレスジャケット」、「財布・カードケース」、「反転ロゴTシャツ・パーカー(スウェット)」です。
◇ハの字ライダース
ハの字ライダースは胸から胴まで漢字の「八の字」のように二本のジッパーがデザインされているライダースジャケットです。
ライダースジャケットにハの字を加えるだけでシンプルながらもデザイン性のある仕上がりになっています。
デザイン性の高さ、コーディネートのしやすさ、多くの芸能人や著名人も着用している人気のライダースジャケットです。
価格はおおよそ¥350.000円ほど。
※価格は前後しますので詳しくは取扱店で確認してください。
価格:352,000円 |
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◇カラーレスジャケット
テーラードジャケットの象徴ともいえる「襟」部分、「ボタン」を取り除きテーラードジャケットを崩したジャケットです。
メゾンマルジェラのカラーレスジャケットは着回しがしやすく、上質な素材感、美しいシルエットは着る人を洗練された上品な雰囲気にしてくれます。
価格はおおよそ¥130.000円ほど。
※価格は前後しますので詳しくは取扱店で確認してください。
◇財布・カードケース
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>の財布・カードケースにはアイコンである「四隅で止められた糸」、「カレンダータグ」が使われています。
洗練されたデザイン性、スタイリッシュ性、一目で<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>とわかるので男性・女性問わず人気が高いアイテムです。
◇反転ロゴTシャツパーカー(スウェット)
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>では「Maison Margiela」のロゴの「Maison」部分を反転させたTシャツやパーカーのアイテムは人気があります。
一枚の単品使い、ジャケットの下にもインナーとして取り入れることができるので、コーディネートがしやすく実用的でおすすめです。
カラーレスジャケットともコーディネートされても素敵です。
Maison Margiela メゾンマルジェラ ミニロゴ Tシャツ S30GC0701 S22816 半袖Tシャツ メンズ レディース 価格:39,600円 |
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メゾンマルジェラ/Maison Margielaの価格帯
メゾンマルジェラ/Maison Margielaにチャレンジしたいという人は「いったいどれくらいの価格なのか?」と気になると思います。
シーズンや時期によって価格は変わりますが、メゾンマルジェラ/Maison Margielaのメンズのアイテムのおおよその価格についてご紹介します。
※公式オンラインストアを参考にしています。
シーズンや時期によって変わります。
◇価格
・ジャケット
おおよそ¥130.000円ほど〜
・ニット
おおよそ¥70.000円ほど〜
・スウェットシャツ
おおよそ¥80.000円ほど〜
・トップス
おおよそ¥30.000円ほど〜
・シャツ
おおよそ¥40.000円ほど〜
・パンツ
おおよそ¥80.000円ほど〜
・スニーカー
おおよそ¥80.000円ほど〜
・バッグ
形や大きさによって価格が変わります。
ボディバッグ、バムバッグであればおおよそ¥60.000円ほど〜。
レザーを使ったものであれば¥200.000円を超えるものもあります。
・小物
財布やカードホルダーなど小物でも価格は変わります。
カードホルダーはおおよそ¥30.000円ほど〜。
財布はおおよそ¥40.000円ほど〜。
※価格は前後するので詳しくは取扱店で確認してください。
MM6/エムエムシックスとは?
男性にはあまり関係ないかもしれませんがMM6/エムエムシックスとは<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>のレディースのセカンドライン。
上記でご紹介したカレンダータグの女性の服を意味する「6」のカテゴリーが独立したものです。
高い人気を誇り、彼女や奥様にプレゼントされたら喜ばれるアイテムばかりです。
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>の年齢層とは?
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>を着用しようと思っても気になるのが年齢層。
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>は20代の若い人に人気がある、40代からの大人の人に人気があるといった一定の年齢層に人気があるブランドではありません。
デザイン性の高さから20代から50代と年齢問わず、男性・女性から愛用されています。
気に入ったアイテムがあれば年齢を気にせずにコーディネートに取り入れられたら良いです。
まとめ
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>はメンズ、レディースの製品を展開するフランスのラグジュアリーブランド。
設立者であるマルタン・マルジェラ/Martin Margielaは衣服の再構築、再定義によってファッションの歴史に大きな影響を与えた人物。
「デコンストラクションブランド」、「デストロイコレクション」と称されるのが特徴。
クラシックをベースとして脱構築的なコレクションは美しいシルエット、洗練されたデザインで着る人を上品に演出してくれます。
四隅に止められた糸、カレンダータグがアイコンです。
設立者であるマルタン・マルジェラ/Martin Margielaは2009年に表舞台から去り、2014年からはジパンシー、ディオールのデザイナーを務めたジョン・ガリアーノ/JOHNGALLIANOがクリエイティブディレクターに就任しています。
<メゾンマルジェラ/Maison Margiela>は年齢を問わず愛される人気のブランドです。
私服のブランド選びにお困りの人は一度検討されたらどうでしょうか。
今回ご紹介した内容が皆様の私服のブランド選びの参考になれば幸いです。