ご購入いただいたお客様に感謝を込めて書く「サンキューレター」。
アパレル店員にとって「サンキューレター」は欠かせないツール。
しかしアパレル店員のなかには、
「サンキューレターって出したほうがいいの?」
「サンキューレターは書く意味があるのか?」
とサンキューレターを出すか悩む、疑問に思っている人もいます。
アパレル店員にとって「サンキューレター」はお客様と大切なコミュニケーションツールです。
アパレル経験10年以上の筆者が「サンキューレターを出すか悩む人」や「書く意味があるのか?」と悩む人に「サンキューレター」を出すメリットをご紹介します。
サンキューレター・お礼状は書く意味ある?
アパレル店員でご購入いただいたお客様に出す「サンキューレター」や「お礼状」は書く意味があります。
「わざわざサンキューレターやお礼状なんて。。」
「書くのが面倒。。」
なんて思うかもしれません。
確かにサンキューレターやお礼状は書くのが面倒ですが出すことによって「メリット」があります。
サンキューレターやお礼状を書くか悩んでいるなら、悩むくらいならまずは書きましょう。
サンキューレターを書くメリット
▫︎顧客化に繋がる
▫︎売上を伸ばすことができる
▫︎クレームが発生した場合、お客様の怒りを軽減できる
アパレル店員をしている人にとって「顧客を増やしたい」「売上を伸ばしたい」「この人をまた接客したい」「クレームの発生率・怒りを抑えたい」と思っている人は多いです。
「サンキューレター」や「お礼状」を書くことで顧客化、未来の売上、クレーム予防に繋げることができます。
アパレル店員として熱い思いがあるならサンキューレターを面倒がらず恥ずかしがらず、ぜひとも書きましょう。
【サンキューレターのメリット】顧客化に繋がる
サンキューレターは書くことによって自分の顧客化できる可能性が少し上がります。
サンキューレターはアパレル店員をしていると常識と思われるかもしれません。
しかし多くの人が面倒、出しても意味がないと「さぼりがち」です。
多くのアパレル店員は「接客」をして、「ご購入」、「ありがとうございました」、「また来てくれるだろう」で終わりがちです。
今日、昨日接客をしたお客様を少しでも自分の顧客にする可能性を上げるなら、周りのアパレル販売員と差をつけるためにもサンキューレターは書きましょう。
顧客化の第一歩です。
サンキューレター・お礼状は読まない人もいる
お客様によっては残念ながらサンキューレターを読まない、見ないということも当然あります。
サンキューレターが読まれない、見られないなら書いても意味ないと感じるかもしれません。
しかしお客様によっては「律儀にお手紙を書いてきてくれたから次回も接客してもらいたい」。
このアパレル店員さんはほかの人と違って「信用できる」と「安心感」を思ってくれる人も少なからずいます。
ご来店いただいた際、あなたをご指名で呼んでくれるなんてこともあります。
筆者もサンキューレター・お礼状を出して読まれないなんてことも多くあります。
しかし人によっては電話でわざわざ次回のご来店日を連絡してきてくれる。ご来店の際に自分を指名をしてくれる人もいます。
極端な人では筆者が不在時に購入してしまうと「成績に影響してしまうのではないか?」と不在時に買うのを避ける人もいます。
サンキューレター・お礼状は手間・面倒と思うかもしれませんが、こんな経験をしてしまうと出してて良かったと実感します。
サンキューレターは自分の顧客を作りたいなら送って損はないので、ぜひ送るようにしましょう。
売上を伸ばすことができる
サンキューレターやお礼状を書くことによって自分の顧客化にすることに成功したら売上を伸ばすことができます。
顧客化に成功したら「新作のご紹介」、「イベントのご案内」といった来店アプローチがしやすくなります。
何度も接客をしているとお客様の趣味趣向が理解できますので、お好みの商品も提案しやすくなります。
「決定率」や「セット率」を上げることができるので売上を伸ばすことができます。
お客様のお好みの商品を提案できているとお客様からの信頼も高くなりお連れ様を連れてきてくれるなんてこともあります。
クレームが発生した場合、お客様の怒りを軽減できる
サンキューレターでは何か不備があった際にお客様の怒りを軽減することができます。
サンキューレターの内容に「何かございましたら自分の名前まで」とたった一言加えるだけで、お客様の怒りを軽減できます。
上記でご紹介したようにサンキューレターは多くのアパレル店員が出すことをさぼりがちなです。
普段届かないサンキューレターが届いたお客様の印象からすれば「律儀な人」「親切な人」と印象つけることができます。
もしご購入いただいた商品に不備があった場合でも相談ベースで話してくれやすくなります。
「何かこざいましたら自分まで」と書いておくことで、クレームがあった場合に自分に言ってくれやすくなるので、同僚のスタッフに迷惑もかけにくくなります。
もちろんお客様によってはサンキューレター関係なくお怒りになられる場合もあります。
しかしサンキューレターを送っておくことで何か起きた場合の怒りを軽減することができるので送っておいて損はありません。
サンキューレターを出す前に気をつけたいこと
サンキューレターを出す前に気をつけたいことは「サンキューレターを出してもいい人なのか?」「誰と来店していた」ということです。
お客様によっては「サンキューレターのようなDMは送って欲しくない」。「お店に行ったのを知られたくない」という人がいます。
サンキューレターの内容にしても一緒にご来店いただいた人については触れないのが賢明です。
ご来店いただいたのが旦那様、奥様、彼氏、彼女かわからないことも多いです。
安易に書いてしまうとクレームに繋がることがあります。
サンキューレターがクレームになった例
①.ご夫婦のような二人に販売
サンキューレターを送った際、内容に「次回も奥様とぜひご来店くださいませ」と記入。
実は女の人が浮気相手。
サンキューレターを見た奥様が旦那様に激怒し、激怒された旦那様からクレーム。
②.家族に内緒で購入
サンキューレターを送ったことで家族に購入したのが発覚。
家族に購入したのが発覚したことによって返品の申し入れのクレーム。
③.DMがお客様のもとに到着
DMが嫌いなお客様より「勝手にDMを送ってくるな」とお怒りのクレーム。
安全にサンキューレターを出す方法
せっかく感謝の気持ちを伝えるためにサンキューレターを出したのにクレームを言われてしまうと「せっかく出したのに送らなければよかった」と思ってしまいます。
だとしても「サンキューレターがクレームになるかもしれない」と考えて送らないのはもったいないです。
ポイントとしてはお会計後に「ぜひ感謝の気持ちや今後イベント、良い商品のご案内をしたいのでレターを送っても大丈夫でしょうか?」
メンバーズカードやポイントカードがあるお店では「ご登録いただいているご住所にDMを送っても大丈夫でしょうか?」
お客様にサンキューレターやDMを送る確認をとるとクレームになる確率を軽減させることができます。
お客様にサンキューレターやDMをお送りしたいと考えるなら確認をとると安全にサンキューレターやDMを送ることができます。
「サンキューレターを出すか悩む人」や「書く意味があるのか?」と悩む人に「サンキューレター」を出すメリットをご紹介しました。
今回ご紹介した内容が皆様のサンキューレターを出す参考になれば幸いです。