「ファッション・洋服が好き」
これからアパレル店員になりたい。アパレル店員への転職を考えるなら気になるのが「仕事内容」「自分に向いているのか?」ということ。
■アパレル店員とは実際にどんな仕事をしているのか?
■アパレル店員に向いている人・向いてない人とはどんな人なのか?
アパレル店員の仕事内容だけでなく、アパレル店員を続けていくうえでの「しんどさ」・「大変さ」・「楽しさ」もお伝えします。
楽しさ・しんどさを知ることで「自分がアパレル店員に向いているのか?」「向いていないのか?」イメージしもやすくなります。
実際にアパレル業界で10年以上働いている経験をもつ筆者がご紹介します。
アパレル店員はどんな仕事をするのか?
アパレル店員とはご存知のように【主にお客様に洋服を販売する仕事】です。
ご来店・お問い合わせいただいたお客様のニーズに応えて商品・コーディネートを提案します。
アパレル店員は接客以外にも商品管理、店内のレイアウト、ディスプレイ、今ではSNSの発信などもおこないます。
アパレル店員の詳しい仕事内容
アパレル店員は洋服を販売する「接客だけ」と思われる人がいます。
しかしアパレル店員は「商品管理」・「店内のレイアウト」・「ディスプレイ」・「SNSの発信」と仕事量は少なくありません。
【アパレル店員の仕事内容】接客
ご来店いただいたお客様にアプローチをし「何の商品のどんな商品を探しているのか?」をヒアリング。
要望に合う商品・コーディネートを提案。
必要であれば採寸。次回ご来店いただくためのアフターフォロー。
新作入荷の時期がくればご来店のアプローチ。
ときにはクレーム対応もおこないます。
【アパレル店員の仕事内容】商品管理
商品の荷受け・検品・品出し・ストックの整理・返品・在庫の管理をおこないます。
【アパレル店員の仕事内容】ディスプレイ
「ディスプレイ」で着せ付けをするマネキンでは単純に洋服を着せればいいだけではありません。
マネキンには「新作の商品」・「打ち出したい洋服」を効果的に見せる必要があります。
お店のセンスが問われる重要な仕事になります。
【アパレル店員の仕事内容】レイアウト
レイアウトでは単純に洋服を並べるわけではありません。
売れる場所にシーズンに合った商品を綺麗に陳列しなければなりません。
在庫状況・消費者心理・気候・トレンドを考えて並べなければなりません。
【アパレル店員の仕事内容】 SNS発信
「新作のご紹介」・「コーディネートのご紹介」・「イベントの告知」を店舗ごとにさまざまなSNSで発信。
アパレル店員はしんどい?大変?楽しい?
アパレル店員になる、転職するなら「しんどくて大変」。
「決してラクな仕事ではない」ということは覚悟していたほうがいいです。
反面、「もちろん楽しさもあります」
しんどい・大変さを乗り越えて「アパレル店員が楽しくて」続けている人も多いです。
アパレル店員では「華やか」、「ラクそう」、「楽しそう」、「オシャレ」だから目指そうと考えている人は多いです。
経験したことがない人から見れば「華やか」で「オシャレそう」に見えるかもしれません。
アパレル店員は地味な作業も多いです。
アパレル店員は「華やか」、「ラクそう」と考え、アパレル店員への就職・転職を考える人は考え直されたほうがいいかもしれません。
アパレル店員がしんどい・大変な面
①体力がいる
アパレル店員は朝から夜まで立ち続けで接客をしなければなりません。
商品管理の面では入荷の数量点検・返品・ストック整理と力が必要な場面も多いです。
体が慣れるとさほど思いませんが、体が慣れるまでは大変です。
②土日に休みにくい
土曜日・日曜日は集客が多い曜日です。
店側としても混み合う曜日には多めに人員配置をしたいので土日には休みにくいです。
年末年始も年末商戦・初売りとお客様が集中するので休みがとりずらいです。
若い年齢時期は周りの友人が土日遊んでいるのを羨ましくも感じます。
閑散期の土日であれば休みがとりやすいですが、繁忙期の休みは大事な用事以外は休みはとりずらいと考えておいたほうがいいです。
③売れない
アパレル店員では「個人にノルマがない」といっても「お店の予算」や「お店の目標」があります。
お店が売れていないとテナントから追い出される、店舗閉鎖に追い込まれてしまいます。
店舗を継続させるためには売上はとらなければなりません。
アパレル店員は洋服を売るのが主な仕事なので、「お店が売れていない」、「周囲が売っていて自分は売っていない」となると精神的にしんどくなることも多いです。
アパレル店員が楽しい・嬉しい・続けて良かった面
①お客様が自分を求めてきて来店してくれる
お客様が自分の接客・提案を気に入ってくれて、次回以降も自分目当てに来店してくれるのはとても嬉しいです。
自分の接客・提案を信頼してくれるというのは自信にもなります。
②売れたとき・売れているとき
一生懸命に接客・提案をしてお客様にご購入いただいたときはとても嬉しいです。
とくにコーディネート販売で売れてお客様に喜んでいただけたら大変嬉しいです。
③平日に休める
平日に休みをとれることは土日だと混む場所でも比較的にすいていることが多いです。
人気の飲食店・テーマパークは土日に比べて行きやすく、旅行では平日のほうが価格も安いです。
平日休みに慣れてしまうと土日の休みに混む場所に行くのがしんどくなります。
平日に休めるアパレル店員を続けて良かったと実感できます。
アパレル店員はどんな人に向いている?向いていない人は?
アパレル業界・ファッション業界で10年以上の経験をもつ筆者が感じる「アパレル店員に向いている人」、「アパレル店員に向いていない人」についてご紹介します。
アパレル店員に向いている人・向いていない人
①洋服がある程度好き
アパレル店員はお客様に洋服を販売するうえでお客様よりもファッションや洋服に詳しくないといけないことも多いです。
ファッション業界のトレンドは日々変わっていくので勉強・情報収集は必須です。
洋服がある程度好きな人は自然と情報を収集しているのでアパレル店員に向いている傾向です。
また洋服が好きでなくとも成績を上げたいという人も自然と情報収集・勉強をするので向いています。
まったく興味がない、成績も上げたいと思っていない人は情報収集・勉強する気にもならないのでアパレル店員は向いていない傾向でしょう。
②接客が好き
アパレル店員は接客をして洋服を説明・提案し販売するのが主な仕事です。
物怖じしない人、積極性がある人、コミュニケーションがうまい人はアパレル店員には向いている傾向です。
向いていない人の傾向では、アパレル店員はご来店いただいたお客様には自分から喋りかけることも多いので「声かけが苦手」、「人と接するのが苦手」という人には向いてないでしょう。
しかし最初は苦手であっても数をこなしていくうちに接客慣れしていく人も多いです。
③メンタルが強い
アパレル店員に限らず販売業では「売れることもあれば売れないときもあります」。
売れているときはとても嬉しく気分も上がりますが、売れないときは「悔しい」、「辛い」、「しんどい」と気持ちが沈んでしまいます。
アパレル店員を続けていると売れないときもあるのでメンタルが強い人のほうが向いている傾向です。
これからアパレル店員を目指す人に役立つ「アパレル店員の仕事内容」、「向いている人」、「向いていない人」の傾向をご紹介しました。
アパレル店員は一見華やかそうに見える業種ですが、「楽しい」ことばかりでなく「しんどさ」もある業種です。
アパレル店員を目指すなら楽しさとしんどさを知ったうえで入社すると入社してからのギャップが少なくて済みます。
これからアパレル店員を目指す、転職する人はぜひ参考にしてください。